忘年会続きで胃腸が悲鳴?今こそ始めたい腸活生活

忘年会続きで胃腸が悲鳴?今こそ始めたい腸活生活

年末年始は、忘年会や新年会など、つい食べすぎ・飲みすぎてしまうイベントが盛りだくさん。

「胃が重たい」「お通じが悪い」「肌の調子がなんだか悪い」んなサインに気づいている方もいるのではないでしょうか。

からだに出る不調の多くは、“腸”と深く関わっているかもしれません。

胃腸がつかれやすいこの時期だからこそ、腸を整える「腸活生活」でセルフケアをはじめてみませんか?

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胃腸が疲れると全身に影響が出てくる

まずは、食べすぎや飲みすぎで疲れた胃腸が、からだにどんな影響をもたらすのかみていきましょう。

胃腸の疲れが引き起こすからだの不調とは?

暴飲暴食が続くと、まずあらわれるのが「胃もたれ」や「胃痛」、「便秘」などの消化器系のトラブルです。

これは、胃腸が休む間もなく働かされている証拠。

また、腸は栄養を吸収するだけでなく、免疫機能の約7割が集まっている大切な場所。

腸内環境が乱れると、ウイルスや細菌に対する抵抗力も下がりやすくなります。

とくにこれからの季節は、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすくなる時期。

腸の調子が悪いと、そうした病気にもかかりやすくなるため、腸内環境を整えておくことが大切です。

「なんとなく不調」は腸のSOSかも

「最近なんだか調子が悪い」「肌のツヤがなくなってきた」「疲れが取れにくい」など、はっきりとした症状ではないけれど、なんとなく調子が悪いと感じることはありませんか?

こうした“なんとなく不調”の背景にも、腸の働きが関わっていることがあります。

とくに、腸内の善玉菌が減って悪玉菌が増えると、ガスがたまりやすくなったり、腸の動きが鈍くなったりして、体内に不要なものがたまりやすくなるのです。

腸からの「ちょっと休ませて!」というサインを見逃さないことが大切です。

腸内環境を整えると回復力が上がってくる

では、どうすれば腸のコンディションを整えられるのでしょうか?

ポイントは「善玉菌を増やす生活」と「腸に負担をかけない工夫」です。

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善玉菌を意識した食事を

腸内には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌という3つの菌がバランスを取りながら存在しています。

このバランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、腸内で有害物質が増え、便秘や肌荒れ、免疫力低下などの原因になります。

そのため、意識したいのが「善玉菌を増やす食事」です。

具体的には、

  • ヨーグルト、味噌、ぬか漬け、納豆などの発酵食品
  • 海藻類やキノコ、果物、野菜などに含まれる食物繊維
  • 玉ねぎやバナナなどのオリゴ糖を含む食品

これらを意識して取り入れることで、腸内の善玉菌が元気になり、腸内環境が整ってきます。

「ごはん+味噌汁+野菜のおかず」など、和食中心の食事を心がけるのも効果的です。

食事だけで難しいときはサプリを活用

とはいえ、忘年会続きで外食が多い、時間がなくてコンビニで済ませてしまう、という方も多いはず。

そんなときに役立つのが、腸活サプリメントです。

腸活サプリには、

  • ビフィズス菌や乳酸菌などのプロバイオティクス
  • 善玉菌のエサになるオリゴ糖や食物繊維(プレバイオティクス)
  • 腸の働きをサポートする酵素

などが含まれているものがあります。

とくに、飲み会が続いた翌日や便秘気味のときに取り入れると、腸の調子を整えやすくなります。

続けやすいカプセルタイプや、飲み物に混ぜられる粉末タイプなど、自分に合った形を選んでみましょう。

年末年始も、腸をいたわる意識を忘れずに

イベントが続くと、つい体調管理が後回しになりがちです。

でも、胃腸がつかれていると感じたら、しっかりケアしてあげることが大切です。

たとえば……

  • 食べすぎた翌日は食事量を控えて胃腸を休める
  • 温かい飲み物でからだを冷やさないようにする
  • 睡眠をしっかりとる
  • 散歩やストレッチなど軽い運動で腸を動かす

こうした小さな積み重ねが、腸を整え、全身の調子を整えることにつながります。

完璧を目指す必要はありません。

「できる範囲で、少しだけ意識する」ことがポイントです。

まとめ

忘年会や年末年始で胃腸に負担がかかりやすいこの時期。

「なんとなく調子が悪い」と感じたら、腸からのサインかもしれません。

腸を整えることは、便通や肌だけでなく、全身の回復力にもつながります。

食事やサプリで腸にやさしい習慣を取り入れて、内側から元気を取り戻していきましょう。

この記事の監修者

山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。

手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。

【今日から腸活】
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