「最近、肌のハリがなくなってきた」
「便秘がちでスッキリしない」
そんな悩みを感じ始めたら、食生活を見直すタイミングかもしれません。
玄米には、からだの内側からキレイをサポートしてくれる栄養がたっぷり。
今回は、健康や美容にうれしい玄米の力についてわかりやすく解説します。
アンチエイジングに玄米が選ばれる理由
玄米は、白米よりも多くの栄養を含んでいることで知られています。
とくに、美容と健康のカギを握る成分がたくさん含まれているのです。
食物繊維で腸を整える
玄米には、白米の約7倍もの食物繊維が含まれています。
食物繊維は、腸の働きを活発にし、便秘の改善や腸内環境のバランスを整えます。
腸が整うと、肌の調子がよくなったり、免疫力が高まったりと、うれしい変化がたくさん。
毎日すっきりすごしたい人や、肌荒れが気になる人にも、玄米はぴったりの食材です。
老廃物を流す“デトックス効果”
玄米に含まれるフィチン酸は、からだの中にたまった不要なものを排出する働きが特徴です。
とくに、カドミウムや鉛などの重金属といった、食品から知らずに摂ってしまう有害物質のデトックスに役立つといわれています。
ビタミンE・ポリフェノールで抗酸化ケア
アンチエイジングに欠かせないのが、からだの酸化を防ぐ“抗酸化作用”。
玄米には、細胞の老化を抑えるビタミンEやポリフェノールが豊富に含まれており、シミ・シワの予防にもつながります。
玄米が向いている人・気をつけたい人
玄米は美容にいい成分がたくさん含まれていますが、体質や体調によって合わない場合もあります。
ここでは、玄米が合いやすい人・注意が必要な人の特徴を紹介します。
便秘や肥満が気になる人におすすめ
便秘がちだったり、年齢とともに体重が増えてきたり……そんな体質の人には玄米がおすすめです。
腸内環境を整えることで便通がスムーズになり、毎日のスッキリ感が変わってきます。
さらに、玄米は血糖値の急な上昇を抑える働きもあるため、肥満予防にも役立ちます。
消化力が弱い人や胃腸が弱っているときは注意
玄米は食物繊維が多く、消化にやや時間がかかる食材。
胃腸が弱っているときは、柔らかく炊く、玄米は1日おきにしてみるなどの工夫が必要です。
食後におなかが張る、下痢気味になる場合は、自分に合った方法で取り入れてみてください。
毎日の食事に玄米を取り入れるコツ
玄米はちょっと扱いづらいと思われがちですが、続けやすい工夫をすれば問題ありません。
ここでは、無理なく玄米を生活に取り入れるポイントを紹介します。
白米に混ぜて炊く・発芽玄米を使う
いきなりすべて玄米にするのが難しいと感じる場合は、白米に少し混ぜて炊くだけでも効果があります。
また、発芽玄米なら、ふっくら炊きやすく、消化にもやさしいのでおすすめです。
よく噛んで食べる
玄米は噛みごたえがあるため、自然と咀嚼回数が増えます。
よく噛むことで満腹感が得られ、食べすぎ防止にもつながります。
また、消化吸収もスムーズになり、胃腸への負担が軽くなるため、よく噛むことを心がけましょう。
アンチエイジングには漢方薬もおすすめ
食事だけで整えきれないときは、心とからだのバランスを整える漢方薬の力を借りるのもひとつの方法です。
アンチエイジングには
- 肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
- 水分の循環をよくして肌に潤いを与える
- 血流をよくして肌に栄養をいきわたらせる
- ホルモンバランスの乱れを整える
などの働きを持つ漢方薬を体質に合わせて選びます。
アンチエイジングにおすすめの漢方薬
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
加齢とともに低下しがちな生殖器系や泌尿器系の機能を改善します。
四肢が冷えて疲れやすい人に。
- 人参養栄湯(にんじんようえいとう)
からだのエネルギーや栄養を補うことで、心身の衰えに働きかけます。
食欲不振や手足の冷え、貧血がある人に。
同じ年齢でも、年齢による悩みや体質の変化は人それぞれです。
漢方薬は、その人の体質や状態に合わせて選ぶことで、本来の力を発揮します。
自分に合った漢方を見つけたいときは、オンラインで相談できる「あんしん漢方」がおすすめです。
あんしん漢方は、オンラインで自分にぴったりの漢方薬を注文できるサービス。
漢方薬に精通した薬剤師が、AIを用いながらオーダーメイドで選んでくれます。
お試しもあるため、この機会にぜひご利用ください。
まとめ
玄米は、腸活やデトックス、抗酸化作用など、アンチエイジングに役立つ要素が豊富です。
最初は白米に混ぜて少しずつ取り入れながら、自分の体質に合うかを確かめてみましょう。
必要に応じて、漢方薬の力も借りることで、より効果的な体質改善が目指せますよ。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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