「最近、無理がきかない」は危険信号?『内臓ケア』で根本から対策へ

「昔より疲れやすい」「ちょっとの無理で寝込むようになった」そんな体調の変化に気づいていながら「年齢のせいかな」と見過ごしていませんか?

30代後半〜40代は、仕事や家事、育児に追われる日々を過ごす多忙な世代、その疲れやすさは、ただの年齢や忙しさだけではなく、内臓の衰え=内側の不調が関係しているかもしれません

今回は、東洋医学の視点から「昔より疲れやすい」原因と、日常でできる“内臓ケア”の方法をご紹介します。

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「昔より疲れやすい」原因は内臓の衰えかも

見た目は変わらなくても、からだの内側は少しずつ変化しています。

東洋医学では、疲れやすさは“気”や“腎”の不足によって起こると考えられています。

東洋医学でいう「気」が足りていない

「気」は、からだを動かすエネルギー源のようなもの。

元気・気力・免疫力といった働きに深く関わっています。

この「気」が不足した状態を「気虚(ききょ)」といい、疲れやすい・食欲がない・やる気が出ない・風邪をひきやすいといった不調が出やすくなります。

「寝ても疲れが取れない」「以前より動くのがつらい」と感じたら、気が不足しているサインかもしれません。

「腎」が弱ると回復力も落ちる

東洋医学では、腎(じん)は泌尿器系、生殖器系をさし、生命力を支える大切な働きがあります。

体力やホルモンバランス、水分代謝、老化などにも関わっており、“若さを保つ源”ともいえる存在です。

この腎の働きが弱まった状態は「腎虚(じんきょ)」と呼ばれ、疲れがなかなか取れない、足腰がだるい、夜中にトイレで目が覚める、髪のパサつきや耳の聞こえにくさなど、さまざまな不調があらわれます。

とくに40代以降は、加齢とともに腎の機能が低下しやすくなるとされているため、放っておかずに早めのケアを意識することが大切です。

日常生活でできる「内臓ケア」

疲れやすさを感じたら、生活のなかで内臓をいたわる習慣を取り入れてみましょう。

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朝は白湯、夜はしっかり休息を

内臓を元気に保つには、朝と夜の過ごし方がポイントです。

起きたてのからだにやさしいのが白湯(さゆ)。

白湯とは、水を沸騰させた後に50~60℃まで冷ましたもののことで、内臓をじんわりと温めてくれます。

飲むことで血流がよくなり、基礎代謝の向上にもつながるとされています。

冷たい飲み物は避けて、朝は白湯をゆっくり飲んでスタートを切ってみましょう。

夜は、質のいい睡眠をとることが大切です。

とくに「腎」のケアには、十分な睡眠が欠かせません。

寝る前のスマホや強い照明は避けて、からだと心を落ち着かせる時間を意識してみてください。

食事は「胃腸の負担を減らす」がカギ

胃腸がしっかり働いてこそ、エネルギーを補うことができます。

冷たいもの、脂っこいもの、甘いものの摂りすぎは、胃腸を疲れさせる原因に。

あたたかくて消化のいい食事を意識することが、内臓の負担軽減につながります。

食べすぎも禁物。腹八分目を心がけ、よく噛んで食べることも胃腸にやさしい習慣です。

漢方薬で内臓の働きを根本から整える

生活の見直しとあわせて、体質に合った漢方薬を取り入れることで、より根本的な改善が期待できます。

「気虚」におすすめの漢方薬

「朝から疲れている」「食欲がない」と感じる方には、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」がよく使われます。

胃腸の働きを高めて、気をつくることで、エネルギー不足による不調をやわらげてくれます。

また、「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」も気をつくる漢方薬の一つで、病後や疲労時の体力回復にも使われます。

「腎虚」にアプローチする漢方薬

腎の衰えによる疲労には、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」や「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」といった処方が使われます。

これらは、腎の働きを補い、からだの水分バランスや冷え、排尿トラブルなども整えてくれます。

腰がだるい・足が冷える・夜中に何度も起きるといった症状があれば、腎虚のサインかもしれません。

迷ったらプロに相談

漢方薬は「症状」だけでなく「体質」によって選び方が変わるのが特徴です。

「自分に合う漢方薬がわからない」と迷ったときは、専門家に相談するのが安心です。

オンライン漢方相談サービス「あんしん漢方」なら、自宅にいながらプロに相談でき、自分に合った漢方を提案してもらえます。

購入した漢方薬は自宅に届くので、忙しい人でも続けやすい仕組みが整っています。

まとめ

「昔より疲れやすい」「無理がきかなくなった」と感じたときこそ、自分の内側と向き合うチャンスです。

東洋医学では、そうした変化は「気虚」や「腎虚」といった内臓のエネルギー不足が関係していると考えられています。

白湯や食事の工夫、そして体質に合った漢方薬──。

どれもすぐに始められる“内臓ケア”のひとつです。

からだの声にやさしく耳を傾け、年齢とうまく付き合いながら、毎日を健やかに過ごしていきましょう。

この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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