冬の肩こり・腰痛がつらい人へ「冷えと血流」の漢方的ケアとは

寒くなると悪化する肩こりや腰痛、つらいですよね。

湿布やストレッチではなかなかラクにならず、「年齢のせいかな」とあきらめてしまう人も多いのではないでしょうか。

実はその痛み、冷えや血の巡りの悪さが関係しているかもしれません。

今回は、冬に肩こり・腰痛がつらくなる理由と、その対策としての漢方的なアプローチをご紹介します。

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冬に肩こり・腰痛がつらくなる理由

まずは、なぜ冬に痛みがひどくなるのかを見ていきましょう。

寒さで筋肉がこわばる

寒いと、自然と肩をすくめたり、背中を丸めたりしてしまいます。

こうした姿勢が続くと、肩や腰まわりの筋肉が緊張し、神経を圧迫してしまうのです。

それが「コリ」や「痛み」としてあらわれる原因になります。

とくに冬は寒さのために外出が減り、こたつに入ってテレビを見る……といったように、動く時間も短くなりがちです。

活動量が減ることで、筋肉がますます固まりやすくなります。

冷えで「気」や「血」の巡りが滞る

東洋医学では、私たちのからだを巡るエネルギーを「気(き)」、血液や栄養を「血(けつ)」と考えます。

寒さによってからだが冷えると、この「気」や「血」の巡りが滞り、痛みやだるさにつながるとされています。

冷えを放っておくと、慢性的な痛みにつながる可能性もあるため、早めの対策が大切です。

血流と冷えを意識した冬の痛み対策

コリや痛みをやわらげるには、からだの内側と外側、両方からのケアが重要です。

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軽い運動で筋肉をほぐす

寒いと家の中でじっとしていたくなりますが、動かさないでいると筋肉はどんどん硬くなります。

朝起きたときや、仕事の合間などに、軽いストレッチや体操をして筋肉をほぐしましょう。

血流がよくなり、コリや痛みの予防につながります。

ウォーキングやラジオ体操など、負担が少なく続けやすい運動から始めてみるのがおすすめです。

からだを温める

冷えを防ぐには、「首・手首・足首」の3つの“首”を冷やさないようにするのがポイントです。

マフラーやレッグウォーマーなどで保温すると、からだ全体の冷えがやわらぎます。

また、温かい飲み物や食事を摂るよう心がけ、内側からも温めましょう。

入浴はシャワーで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かると血流が促進され、筋肉の緊張もゆるみやすくなります。

冷えに効くツボを刺激する

冷えをやわらげるには、ツボを活用するのも効果的です。

ツボとは、東洋医学でからだの不調とつながっているとされるポイントのこと。

とくに「冷え」に関係するツボを刺激することで、血流が促され、肩や腰の痛みがやわらぎやすくなります。

おすすめは「三陰交(さんいんこう)」と呼ばれるツボです。

内くるぶしから指4本分ほど上、骨の後ろ側にあるツボで、血の巡りを整え、足の冷えや生理痛などにも使われます。

ここにカイロを貼ったり、お灸でじんわり温めたりすると、冷え対策に効果的です。

肩こりや腰痛に漢方薬という選択肢

外からのケアに加え、内側からからだを整える方法として、漢方薬を活用するのもひとつの方法です。

漢方薬はからだを内側から整える

漢方薬は、症状だけでなく体質や生活習慣なども含めて、からだ全体のバランスを整えることを目的としています。

肩こりや腰痛に対しては、冷えや血の巡りの悪さなど痛みの根本原因にアプローチしていきます。

西洋薬のように「痛みを一時的に抑える」のではなく、「なぜ痛みが出るのか」を見つめて、からだそのものを内側から整えていくのが漢方の考え方です。

とくに慢性的な痛みや、原因がはっきりしない不調には、漢方薬が力を発揮しやすいとされています。

肩こり・腰痛に使われる代表的な漢方薬

冬の肩こりや腰痛に使われる代表的な漢方薬をご紹介します。

  • 葛根湯(かっこんとう)

肩や首まわりの筋肉に潤いを与えて、コリや痙攣をほぐすことで痛みを緩和する漢方薬です。

  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

血流をよくし、からだを温めて、手足の冷えやしもやけ、下腹部や腰の冷えを改善する漢方薬です。

自分に合った漢方薬を選ぶには?

漢方薬は体質や体力、症状の出方によって選ぶものが変わります。

「なんとなく冷えている気がする」「慢性的なコリがある」など、自分の状態をしっかり知ることが大切です。

漢方外来を受診したり、市販の漢方薬を試したりする方法もありますが、選び方に迷ったら、専門家に相談するのがおすすめです。

たとえば、スマホで気軽に相談できる「あんしん漢方」なら、自分に合った漢方薬を薬剤師が提案してくれます。

続けやすい価格の漢方薬が自宅に届くので、忙しい人にもぴったりです。

まとめ

冬になると悪化しやすい肩こり・腰痛は、加齢だけが原因ではありません。

寒さによる冷えや血流の滞りが、痛みの引き金になっている可能性があります。

ストレッチや温活をして、からだを温めましょう。

東洋医学の視点を取り入れて漢方薬を試してみることもおすすめです。

「冷えやすい」「慢性的にこっている」「湿布やマッサージでもすっきりしない」といった人は、からだの内側から整えるケアを取り入れて、痛みの少ない冬を目指してみませんか?

この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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