育児本や子育て系Youtubeでたまに目にする、「おむつなし育児」。
「おむつを使わないってこと!?」
「要はトイトレ?」「まさか、パンツに出しっぱ?」
そう思う人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、ちょっと気になる「おむつなし育児」の基本情報、そしてメリットや注意点をお伝えします。
面倒くさがりのズボラママでも実践できる、おまる1つでゆる〜くはじめる「おむつなし育児」、ぜひお読みください!
「おむつなし育児」とは?
冒頭でお伝えしたように、「おむつなし育児」という言葉からは、「おむつを使わない育児」を思い浮かべがちですが、それは勘違いです。
まず詳細を解説しましょう。
目的は「おむつの外で排泄する感覚」
「おむつなし育児」の定義と言っても、特に明確に定まってはいません。
ただ、「おむつなし育児」のアドバイザー養成などを行っている「おむつなし育児研究所」によると、こう説明されています。
「おむつなし育児」と聞くと、「おむつを外して垂れ流しで・・・」と想像されがちですが、実際はそうではありません。「なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会をつくる育児」と言う方がより正しいでしょう。「おむつなし育児」は、昔から実践されてきた、赤ちゃんにとって健康的で気持ちのいい排泄ケアです。布おむつ、パンツ、そして、紙おむつを上手に使いながら、なるべくおむつの外で排泄する機会を増やしてあげるのが「おむつなし育児」です。
出典:公式サイト│おむつなし育児
やはり、赤ちゃんのお尻を常時開放してあげるわけにはいきませんよね(笑)。
「おむつなし育児」では、時々おむつを外して、「おむつの外」で排泄する開放感を味わわせてあげることが最大の目的です。
その根底にはこんな理念があります。
- 赤ちゃんだって適切なサポートがあれば、自然な排泄ができる。
- 自然に気持ちよく排泄すれば、赤ちゃんもご機嫌♪
- ママパパと赤ちゃんのコミュニケーションがより楽しくなる!
「自然な排泄」が人間の心と体に良いのは当然ですし、赤ちゃんは大人の都合でおむつを押し付けられている、という考え方もあるそうです。
紙おむつや布おむつを併用しながら、時々それらから解放して、気持ち良く排泄させてあげるのは大切です。
ただし重要なのは赤ちゃんにとっての快適さですので、「これを上手くトイトレに繋げて…」といった親の野望は、深く考えすぎないことをおススメします。
参考にしたい書籍
筆者が「おむつなし育児」を始める際に参考にした書籍がこちら。
「おむつなし育児」の教科書としてももちろん役立ちますが、途中のコラムが秀逸です。
不安を抱えた親の心に優しく寄り添ってくれる、おススメの一冊ですよ。
▼「親子のきずなが深まるおむつなし育児」
出典:Amazon
- 著者:三砂ちづる
- 出版:主婦の友社
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How to 「ゆるおむつなし育児」
ここからは、筆者と娘が実際にやってみた、ゆる~い「おむつなし育児」の方法をご紹介します。
ポイントはあくまでも、ゆる~くチャレンジしてみること!
ママは結果を焦らず、赤ちゃんが感じる開放感を優先して、日々習慣化してみましょう。
「ゆるおむつなし育児」で用意するもの
出典:Amazon
- ホーロー製おまる
- 100均で売っているモコモコのヘアバンド(便座カバーの代用)
「ゆるおむつなし育児」で準備するのは、この2つだけです。
ホーロー製のおまるは手入れがしやすく清潔で、見た目もちょっとスマート。
便座カバーは専用のものも売っていますが、100均の大人用ヘアバンドで十分ですよ。
「ゆるおむつなし育児」の進め方
ホーローのおまるのフチに、モコモコヘアバンドを被せれば準備は完了!
具体的な進め方はこの3ステップです。
- 毎日だいたい同じ時間、タイミングでおまるに座らせてみる。
- 「シーシー」などいつも決まった声かけをして、「してもいいよ」と伝えてあげる。
- 赤ちゃんのご機嫌に合わせて数分〜10分程度したら、おまるをのぞいてみる。
たったこれだけ。
出ていなくても気にせず、しばし継続してみましょう。
「ゆるおむつなし育児」のコツ
我が家では娘が生後3ヶ月の頃から、気が向いた時におまるに座らせてみるところからスタート。
まだ首が据わって間もない時期でも、後ろからハグするように支えてあげると安定します。
おまるをする際のコツはこちら!
- お出かけなど予定があるときは無理してやらない。
- 赤ちゃんにも無理強いせず、ご機嫌のいい時に。
- おまるで出来たら「気持ちよかったね」「スッキリしたね」と共感する。
ママが負担に感じたり忙しい時は、やらずに「また明日!」と割り切ることも大切です。
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「ゆるおむつなし育児」の4つのメリット
筆者が娘と「ゆるおむつなし育児」を実践して、約1年。
そこではっきり感じたメリットを4つご紹介しましょう。
排泄のタイミングが安定した
おまるに座らせるのは、家にいることが多い朝食の後と夕食の後のみ。
結果的に、娘はこのタイミングでしっかりウンチをするように習慣がつきました。
期待していた以上の習慣化で、正直驚きました。
おむつやおしりふきの節約に
オムツを替えたばかりなのに、すぐにウンチが出てまた交換…ということがなくなり、結果的におむつの使用枚数が削減できました。
お尻にウンチがついてしまうことも少ないので、おしりふきの枚数も減ることに。
狙った覚えはないのに、節約できてしまいました。
ゴミ&ニオイの削減
排泄後はトイレに流すだけなのでおむつゴミが減り、ゴミ箱のニオイも気にならなくなりました。
赤ちゃんとコミュニケーションが取れる
娘は生後半年くらいから、排泄が終わると「はーい」と手をあげたり、「んっんっ」と合図して教えてくれるように。
「スッキリしたね!」と話しかけると、本当に気持ちよさそうな顔をしてくれるので、見ている方も嬉しくなります(笑)
ウンチでコミュニケーション、できるんですね!
まとめ
「おむつなし育児」と聞くと、なんとなく大変そう、昔っぽいというイメージも湧くでしょう。
ですが、やり方次第でゆる〜く進めていけば、負担に感じることもなく、ママにとってのメリットもたくさん♪
ズボラママの筆者でも「やってみてよかった!」と思えました。
気になる方はぜひ、ゆる〜く気楽に始めてみましょう!
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