子どもの頃、勉強は好きでしたか?
「大好きだった」という人もいれば、「勉強も授業も大嫌いだった」という人もいるでしょう。
この記事では、教育心理学的側面から見た、子どもが勉強嫌いにならないためのアプローチについて紹介します。
学習指導とは?
心理学の研究では、学習の意欲や子どもの学習態度を促進する手法が多く存在しています。
その中でも「学習指導」という言葉に着目したいと思います。
学習指導とは、教育を行う人が、学習する子どもの学習を直接的・間接的に促進する行為のことをいいます。
これは「教え方」だけではなく、子どもと教育を行う人との相互作用的な学習の方法を考えていく視点を指します。
日本でポピュラーな学習法は「一斉指導」
日本で一般的とされている学習方法は「一斉指導」です。
これは、教育者が集団に向けて行う形態の学習指導で、いわゆる講義形式の授業です。
また近年では、「個別指導」が注目されることも多くなりました。
1対1で行う学習方法のことで、デジタル教材の普及によりスムーズな実現が可能となりました。
完全にデジタル上の学習となると、モチベーションを保つことが難しい場合もあります。
ただ、個人に合わせた学習指導が行えるのは大きなメリットと言えるでしょう。
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注目を集める「発見学習」とは?
教育の場では、多くの学習方法が行われてきましたが、最近注目されている学習方法は「発見学習」です。
これは、学習する子ども自身に知識を構成させる方法のことを指します。
発見学習とは,それぞれの学問の本質となる「構造」を児童・生徒に「発見」させ,結論に至る過程を児童・生徒自身にたどらせることで,「学習の仕方」が学習され,学習する能力が伸張されるという考え方です。
出典:教員採用試験対策サイト
教育する人は、子どもの探索する活動や検証する活動に対して、「どのような問題があるか」「何か質問はあるか」という姿勢で支援します。
知識の構成(学習)と同時に、それをやり遂げる姿勢を習得することが大切になります。
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発見学習で「やる気」を促進しよう!
子どもが勉強嫌いになるきっかけでは、気持ちの問題が占める要素が多いと思われます。
記憶作業は単調だから面白くない、興味が持てない科目は楽しくない、テストの結果が悪いからますますつまらない。
しかし発見学習には、子ども自身に「やってみたい!」という内発的動機付け(やる気)を促進させる、というメリットがあります。
そこで教育者に求められるのは、この「挑戦してみたい」という気持ちを大切にするアプローチ。
「発見学習なのだから、なんでも自分で行いなさい」ではなく、「子どもの発見を促進させる役割がある」という立場で接すると良いとされています。
具体的には、子どもに対して「どうしてそう考えるの?」「これがわかったら、次はこのことについて調べてみない?」と学習を促すこと。
子どもはそれに回答したり考えたりする中で、やる気が促進され、勉強嫌いにならずに楽しく学習できるようになります。
まとめ
今回は、近年注目されている「発見学習」という学習方法から、子どもに対する言葉かけについてご紹介しました。
子どもの「学びたい」という意欲を摘み取ってしまわないことも、養育者や周りの大人にとって大切なテーマです。
みんなで子どもが学びやすい環境を作っていけるといいですね。
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