「怒りたくないのに止まらない」育児中ママのための漢方的メンタルケア

「また子どもに怒ってしまった」「優しくしたかったのに……」そんなふうに落ち込んだ経験はありませんか?

子育て中は、心に余裕がなくなることも多く、自分でもびっくりするほど感情的になってしまう瞬間があります。

でもそれは、あなたの性格や努力不足のせいではなく、からだの状態が大きく関係しているかもしれません

今回は、育児中のママに起こりやすい「感情の乱れ」の原因と、その対処法について、東洋医学の視点からわかりやすくご紹介します。

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育児中に感情が不安定になる理由

まずは、なぜ育児中にイライラしやすくなるのかをみていきましょう。

からだの中で起きている変化を知ることで、自分を責める気持ちが少しやわらぐかもしれません。

ホルモンバランスの変化

出産や授乳にともない、女性ホルモンの分泌は大きく変化します。

とくにエストロゲンというホルモンが急激に減ると、気分の落ち込みや不安感、怒りっぽさが出やすくなります

これは「産後うつ」と呼ばれる状態にもつながる可能性があり、決してめずらしいことではありません。

ホルモンによる心の不安定さは、“がんばり”ではどうにもならない部分もあるのです。

自律神経の乱れ

夜中の授乳や抱っこ、寝かしつけなどで睡眠が不規則になると、自律神経のバランスも崩れやすくなります。

自律神経とは、呼吸・体温・睡眠・感情などをコントロールする神経です。

この神経が乱れると、疲れているのに眠れない、焦りや不安が強くなる、感情のコントロールがきかない……といった不調があらわれます。

体力・気力の低下

出産後は、体力の回復にも時間がかかります。

育児や家事の連続で、自分をいたわる時間がなく、気づかないうちに“エネルギー切れ”になっている人も多いでしょう。

東洋医学では、このような状態を「気虚(ききょ)」と呼びます。

気虚とは、からだのエネルギーが不足して、疲れやすい・やる気が出ない・風邪をひきやすいといった状態

エネルギー不足のまま無理を続けると、イライラや不安感としてあらわれやすくなります。

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からだを整えると、心もゆるむ

感情が乱れやすいときは、心を落ち着けようとする前に、「まずからだを整える」ことを意識してみてください。

食事・睡眠の習慣を見直す

甘いものやパンなど炭水化物ばかりになっていませんか?

からだをつくる食事が乱れると、心も不安定になりやすくなります。

忙しいなかでも、できる範囲でバランスのとれた食事を心がけましょう。

野菜やたんぱく質を意識してとり入れたり、冷たいものを避けて温かいスープにしたりするだけでも、からだが温まり、消化もスムーズになります。

また、質のいい睡眠をとるために、スマホは寝る1時間前には手放し、ゆったりした音楽や白湯などでリラックスするのも効果的です。

気持ちを「放す」時間をつくる

24時間子どもと向き合っていると、自分のことが後回しになりがちです。

でも、ほんの5分でも自分のための時間を取ることで、心に余裕が生まれます。

  • お気に入りの音楽を聴く
  • ゆっくり入浴する時間をとる
  • 一人でお茶を飲む など

家族の協力を得ながら「わたしだけの時間」を意識的につくることが、心のクールダウンにつながります。

「感情=体調」のサインととらえる

怒りっぽくなったり、涙もろくなったりするのは、からだからのSOSかもしれません。

自分の感情を「コントロールできない」と責めるより、「今ちょっと体調が崩れているんだな」とやさしく受け止めてあげましょう。

自分の状態に気づくことが、回復への第一歩になります。

漢方薬で“内側”からやさしく整える

感情の乱れが続くときは、漢方薬を活用するのもひとつの方法です。

漢方薬は、ホルモンバランスや自律神経の乱れを整え、心とからだ全体を本来の安定した状態に近づけていくのが得意です。

とくにストレスケアには、次のような作用をもつ漢方薬を選びます。

  • 気分の落ち込みを改善する
  • 自律神経のバランスを整える
  • イライラや興奮を鎮める
  • 消化・吸収機能を改善してからだの内側から心とからだを元気にする

育児ストレスにおすすめの漢方薬

  • 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

胃腸が弱く、神経が高ぶってイライラしやすい人におすすめです。

自律神経の興奮を抑えることで心身のバランスを整え、イライラだけでなく不眠や歯ぎしりの改善にも役立ちます。

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

だるくてなかなか疲れがとれない、食欲がない人におすすめです。

胃腸の消化・吸収機能の働きを高めて、疲労を回復させます。

漢方薬は、体質や状態によって合う種類が異なります。

「どれを選べばいいかわからない」「自己判断で飲んでいいの?」と迷う人には、オンライン相談型の漢方サービス「あんしん漢方」がおすすめです。

スマホで簡単に体質診断を受けられ、自分にぴったりの漢方薬が自宅に届きます。

薬剤師のサポートもあるので、はじめての人でも安心して利用できます。

まとめ

育児中のイライラや感情の乱れは、誰にでも起こりうることです。

ホルモンの変化、睡眠不足、体力の低下など、さまざまな要因が積み重なって、心の余裕が失われてしまうのです。

でも、自分を責めなくて大丈夫。

まずは「わたしのからだ、ちょっとがんばりすぎてるかも」と気づくことから始めましょう

からだを整え、心にやさしく向き合う時間をつくることで、きっと毎日が少しずつラクになっていきます。

この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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