「夫の一言で涙が出た」それ、からだのSOSかも【産後クライシス】

「夫の一言に、どうしてこんなに傷つくの?」

産後の涙やイライラ、実はからだのSOSかもしれません。

この記事では、産後クライシスと“からだの変化”の関係や対策について紹介します。

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産後クライシスとは

出産後、パートナーとの関係がギクシャクしてしまうことはありませんか?

ちょっとした一言に過敏になったり、思わず涙が出たり……。

「私っておかしいのかな」と自分を責めてしまう方もいるかもしれません。

こうした状態は、産後クライシスと呼ばれます。

産後クライシスとは、出産をきっかけにパートナーとのすれ違いや不満が強まり、夫婦関係が悪化する状態のことです。

一時的なものと思われがちですが、放っておくと修復に時間がかかることもあり、早めに気づくことが大切です。

産後クライシスはなぜ起きる?

産後クライシスは「気持ちの問題」だけではありません。

その背景には、ホルモンバランスの変化やからだの疲れ、そして漢方の視点で見る“気血の不足”が関係していると考えられています。

ホルモンの変化や疲れ

妊娠・出産を経て、女性のからだは大きく変化します。

とくに、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンは産後に急激に減少。

この変化により、気分が落ち込みやすくなったり、涙もろくなったりすることがあります。

また、赤ちゃん中心の生活によって睡眠不足や疲れも重なり、心の余裕を持ちにくくなります。

こうした状況では、パートナーの些細な言動が大きなストレスに感じられてしまうのも無理はありません。

「気血」の不足

東洋医学では、出産後の女性は「血(けつ)」を大量に失い、「気(き)」も消耗していると考えます。

血はからだと心を安定させるエネルギー源。

気は意欲や行動力を支える存在です。

この2つが不足すると、イライラしやすくなったり、気分が沈みやすくなったりします。

さらに、気血の不足によって体力も落ち、ちょっとしたことでも過敏に反応しやすくなります

つまり、産後クライシスは心の疲れだけではなく「からだの疲れ」が引き金になって起こっている可能性があるのです。

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産後クライシスの乗り越え方

産後のすれ違いを深刻化させないためには、まず「自分を責めすぎないこと」が大切です。

そして、心とからだの両方に目を向けながら、少しずつ整えていきましょう。

まずは「回復」が最優先

産後は休む暇もないかもしれませんが、少しでも休息できる時間を確保することが第一歩です。

家事の手を抜いたり、周囲に頼ったりして、自分のからだをいたわる時間を意識的につくってみましょう。

また「なんだか調子が戻らない」と感じるときは、無理をせず体調を整えることに集中してみてください。

パートナーとの会話は“ゆるく”がポイント

「わかってほしい」「察してほしい」と思っても、産後の複雑な気持ちはうまく伝わらないこともあります。

そんなときは、少し距離を取って“ゆるく”会話するのもひとつの方法です。

たとえば「今日は眠れていないからちょっとイライラしてる」と伝えるだけでも、相手が状況を理解しやすくなります。

完璧な関係を目指すより「今はこういう時期」と共有することが、関係修復につながります。

産後クライシスには漢方薬もおすすめ

産後の心とからだを根本から整えていく方法として、漢方薬を取り入れるのもおすすめです。

産後のメンタルケアには、「ホルモンバランスや自律神経の乱れを整える」「消化・吸収機能を改善して心とからだを元気にする」「気分の落ち込みを改善する」といった生薬を含む漢方薬が選ばれます。

産後のメンタルケア対策におすすめの漢方薬

  • 芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)

胃腸の働きをよくして体力低下に働きかけるとともに、精神を安定させることで産後の神経症にも働きかけます。

  • 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

カッとなりやすい、イライラしやすいなどの興奮を抑え、精神症状に働きかけます。

自分に合った漢方薬を選ぶには「あんしん漢方」がおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師が、AIを用いながら相談にのってくれるオンラインサービス。

薬は自宅に届くので、なかなか病院に行けない産後でも安心です。

産後の心身のケアに、ぜひ漢方薬を取り入れてみてください。

まとめ

産後クライシスは「性格」や「相性」の問題ではなく、からだのSOSサインであることも少なくありません。

ホルモンの変化や気血の不足が、心に影響を与えている可能性があります。

まずは「自分が悪い」と責めるのではなく、「今は回復のとき」ととらえることが大切です。

少しずつ体調を整え、心のゆとりを取り戻すことで、パートナーとの関係にも前向きな変化が生まれるかもしれません。

自分をいたわるケアとして、漢方薬を取り入れてみるのも選択肢のひとつ。

「私らしさ」を取り戻すために、今日からできることを少しずつ始めていきましょう。

この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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