最近、白髪が増えてきた気がする……と気になっていませんか?
白髪が増えると、老けた印象に見えてしまうこともあり、できれば防ぎたいもの。
白髪染めで隠す方法もありますが、もっと根本的にケアできたらうれしいですよね。
この記事では、白髪の原因や、食事や生活習慣を見直すことでできる白髪ケアについて解説します。
白髪が増える原因とは
白髪は加齢とともに増えますが、実は食事や生活習慣も関係しています。
加齢によるメラニンの減少
髪の色は黒色を作る素となる「メラニン色素」によって黒くなります。
加齢とともに、このメラニンを作る細胞(メラノサイト)の働きが弱まり、髪が白くなっていくのです。
とくに30代半ば以降は、メラノサイトの機能が低下しやすく、白髪が目立ちやすくなります。
栄養不足や偏った食事
食事から十分な栄養を摂れていないと、髪を黒くする成分が不足してしまいます。
メラニンを作るには、亜鉛・たんぱく質・ビタミンB群・ビタミンCなどが欠かせません。
偏った食生活や極端なダイエットは、白髪を増やす原因につながるので注意が必要です。
とくに、加工品やジャンクフードなどは、髪にとってもからだ全体にとっても悪影響を及ぼすため、摂りすぎには気を付けましょう。
ストレスや睡眠不足
強いストレスや睡眠不足は、自律神経の乱れを引き起こし、血流を悪化させます。
血流が悪くなると、頭皮に栄養が届きにくくなり、メラニンの生成も低下。
結果として白髪が増えやすくなります。
白髪ケアのポイント
白髪を減らしたいなら、食事や生活習慣を見直すことが大切です。
赤色・黒色の食材を積極的に摂る
白髪ケアには、赤色や黒色の食材が役立ちます。
黒ごま、黒豆、ひじき、わかめなどの黒い食材には、髪に必要なミネラルやアミノ酸が豊富です。
また、トマトやカツオ、赤身の肉などの赤い食材は、血流を促して毛根に栄養を届けるサポートをしてくれます。
白髪対策にいい食材は「赤」と「黒」と意識してみてください。
チロシンが含まれる食材を積極的に摂る
メラニンの材料となる「チロシン」という成分をしっかり摂ることも大切です。
チロシンは、チーズ、大豆製品(納豆・豆腐など)、バナナ、ナッツ類などに多く含まれています。
普段の食事にこれらの食材を取り入れることは、メラニンの生成を助け、白髪予防につながります。
ストレス解消と睡眠対策をする
ストレスを減らし、質のいい睡眠をとることも白髪対策には欠かせません。
適度な運動やリラックスできる時間を持つことで、自律神経のバランスを整え、血流を改善できます。
また、睡眠不足はホルモンバランスを乱し、白髪を増やす原因にも。
寝る前はスマホを控え、リラックスできる環境を整えましょう。
白髪対策には漢方薬もおすすめ
食事や生活習慣の改善とあわせて、根本改善を目指す漢方薬を取り入れるのもひとつの方法です。
白髪は、頭皮や髪への血流不足やホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、過労などによってメラニン色素が作られなくなることが原因と考えられます。
そのため、白髪対策には「血流をよくして頭皮や髪の毛を作る細胞に栄養を届ける」「ホルモンバランスの乱れを改善して白髪を予防する」や「自律神経の乱れを整えてストレスを緩和し、睡眠の質を改善する」「消化・吸収の機能をよくして髪に必要な栄養を作る」などの生薬を含む漢方薬が用いられます。
白髪対策におすすめの漢方薬
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
加齢によって衰えた生殖器系や泌尿器系の機能を高めることで、からだを温めて血流をよくします。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
女性ホルモンの変動によって乱れた精神を安定させて、イライラや不眠などに働きかけます。
漢方薬は、白髪だけでなく、髪のパサつきや頭皮環境の乱れなどへのアプローチも期待できます。
ただし、大切なのは「自分の体質に合ったものを選ぶこと」。
漢方は、一人ひとりのからだの状態に合わせて処方を考えるものなので、合わないものを選んでしまうと、十分な効果を感じられないことがあります。
そこで活用したいのが、オンラインサービスの「あんしん漢方」。
専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った漢方薬を選べるため、初めての人でも安心です。
しかも、自宅まで手ごろな価格で届けてくれるので、忙しくて店舗に行く時間がない人や、長く続けたい人にもぴったり。
髪の悩みを根本からケアしたいなら、一度試してみるのもいいかもしれません。
まとめ
白髪が増える原因は、加齢だけではなく、栄養不足やストレス、血流の悪化などさまざまです。
白髪対策には、黒ごまやひじき、トマトなどの食材を積極的に摂ることが大切。
また、ストレスを減らし、質のいい睡眠をとることも対策になります。
さらに、からだの内側から整える方法として、漢方薬を取り入れるのもおすすめ。
白髪を染めるだけでなく、からだの内側からケアして、健康的な黒髪を目指しましょう!
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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