6月に入ると、幼稚園や保育園、小学校では、プール開きをするというところも多いでしょう。子どもたちにとっては楽しい時間となるプールですが、気をつけなければならないこともあります。それが「プール熱」です。実は今年(2017年)は、プール熱の患者が例年よりも早い時期から増えているのです。そこで、本格的な流行に備えて、プール熱の症状や予防法を解説していきます!
プール熱の患者数が増加中!
プール熱の症状は?
咽頭結膜熱という名前からもわかるように、主な症状は喉の症状(咽頭炎)、眼の症状(結膜炎)、発熱です。
・最初は発熱で始まることが多く、39~40度の高熱が4~5日続く
・喉の痛みを訴え、口の中を見ると真っ赤になっている
・目が充血し、痛みやかゆみ、目やになどがあり、まぶしがったり涙が出たりすることもある
プール熱に感染したら
眼の充血や痛みなどの症状が強く出ている場合は、眼科の受診も検討しましょう。プール熱に対する特効薬はなく、対症療法で様子を見ていくことになります。喉の痛みがありますので、食事はおかゆやゼリー等食べやすい物が良いでしょう。脱水症状にならないように水分補給もこまめに行って下さい
感染力の強い病気ですので、症状が治まっても2日程度は登園や登校を控える必要があります。
プール熱の感染経路は?
くしゃみや咳を通して感染する飛沫感染と、感染源直接手で触ることで感染する接触感染があります。アデノウィルスは便からも排出されることがあります。そのためウィルスを持った子どもがトイレの後便をよく拭き取らずにプールに入り、ウィルスの入ったプールの水を通して感染することがあります。
プール熱という名前の通り、プールを介して感染することが多く、7月~8月に患者数のピークを迎える病気です。もちろん、プールに入っていないのに感染することもあります。タオルの共有等でも感染するので注意が必要です。潜伏期間は2~14日です。
症状がなくなってからも、喉からは2週間程度、便からは1ヶ月程度ウイルスが排出されると言われていますので、看病する家族も感染には十分に注意して下さい。
危険な熱中症!熱中症のサインは?子どもを守る予防・対処・応急処置のポイント – マタイク
プール熱の予防法は?
Twitterでの反応。今年は特に注意?
首都圏で咽頭結膜炎(プール熱)が流行りだしてるみたい。
気を付けて!— ミュウ 新一年生 (@mewclears) June 5, 2017
まさかの!息子 “プール熱”というアデノウイルスの病気でした( °_° ) 熱が4.5日続いて比較的元気ではあるけど、喉が痛くてご飯は食べれないらしい。これから流行するらしく先取り…^^;でも病名?分かって安心しました
— つくね (@tsuku_tsuku_ne) June 5, 2017
あー。久々に発熱だ~(;´Д⊂)
保育園流行ってたからこの様子だとプール熱かヘルパンギーナかなぁ。— リクママ@低浮上 (@kba0406) June 5, 2017
そう言えば息子はプール熱だった。病院の先生は大流行してるって言ってた。
園では溶連菌感染症が出たって言ってたし。— のりた (@ntw10811) June 4, 2017
1歳児がプール熱にかかって今日はお休み。復帰してから娘の世話で休むの初めて。さすがの健康優良娘でも流行りの感染症にはかなわなかった。
— アオドリー (@Aodrey) June 2, 2017