お正月の準備などで出費が増える年末年始、子供達へのお年玉もこの時期ならではの出費です。
でも、皆さんはお年玉の由来をご存じですか?
この記事では、知ってるようで知らないお年玉の基礎知識、最近の相場やマナーをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください!
お年玉の由来とは?
毎年お正月になると子供達に渡すお年玉。
そもそも、お年玉の由来って何でしょうか。
諸説あるなかで、有力な説をご紹介しましょう。
お年玉の語源は、正月に歳神(年神)を迎えるために供えられた、丸い鏡餅(=歳神(年神)の霊魂が宿った依り代、歳神(年神)の象徴)が、家長によって子供に分け与えられ、その餅が「御歳魂(おとしだま)」と呼ばれたことから、とする説がある。
出典:お年玉 – Wikipedia
今でこそ現金を渡すお年玉ですが、昔は希少価値の高いお餅を、年配者・目上の人物が年少者に渡していたとされています。
江戸時時代から明治、大正、昭和と、お年玉としてお餅を渡す風習は続いていました。
しかし、昭和30年ごろから現金を渡す家庭が増え、今に至ります。
戦後の急激な生活様式の変化で、核家族化が進み、家長が鏡餅を分け与える風習も消えたためでしょう。
年末年始に親戚同士で集まった時に、子供からお年玉について聞かれたら、教えてあげられるといいですね。
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お年玉の相場っていくら?
お年玉をいくら渡したらいいのか、毎年悩みますよね。
ここでは年齢別の相場をご紹介します。
乳幼児(0歳~2歳)
- 相場:500円~1,000円
0歳から2歳であれば、まだ物心もつかず、お金の価値も分かっていません。
しかし親戚間では、「渡さないと失礼かも?」と気遣って渡すケースもあるようです。
500円では中途半端に感じるため、1,000円を渡すことも多いようです。
未就学児(3歳~6歳)
- 相場:500円~1,000円
3歳を超えると、お金を認識している時期です。
子供がお菓子を買えるくらいの金額がおすすめです。
お金を認識している時期なので、直接渡してみるのもいいかもしれません。
ただしなくす可能性もあるので、必ず親の前で渡しましょう。
小学生低学年(7歳~9歳)
- 相場:1,000円~3,000円
お金の価値もかなり理解している年齢ですので、ちゃんとしたお小遣いレベルの金額が必要です。
1,000円からスタートして、年齢が上がるごとに金額を上げていってもいいでしょう。
小学生高学年(10歳~12歳)
- 相場:3,000円程度
小学校高学年にもなると、子供同士の付き合いも出てきます。
自分でお菓子や文房具などを買う機会も増え、「お金が欲しい」という気持ちがしっかり芽生えています。
ただしこの時期に5,000円あげてしまうと、中学入学後に10,000円になりかねず、あえて抑えるケースが多いようです。
中学生(13歳~15歳)
- 相場:5,000円程度
小学生の時に3,000円だから、4,000円でいいのでは?と思うかもしれません。
しかし、数字の「4」は忌み数とされているため、お年玉で4,000円を渡すのは、一般的にはタブーです。
子供達は気にしませんが、年配者が嫌うこともありますので気を付けましょう。
高校生(16歳~18歳)
- 相場:5,000円~
高校生にもなると金額がぐっと上がり、1万円を渡す親も出てきます。
しかし、急に金額を上げるのを躊躇する親も少なくありません。
中学生の頃より少し増やす程度でも、子供達は喜びます。
段階的に増やしていくか、切り良く1万円にするか、親の価値観にそって決めましょう。
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お年玉のマナーとタブー
マナー大国・日本では、お年玉にもマナーやタブーが存在します。
先述した通り、気にするのは子供本人ではなく大人です。
面倒ではありますが、年配者に「あらまぁ…」と言われることを避けるため、覚えておいて損はありません。
お年玉のマナー
- ポチ袋に入れて渡す。
- お札や硬貨はきれいな状態のものを用意しておく。
- お札の折り方や硬貨の向きに気をつける。
小さなポチ袋にお札を入れる際は、肖像が内側になるように三つ折りに。
硬貨は裏側(製造年月日がある面)を上にしないようご注意ください。
お年玉のNGマナー(タブー)
- 忌み数のお年玉を渡す。
- 目上の方(年配者・上席者)に渡す。
- 目上の方(年配者・上席者)の子供に渡す。
- 喪中の相手に渡す。
忌み数とは「4」や「9」を含む数字のこと。
「死」や「苦」を連想させるとして、縁起の良い場では避ける方が無難です。
まとめ
意外に悩みがちなお年玉の相場やマナーについてご紹介しました。
もちろん、我が子と親戚・友人の子供で、お年玉の金額を変えるのもあり。
悩んだ時は、親戚間や友人間で、年齢毎の金額を決めてしまうと楽です。
最低限のマナーに気を付け、楽しいお正月を過ごせますように!
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