夫や子供、家族のために頑張る主婦。毎日イキイキとこなせていますか?報われないことも多々あることでしょう。今回は「主婦の仕事は職業として認知されるのか?」をテーマに”働く既婚子持ち女性の苦労”や、”専業主婦の社会での立ち位置”などを一緒に紐解いていきましょう。
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専業主婦はもう古い?!
「専業主婦」の方、周りにどのくらいいらっしゃいますか?現代の日本では、専業主婦の占める割合は650万世帯を切り、一方、共働き家庭が1100万世帯に増加しているという記事を読みました。 子供の教育費・生活費・国からの年金支給が危うい老後の資金の蓄え・住宅ローンの支払い…何かとお金のかかる時代です。いつからか、既婚女性も社会に出て働くことが当たり前の世の中になっています。
女性が働くことに対しての意識
via www.gender.go.jp
内閣府のホームページに気になる調査結果が提示されていました。女性が職業を持つことに対する意識の変化が、1992年に比べて「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」という方多くなっています。
既婚子持ち女性はやることあり過ぎ?!
「男女平等社会」なるものに日本も変化を遂げてはきましたが、どうも内情は「本当に平等なのか?」というものです。 昨今では、女性は働け・子供を産め・子供の面倒もみろ・親の介護もしろ・PTAに積極的に参加しろ・地域の行事にも参加しろ…なんだかやることなすこと女性が動員されることが大前提じゃないですか?働くこと以外で、こういったことを女性が全てこなすこと前提なのは、「専業主婦」の割合が多かった昭和の時代の名残なのかもしれません。 男性側からすると「男女平等ならば同じように働け」と言う意見もあるようですが、それもまた子持ちの女性には無理な話なのです。妊娠・出産では、産前産後に体を休めなければ働けません。第一に子供が生まれたら、子供のことを最優先しなければならないのが”女性”とほぼ確定しています。 働く女性(ワーキングマザー=ワーママ)は職場に復帰しても「時短勤務」にしたり、正社員からパートに変更したり…子供の預け先の確保において、保育園探しでは待機児童問題にぶつかったり。 思うように職場復帰・社会復帰の道が開けない方も大勢いらっしゃいますよね。復帰しても、預けている子供が発熱などの病気になれば仕事を休むようですし、お迎えの時間があるので残業ができず思うように働けなくなります。すると、なかなか仕事でキャリアを積んでいくことが難しくなるのです。
職業なのか?なんなのか?
労働賃金が発生するかしないかだけで区別すると、主婦は無給なので「無職」ですよね。ただ、家庭のことを労働としてやっているので、「ニート」ではありません。主婦業は『究極のボランティア活動』とでも言いましょうか…。 何かの申込書などを書く際に”職業欄”があります。会社員、公務員、パート・アルバイト、主婦、無職、といった風にいずれかに○を付けますよね。そういう申込書の類には、ちゃんと「主婦」という項目があります。じゃあ、主婦も職業とされているのかな?「無職」の項目もあるので、区別はされています。
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主婦のやっていることを時給で換算
ここで気になる世論の調査があったのでご紹介したいと思います。ソニー生命保険株式会社が、2017年に全国の20~69歳の女性に対し「女性の活躍に関する意識調査2017」をネットで行ったものです。
▼毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらになると思うか?
「未就学児の育児・世話」がダントツで高いですね(¥1,413)それと、子供に関することは高時給をつける方が多い傾向です。
▼経年調査(2013.2015.2016.2017年の平均額)
過去の調査を見ても「未就学児の育児・世話」は高額な時給をつけています。年々アップしていることも興味深いものです。
=まとめ=
『主婦って職業ありますか?』はいかがでしたでしょうか?主婦を職業として時給や年収に換算すると…という記事はよく見かけます。 保険会社が主婦を保険に加入させるときにも切り口としてよく使われます。確かに、主婦の仕事を家事代行サービスやベビーシッターに依頼すると、とんでもない金額を提示されます。それだけのことを毎日こなしているわけです。でも結局は賃金は発生しないのです。お休みもほぼ無いのです。 無給無休のボランティア活動に対して、どのようにモチベーションを上げていくか、そこのところが主婦の悩める問題なのかもしれませんね。 主婦業は家庭を守るための基礎、家で例えるのなら土台です。昔から夫のことは「一家の大黒柱」と言いますが、柱は土台が無ければ立っていることすら出来ません。土台があってこその柱です。ですから柱がきちんと立っていられるように、土台も踏ん張らなければいけないですね。夫婦で”持ちつ持たれつ”家庭を円満なものにしていきましょう。