小さい子供を育てていると、日中は2人きりの時間が長く、どこかに出かけたくなりますよね。
そんなときにおすすめなのが、地域の子育て支援センター。
「存在は知っているけど実際どんなところか分からない」
「一人で行く勇気がない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子育て支援センターとはどんなところなのか、筆者の体験談もまじえてご紹介します。
子育て支援センターとは
子育て支援センターは、「地域子育て支援拠点事業」として、市町村などが主体となり運営している施設です。
核家族化が進んでご近所付き合いなども減ってきた中で、子育て世帯が気軽に交流して、不安や悩みを相談できることを目的に作られています。
基本的に年齢制限はないので小中学生も使えますが、実際には3歳未満の乳幼児が多いのが特徴です。
保育園・幼稚園に行く前の、子育てで孤立しがちな親子の利用が多いといえるでしょう。
子育て支援センターでできること
子育て支援センターでは、大きく分けて次の4つの事業を展開しています。
自治体が直接運営しているケースもあれば、NPO法人など適切な団体に運営委託していることもあります。
①子育て親子の交流の場の提供、交流の促進
子育て支援センターのほとんどでは、保育園の教室のようなスペースに、おもちゃや絵本、室内遊具などが用意され、子供が自由に遊べます。
子供を遊ばせたり、いろいろな講習会などを受けるうちに、他の来館者と自然に交流ができるようになります。
職員の方が常駐し、初回の施設利用方法の説明のほか、不慣れで一人でいるママに声をかけてくれるなど、心強い存在です。
おかげで誰でも安心して利用できます。
②子育て等に関する相談、援助の実施
子育て支援センターには保育士や看護師、栄養士といった専門知識・経験を持つスタッフが在籍しており、子供の発達や離乳食に関する相談ができます。
また、定期的に身体測定を実施している施設も多いため、赤ちゃんの身長や体重を測りに行くのもおすすめです。
③地域の子育て関連情報の提供
地域で行われるイベント情報を教えてくれたり、定期的なお便りで季節に合った育児情報を提供してくれたりします。
④子育て及び子育て支援に関する講習等の実施
離乳食教室やベビーヨガなどの実用的な講習会から、お誕生日会やクリスマス会など季節の行事まで、さまざまなイベントが行われています。
参加人数が限られているものや、予約制になっているものもあるので、各センターのイベント予定をチェックしてから参加しましょう。
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体験レポート 交流の場があってよかった!
筆者は地方から出てきて都会で子育てをしています。
近くに親類やママ友もおらず、生後3か月頃には自宅での育児もマンネリ化してしまいました。
そこで市からもらったパンフレットを参考に、勇気を出して支援センターのイベントに参加したのです。
初めて行ったのは、保育士さんがベビーマッサージや手遊びなどを教えてくれる1時間ほどの会でした。
開始時刻より少し早めに到着すると、職員の方が受付表の書き方、施設の概要、利用ルールなどを説明してくれました。
イベントが始まると、前半の30分は保育士さんのお話やベビーマッサージ、後半の30分は自由時間として子供と遊んだり、他のママとお話したり、という流れでした。
正直なところ、子供はまだ3か月なので何も分かっていなかったと思います。
ただ、私の方は月齢の近い子のママと連絡先を交換することができました。
そのママとは、連絡を取り合って他のイベントにも一緒に参加したり、家を行き来したりする仲に。
子育てや仕事復帰のことなど、何でも相談できるお友達になりました。
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まとめ
子育て支援センターは、気軽に誰でも利用できる施設です。
子育てをしていると、ちょっとした悩みを相談したり、赤ちゃんと気軽に出かけられる場所は意外と少なく、一人で抱え込んでしまうことも多いと思います。
最初の一歩は勇気が必要ですが、短い時間で利用してみたり、興味が持てるイベントに参加してみたりすれば、手持ちぶさたになることもありません。
ぜひ積極的に利用して、親子で新しい世界を楽しみましょう!
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