あれ、米不足は?コンビニおにぎりが一斉値下げ…喜んでいいとは限らないコメ事情の急変とは?

あれ、米不足は?コンビニおにぎりが一斉値下げ…喜んでいいとは限らないコメ事情の急変とは?

値上げが相次ぐ2026年、そんななか身近なコンビニでは意外な動きが広がっています。

ファミリーマート、ローソン、セブン‐イレブンの大手3社が相次いで、おにぎりの価格を引き下げる異例の展開になっています。

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コンビニおにぎり、値上げラッシュの9月になぜ安くなる?

2026年9月は約5,000品目の食品が値上げされる一方、コンビニのおにぎりでは逆転現象が起きています。

ファミリーマートは9月22日から、直巻おむすび4種類を一律11円値下げ、さらに29日からは、海苔を使わず価格を抑えた、お手軽おむすび3種類を税込158円で販売します。

ローソンも9月29日から手巻おにぎり20品目を一律10円値下げ、セブン‐イレブンも9月8日から一部のおにぎり2品を19円値下げする予定です。

大手3社がそろって動き始めた大きな理由が、米価格の下落です。

全国のスーパーで販売された米の平均価格は、2026年初めには5kgあたり4416円でしたが、8月23日までの1週間には3156円まで低下、約1200円も安くなっています。

今後も調達価格を抑えられる見通しが立ち始めたことで、おにぎりの値下げにつながっているのです。

米不足から一転して過去最大の在庫

農林水産省によると、民間が抱える米の在庫量は過去最大となる243万トンに達し、適正水準より少なくとも40万トン以上多い状態とされています。

さらに新米の流通が本格化し、新米が店頭に並べば、昨年産の米は古米になります。

同じ価格なら新米を選ぶ消費者が多いため、小売店などは昨年産の米を早めに売り切ろうと値下げ、その結果米全体に価格を押し下げる力が働いているのです。

一方、米穀店にとっては喜んでばかりもいられません。

米が高かった時期に仕入れた昨年産米を大量に抱える店舗では、値下げすれば損失が出る一方、高値のままでは新米に客を奪われかねません。

米が高すぎて困る状態から、今度は余って安くなりすぎる状態へ…コンビニおにぎりの値下げは、短期間で大きく変わった日本の米事情を象徴する出来事なのかもしれません。

安く買えることだけでなく、農家が継続して生産できる適正な価格をどう維持していくのか?米価格が急変した今だからこそ、長期的な視点も求められそうです。

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