「推し活してるのに、なんだかつらい」
そんな気持ちを抱えたことはありませんか?
推しの活動休止や、供給過多による情報疲れ。
気づかないうちに、心がついていけなくなることもあります。
今回は、“推し疲れ”に悩む人に向けて、心のセルフケアをご紹介します。
その不調、もしかして“推し疲れ”かも
楽しくて始めたはずの推し活。
でもふと「なんかしんどい」と感じる瞬間があるのは自然なことです。
まずは、推し疲れの背景やからだへの影響についてみていきましょう。
推し活なのに、つらいと感じてしまう理由
推し活が疲れの原因になるなんて、自分でも驚いてしまいますよね。
活動休止や炎上、SNSでの過剰供給など、心が追いつかないタイミングが続くと、感情が大きく揺さぶられます。
また、推し活にお金を使いすぎてしまい、疲れてしまうというケースも。
ライブやグッズなどにお金がかかりすぎてしまったり、逆に買えなかったりして落ち込んでしまうのです。
「好きなのに苦しい」
そんな矛盾に、心がついていけなくなります。
推し疲れは“気”が足りないサイン
漢方では、心とからだを動かすエネルギーを「気」と呼びます。
感情の起伏や、無理をして追いかけ続ける生活は、気を消耗させてしまいます。
気が不足すると、やる気が出ない、落ち込みやすい、イライラする……といった不調が出やすくなるのです。
推し活中に心を整えるためにできること
推し疲れには、優しく心を整えるケアが必要です。
ここでは、日常でできることを紹介します。
無理に元気を出そうとしない
「楽しまなきゃ」と無理をすると、かえって心が苦しくなります。
つらいときは、あえて推しの情報から少し距離を置いてもいいのです。
SNSや配信に追いつこうと頑張りすぎていませんか?
「見なきゃ」「参加しなきゃ」というプレッシャーが知らないうちにストレスになっていることもあります。
実際、「推しから離れたら冷めてしまうかも」と不安になる人もいますが、そうとは限りません。
疲れた心を立て直してから、また自然と応援したくなる気持ちが戻ってくることもあります。
感情にフタをせず「今の自分は疲れている」と認めることが、回復への第一歩です。
推し活を“やめる”のではなく、ほんの少し“休む”という選択も、自分を守る大事な方法です。
生活リズムを整えて“気”を補う
夜更かしや食事の偏りは、気の消耗につながります。
毎日のリズムを整えることは、気をチャージする基本。
とくに寝不足は、心の余裕を奪い、情緒の不安定さにつながりやすくなります。
まずは、朝日を浴びて体内時計をリセットする、3食をなるべく同じ時間に摂るなど、できる範囲で意識してみましょう。
栄養のある食事と、深い呼吸、心地いい入浴時間など、ちょっとした習慣を積み重ねるだけでも、気の巡りは整っていきます。
適度な運動や、湯船につかりながらの深呼吸もおすすめです。
からだを整えることが、心の安定にもつながっていきます。
推し疲れを癒す漢方の力
セルフケアをしても疲れが取れないときは、からだの内側から立て直すサポートがあると心強いもの。
漢方薬は、“気”の不足を補い、心とからだを一緒に整えるケアとして注目されています。
“気”を補い、心を安定させる漢方薬
推し疲れによる落ち込みや無気力には、エネルギーが不足する「気虚(ききょ)」の状態が関わっているかもしれません。
そんなときに使われるのが、以下のような漢方薬です。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):「気」を補充することで、疲労を回復しからだに気力を充実させます。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):とくに上半身にこもった「気」の巡りを促すことで、自律神経を整えストレスやイライラ、ほてりを緩和します。
漢方薬は飲むだけで症状の改善が目指せるので、簡単に推し疲れ対策ができますよ。
体質や症状に合わせて選ぶのがポイント
漢方薬は「なんとなくこれ」で選ぶより、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
自分にぴったりの漢方薬であれば、根本的な改善を目指せることに加え、体質の改善も期待できます。
自分に合う漢方薬を探すには
どれを選べばいいかわからないときは、あんしん漢方のようなオンライン相談サービスを使うのもおすすめです。
スマホから体質をチェックし、専門の薬剤師が一人ひとりに合った処方を提案してくれます。
気になるお値段も、漢方薬なのにリーズナブル。
自宅に届くので、初めてでも気軽に始められるのが魅力です。
まとめ
推し活がつらいと感じたとき、自分を責めるのではなく「心のSOSかも」と受け止めてみましょう。
“推し疲れ”は、心の問題だけでなく、気の消耗という視点でもとらえられます。
生活リズムを整えたり、必要に応じて漢方薬を取り入れたりすることで、少しずつ元気を取り戻せるはずです。
また楽しく推し活ができるように、自分をいたわる時間をつくってみてくださいね。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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