「食事を減らしているのに痩せない」「一度は痩せても、すぐ戻ってしまう」そんな悩みを抱えていませんか。
体重が気になると、早く結果を出したくなりますよね。
その気持ちから、自己流のダイエットを繰り返してしまう人は少なくありません。
ただ、無理なダイエットは、体重が落ちにくくなるだけでなく、だるさや冷え、イライラなどの不調につながることもあります。
大切なのは、一時的に体重を減らすことではなく、続けやすい方法でからだを整えることです。
今回は、やってはいけないダイエットの特徴と、無理なく続けられる整え方についてご紹介します。
やってはいけないダイエットとは
痩せたい気持ちが強いほど、極端な方法を選びたくなるかもしれません。
まずは、続けるほど逆効果になりやすいダイエットをみていきましょう。
食事を極端に減らすダイエット
食事量を急に減らす方法は、一見体重が短期間で落ちたようにみえるでしょう。
しかし、必要な栄養まで不足しやすく、筋肉量が減ってしまうおそれがあります。
筋肉が減ると、じっとしているときにも使われるエネルギーが少なくなります。
その結果、以前より痩せにくいからだになり、リバウンドしやすくなるのです。
また、空腹を我慢し続けることで、反動で食べすぎてしまう人もいます。
極端に食べない方法は、長く続けにくいダイエットといえるでしょう。
特定の食品だけに偏るダイエット
「これだけ食べれば痩せる」といった方法が流行することもあります。
しかし、特定の食品だけに偏ると、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルなどのバランスが崩れやすくなることに。
からだは、さまざまな栄養素を使って動いています。
どれかひとつでも不足すると、代謝がうまく回らず、疲れやすさや肌荒れ、便秘などが起こることがあります。
ダイエットは、食べる量だけでなく、何をどう食べるかも大事なのです。
偏った方法は、見た目にも体調にも悪影響を与えやすいので注意しましょう。
短期間で一気に痩せようとするダイエット
「1週間で3kg落としたい」など、短期間で急激に痩せようとする方法もおすすめできません。
急に体重を減らすと、体脂肪だけでなく、水分や筋肉まで減ってしまうことがあります。
さらに、からだは急な変化に対して“飢餓”のような状態に。
すると、少ない食事でもエネルギーをため込みやすくなり、ダイエット後に体重が戻りやすくなってしまうのです。
短期間で痩せようとした結果、かえって遠回りになってしまうといえるでしょう。
間違ったダイエットが不調につながる理由
自己流ダイエットを繰り返しているのにうまくいかない人は、からだの中で無理が起きているのかもしれません。
ここでは、間違ったダイエットが不調を招く理由をみていきましょう。
代謝が落ちて痩せにくくなる
食事を減らしすぎると、からだは省エネ状態になりやすくなります。
すると、エネルギーを使う力が弱まり、以前と同じ生活でも太りやすく感じることがあります。
とくに、何度もダイエットとリバウンドを繰り返している人は要注意です。
そのたびに筋肉が落ち、基礎代謝が下がると、ますます痩せにくくなってしまいます。
「食べていないのに痩せない」と感じる背景には、こうした流れが隠れていることもあります。
ホルモンバランスや自律神経が乱れやすい
無理な食事制限や強いストレスは、ホルモンバランスや自律神経にも影響します。
その結果、寝つきが悪い、イライラする、気分が落ち込む、月経が乱れるといった不調が出ることがあります。
また、ストレスが強いと、甘いものや脂っこいものを欲しやすくなる人もいます。
我慢の反動で食欲が暴走すると、ダイエットの継続はさらに難しくなることも。
心とからだの両方に負担がかかる方法は、結果的には続きません。
冷えや便秘などの不調を招く
食事量が少なすぎたり、栄養が偏ったりすると、からだを温める力が弱くなることがあります。
その結果、手足の冷えやだるさ、便秘、肌のくすみなどにつながることもあります。
「痩せるために頑張っているのに、なんとなく不調」という人は、方法を見直すタイミングかもしれません。
ダイエットは“減らす”より“整える”が大切
無理な我慢ではなく、続けやすい習慣に変えることがダイエット成功の近道です。
ここでは、からだを整えながら進めるポイントをご紹介します。
3食を基本に、栄養バランスを意識する
ダイエット中でも、食事を抜くより、3食をなるべく整えて食べるほうが安定しやすいでしょう。
主食、主菜、副菜をそろえる意識を持つだけでも、栄養の偏りを防ぎやすくなります。
とくに、筋肉の材料になるたんぱく質は大切です。
肉、魚、卵、大豆製品などを毎食のどこかで取り入れると、代謝の土台づくりに役立ちます。
極端に減らすのではなく、食べ方を整える視点が大切です。
睡眠と運動もダイエットの土台になる
痩せやすいからだを目指すには、食事だけでなく生活リズムも重要です。
睡眠不足が続くと、食欲が乱れやすくなり、甘いものや間食が増えやすくなることがあります。
また、運動は激しいものでなくてもかまいません。
ウォーキングや軽い筋トレ、ストレッチなど、続けやすいものから始めるのがポイントです。
毎日少しずつでも動く習慣は、代謝の維持や気分転換にもつながりますよ。
漢方薬で体質から見直す方法もある
「食事や運動を見直しても、なかなか変わらない」
そんなときは、痩せにくい体質に目を向けるのもひとつの方法です。
漢方薬は、医薬品として効果が認められており、肥満やむくみ、便秘、冷えなどの症状にも使われています。
単に体重を減らすのではなく、太りやすさの背景にある体質にアプローチする点が特徴です。
ダイエットでは、
- 脂質代謝を改善する
- 水分代謝を整える
- 便通を整える
- 冷えやだるさを改善する
といった視点で漢方薬が選ばれることがあります。
たとえば、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、おなか周りの脂肪が気になる人や便秘がちな人に使われることがあります。
ただし、漢方薬は体質に合っているかどうかがとても大切です。
自己判断ではなく、薬剤師や医師に相談しながら選ぶと安心です。
自分に合った漢方薬を選ぶのが難しいときは、「あんしん漢方」のようなサービスを活用する方法もあります。
オンラインで漢方に詳しい薬剤師に相談できるため、忙しい人でも続けやすいでしょう。
まとめ
やってはいけないダイエットとは、極端に食事を減らしたり、偏った方法で短期間に痩せようとしたりする方法です。
こうしたダイエットは、一時的に体重が落ちても、代謝の低下や不調、リバウンドにつながりやすくなります。
本当に目指したいのは、無理に削るダイエットではなく、食事や睡眠、運動面を整えながら続けられる方法です。
必要に応じて漢方薬も取り入れながら、自分の体質に合った整え方をみつけていきましょう。
「また失敗するかも」と思っている人こそ、今度は我慢ではなく、整える方向に意識を切り替えてみてください。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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