2025年6月18日、カナダで行われたG7サミットを終えた石破茂首相が帰国後の記者会見で語った「給付金は消費税減税よりはるかに効果的だ」「これは決して少なくはないと考えている」との発言が波紋を広げています。
SNSでは「選挙前の買収だ」「現金配れば支持が戻ると思ってるのか?」といった批判が殺到する一方、「困ってる層に届くならありがたい」と歓迎の声も…。
今、日本の経済政策のあり方が改めて問われています。
全国民に一律2万円給付、子育て世帯と低所得者には4万円

今回の発表で注目を集めたのは、自民党が検討している「全国民への一律2万円の現金給付」、さらに子どもがいる家庭や住民税非課税の低所得者については、追加で2万円を上乗せし、合計4万円を給付する方針です。
これは7月の参院選に向けた公約として掲げる見通しで、すでに補正予算に基づく支給の準備も始まっているとのこと。
石破首相は「賃上げが物価上昇を上回るようになるまでの間は、当面の対応も必要」とし、消費税減税ではなく迅速に効果が届く現金給付の方が適切であると強調しました。
石破首相は会見でこう述べています。
「その他の物価高騰対策に資する政策も講じており、これを全体で合わせて考えていただきたい。これは決して少なくはないと考えている」
「消費税減税との比較がよくなされるが、この給付金は高額所得者の方々に手厚く支援するのでない。本当に困っておられる方々に重点を置くことが可能となる。そしてより早期に実施が可能となる。消費税減税にはそれなりの時間がかかる。今物価高に苦しんでおられる方々に対する対応としては私は給付金の方がはるかに効果的であると考えている」
「そもそも消費税は社会保障に充てられる貴重な財源だ。そのことから消費税を軽々に減税するということには慎重な上にも慎重であるべきだ。なぜならば医療・介護を中核とする社会保障の貴重な財源であるということは決して忘れてはならない。従って、消費税減税との比較において、より優れた対応だと考えている」
また、過去の低所得世帯への給付政策(1世帯あたり3万円+子ども1人あたり2万円)と比較し、今回の案はそれ以上に手厚い内容であるとも説明。
単なるバラマキではなく、政策全体の中で効果的に位置付けられているという主張です。
SNSの声は…
「決して少なくない⁇ お前が渡した若手議員への少ないハンカチ代よりはるかに少ないが!? どういうこと説明して?」
「今物価高に苦しんでおられる方々に対する対応としては給付金の方がはるかに効果的 ……で配るのいつ? 選挙後でしょ? バカだよね?」
「もう、こんなバカな奴イヤだ……(泣)」
「2万円が決して少なくないだって?この大不況招いた張本人のくせに。とりあえず参院選で自民党を落としましょう。痛い目を見せよう。」
「はるかに効果的って言うならなんでこないだの目玉政策だったらしい給付金の検討はすぐに引っ込めたんやら…」
「嘘は駄目でしょ。そんな分かりきった嘘は。。嘘つき政党と呼ばれてしまいますよ。」
「消費税の減税の方が効果的に決まってるやろ。」
「「全体で考えて欲しい」 全体で考えたら、お前が総理大臣であることが一番受け入れられない」
「そう思うなら、公約じゃなくて選挙前に実施を決めちゃえば!?」
「国民を舐めるな!経済学を勉強しろ!給付金では経済は活性化しない。これで国民を騙せたなんて思ったら大間違い。」
「物価高に苦しんでる人は年中苦しいのに2万円ポッチで助かるわけないだろ。減税の方がはるかに効果的だよ。金に困ったことのないボンボンにはそれすらわからないんだなぁ。」
「今の物価高、納税額、社会保険料による生活苦がたかだか二万ぽっちで緩和されると本気で思ってんのか…。」
「経済も財政もわかっていない石破総理は日本の国民の生活を貧しくするだけですね。」
「言い換えると 消費税減税して自分達が使えるお金を減らすよりも、給付金出して選挙で票を集めて自民党の政権を続かせる方が自分達が懐を肥やすのにははるかに効果的である。」
「いまだかつて消費減税したことがないですよね。 少なくないというのなら2万円で一か月暮らしてみてください。」
「みんなの手取りが増えても税制が変わらないと日本の税収は増える仕組みだよな… この国終わってる。」
「給付金は 消費税減税よりもはるかに効果的? それは違う 給付金は目に見えるお金を渡すこと 消費税減税は全ての価格が下がること いい加減に逃げ回るのとか私腹を肥やすのをやめてほしい」
など多くのコメントが寄せられています。
特に批判が強いのは「選挙前の現金配布」という点、過去にも選挙直前に現金給付が行われたことがあり、有権者の慣れや疑念が根深いようです。
とはいえ、1回限りの給付金では根本的な家計改善にはなりません。
結局のところ、持続的な賃上げ、物価の安定、エネルギー価格の抑制など「長期的な生活安定策」こそが問われる局面にあるのです。
まとめ
今回の給付金方針は、一定の評価を受ける一方、SNS上では「選挙対策」としての色が濃いという冷ややかな声も見受けられます。
本当に評価されるべきなのは、給付金の中身よりも、それが一過性で終わらず、生活改善につながる制度設計をどう描くかという点、参院選を控えた今、有権者は「本気の生活支援か、それともパフォーマンスか」を見極める目が必要です。
選挙の一票は、未来の生活を選ぶ一票でもあります。
果たしてこの「2万円給付」は、有権者にとって希望となるのでしょうか、それとも失望を繰り返す政策になるのでしょうか──。
今後の動向に注目が集まります。
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