睡眠スコアはいいのにスッキリしない…東洋医学の視点で睡眠改善を目指そう

「ウェアラブルデバイスで睡眠スコアは高いのに、なんだか疲れが取れない」「睡眠時間は足りているはずなのに、日中だるさを感じる」こんな悩みを抱えていませんか?

近年、スマートウォッチなどで手軽に睡眠を可視化できるようになりました。

しかし、スコアや時間といった数字だけでは測れない「睡眠の質」に悩む人が増えています。

今回は、数値だけではわからない睡眠の悩みの原因と、東洋医学の視点を取り入れた根本的な改善アプローチについてご紹介します。

質の高い休息を手に入れて、心もからだも軽やかな毎日を目指しましょう。

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睡眠スコアと回復感に「ズレ」が起きる理由

なぜ、睡眠計測デバイスのスコアと実際の体感には差が生まれるのでしょうか。

それは、デバイスの計測方法と、私たちが感じる「回復感」との間にギャップがあるからです。

デバイスは「データ」を見ている

多くのウェアラブルデバイスは、脳波を直接測定しているわけではありません。

心拍数やからだの動き、呼吸といった「からだのデータ」から、睡眠の状態を「推測」しています。

つまり、表示される睡眠スコアは「からだがどれだけ休息モードに入っていたか」を示す指標であり、「脳やからだがどれだけ回復したか」を直接示すものではないのです。

そのため「頭はスッキリしているけれど、からだはまだ修復中」といった状態では、体感とスコアにズレが生じることがあります。

「回復感」は自律神経のバランスが鍵

すっきりとした目覚めや日中の活力と深く関係しているのは、自律神経のバランスです。

自律神経には、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」があります。

健康な状態では、夜になると自然に副交感神経が優位になり、心身が休息モードに入ります。

しかし、ストレスや不規則な生活で自律神経が乱れると、夜になっても交感神経が活発なままになり、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするのです。

これが、睡眠時間を確保しても疲れが取れない「回復感のなさ」の原因のひとつとなります。

睡眠の「量」と「質」は別問題

十分な睡眠時間をとっていても、眠りが浅ければ、心身の疲労は回復しません。

質の高い睡眠とは、寝つきがよく、ぐっすり眠れて、朝すっきりと目覚められる状態を指します。

夜中に何度も目が覚める、夢ばかり見る、寝ても疲れが取れないといった実感がある場合、睡眠の「質」に問題が隠れている可能性があります。

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睡眠の質を上げるためのセルフケア

では、どうすれば睡眠の質を高めることができるのでしょうか。

日常生活で取り入れられる簡単なセルフケアをご紹介します。

朝日を浴びて体内時計をリセット

朝起きたら、まずカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう

朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、自然な眠気を促すホルモン「メラトニン」の分泌が促されます。

食事のタイミングを見直す

就寝直前の食事は、消化活動のために内臓が休まらず、睡眠の質を低下させる原因になります。

夕食は就寝の3時間前までに済ませるのが理想です。

眠りを浅くするカフェインは控えめにしましょう。

からだを温めてリラックス

ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、温かい飲み物を飲んだりして、からだの内側から温めることも効果的です。

体温が一度上がってから、再び下がり始めるときに自然な眠気が訪れます。

ただし、寝る前の激しい運動や熱すぎるお風呂は、交感神経を刺激してしまうため逆効果です。

「気・血・水」の巡りを整える東洋医学の視点

セルフケアを試しても改善しない場合、東洋医学の視点を取り入れてみるのもひとつの方法です。

東洋医学では、心とからだは一体であり、そのバランスが重要だと考えます。

不眠は「気・血・水」の乱れが原因

東洋医学では、私たちのからだは「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素で構成されていると考えられています。

これらが体内を過不足なくスムーズに巡ることで、心身の健康が保たれるのです。

  • 気:生命活動のエネルギー。気の巡りが滞ると、イライラや不安を引き起こし、不眠につながります。
  • 血:全身に栄養を運び、精神を安定させる働き。血が不足したり、血の巡りが悪くなったりすると、不安感や眠りの浅さにつながります。
  • 水:体内の水分。水の巡りが悪いと、冷えやめまいなどを引き起こし、夜間頻尿を引き起こすことがあります。

睡眠のスコアはいいのに回復感がないのは、この「気・血・水」のバランスが乱れているサインかもしれません。

漢方薬でからだの内側からアプローチ

乱れた心とからだのバランスを整え、根本から睡眠の質を改善するために、漢方薬の服用もおすすめです。

眠れない原因や体質に合わせて選ぶことで、漢方薬は自然な眠りをサポートします。

■睡眠の質を高めたい人におすすめの漢方薬

  • 酸棗仁湯(さんそうにんとう): 心身が疲れきって眠れない、過労やストレスがある人におすすめです。
  • 加味帰脾湯(かみきひとう): 胃腸が弱く、貧血気味で、不安やイライラを感じる人におすすめです。

自分に合った漢方薬を選ぶのが難しいと感じるかもしれません。

そんなときは、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談できるサービスを利用するのもいいでしょう。

あんしん漢方」では、専門家があなたの体質や症状に合った漢方薬を選んでくれます。

処方された薬は自宅に届くため、忙しい人でも手軽に漢方薬を始めることができますよ。

まとめ

ウェアラブルデバイスの睡眠スコアは、あくまでも目安のひとつです。

数字に一喜一憂するのではなく、ご自身の「回復感」という感覚を大切にしましょう。

もし、睡眠時間やスコアは十分なのに疲れが取れないと感じるなら、それはからだが発しているサインかもしれません。

生活習慣を見直し、「気」や「血」といった東洋医学の視点を取り入れて、質の高い休息を目指してみませんか。

それでも症状が改善しない場合は、一人で抱え込まず、専門の医療機関に相談することをおすすめします。

この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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