便秘・肌荒れに悩んだら…昔ながらの「ぬか漬け」がおすすめな3つの理由

腸内環境を整えたい。

腸活がブームとなっている近年、あらためて注目されているのが「ぬか漬け」です。

ぬか漬けとは、米ぬかに塩や水を混ぜて発酵させた「ぬか床」に野菜を漬け込んだ、日本の伝統的な漬物のことです。

日本の食卓に昔からあるぬか漬けが、腸活にぴったりな理由はどこにあるのでしょうか。

便秘や肌荒れに悩む方にも摂り入れやすい、身近な発酵食品の魅力をご紹介します。

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ぬか漬けが“腸活に効く”3つの理由

ぬか漬けが腸にいいといわれるのには、しっかりとした理由があります。

ここでは、その働きを3つの視点から解説します。

植物性乳酸菌が腸まで届きやすい

ぬか漬けには、発酵の過程で「植物性乳酸菌」がたっぷりと育ちます。

植物性乳酸菌は、ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌に比べて、酸や熱に強いのが特徴。

胃酸で死滅しにくく、生きたまま腸に届きやすいとされています。

そのため、腸内の善玉菌をサポートし、腸内フローラのバランスを整える力が期待できるのです。

発酵の力で酵素やビタミンもとれる

ぬか床は乳酸菌だけでなく、さまざまな微生物が共存しながら発酵を進めています。

この発酵の過程で、酵素やビタミンB群などが生成。

これらは消化や代謝を助ける成分であり、腸の働きを内側から支えてくれます

とくにビタミンB群は、肌や粘膜の再生にも関係しているため、肌荒れに悩む方にもぴったりです。

野菜と一緒に食物繊維もとれる

ぬか漬けは、野菜そのものをおいしく食べられる発酵食品です。

ぬか床の酵素の働きにより、野菜に含まれるアミノ酸やペプチドがアップ。

生で食べるよりもうまみが増しているのです。

また、野菜に含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになります。

とくに「水溶性食物繊維」は、善玉菌の増殖を助けるプレバイオティクスとして注目されています。

ぬか漬けにすることで、野菜をより手軽に、そしておいしく食べられる点も大きなメリットです。

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毎日でも続けやすい!ぬか漬けの魅力

腸活は「継続」がカギ。

しかし、忙しい毎日で習慣化するのは意外と難しいですよね。

そんななか、ぬか漬けは手軽に続けやすい工夫がたくさんあります。

市販・簡易ぬか床でもスタート可能

ぬか床と聞くと「手間がかかりそう」と思う方もいるかもしれません。

でも最近は、冷蔵庫で保存できる簡易ぬか床や、袋のまま保存できるタイプも多く販売されています。

忙しい方や初心者でも気軽に始められる工夫がされています。

また、スーパーで購入できるぬか漬けもおすすめです。

発酵が止まっていない商品なら、しっかり乳酸菌が含まれています。

季節の野菜で腸活も食卓も豊かに

きゅうり、にんじん、大根、ナス、パプリカ、ミニトマト……。

ぬか漬けにできる野菜は季節によって変わります。

旬の野菜を選べば、栄養価も高く、味わいも豊かに

日によって違う味わいが楽しめるため、飽きずに続けられるのも魅力です。

食卓の彩りが増え、料理に一品添える楽しさも広がります。

腸活を続けるために意識したい生活習慣

ぬか漬けを食べるだけでなく、腸にやさしい生活習慣を心がけることで、腸活の効果をさらに実感しやすくなります。

睡眠と運動で腸の動きをサポート

腸は自律神経の影響を強く受ける臓器です。

夜ふかしやストレスが続くと、腸のぜん動運動(食べ物を送り出す動き)が鈍くなり、便秘やガスだまりの原因になります。

また、運動も大切な腸活の要素のひとつです。

運動をすることで血流がよくなり、腸の働きが活発になります。

毎日自分に合った長さの睡眠と、軽いストレッチやウォーキングなど、無理のない範囲での運動を心がけましょう。

食物繊維や水分もしっかり補う

ぬか漬けの野菜だけでは、十分な食物繊維をとるのがむずかしい日もあります。

そんなときは、海藻・きのこ・穀類・果物などから食物繊維を補うようにしましょう。

水分も不足すると便が硬くなってしまうため、こまめな水分補給も大切です。

腸の動きを助ける「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」をバランスよくとるのが理想です。

サプリや健康食品も上手に利用

毎日の食事だけで腸活を完璧にするのは難しいという方は、腸活サプリメントの力を借りるのもいい選択です。

乳酸菌・ビフィズス菌・酪酸菌などを含んだプロバイオティクスや、オリゴ糖・食物繊維などのプレバイオティクスを組み合わせたサプリは、現代人にとって心強い味方。

あくまで「補助」として上手に取り入れることで、食生活をムリなく支えてくれます。

まとめ

便秘や肌荒れが続いていると「体質だから仕方ないのかも」とあきらめたくなることもあるかもしれません。

でも、昔ながらのぬか漬けには、植物性乳酸菌や酵素、ビタミンなど腸を整える力がしっかりと詰まっています。

少しずつ、身近に取り入れていける“食べる腸活”として、ぜひぬか漬けを見直してみませんか

無理なく、おいしく、楽しく。

ぬか漬けをきっかけに、あなたらしい腸活ライフをはじめてみましょう。

この記事の監修者

山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。

手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。

【今日から腸活】
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