小学校での英語教育が当たり前になった昨今、わが子の英語教育をどうするかは、ママ友の間でも話題にのぼることが多いのではないでしょうか。
「小学校で遅れないために、早めに習わせておいたほうがいいのかな?」
「小学校で習うのだから、無理に追加で習い事をさせる必要はない?」
夫婦で意見が別れてしまうこともしばしばで、悩むママも多いようです。
学習塾を運営している筆者のところには、近所の知り合いママから、そういったお悩み相談がよく来ます。
今回は、就学前の英語教育(3歳~6歳)について、メリット、デメリット、対応のヒントをご紹介します。
英語の早期教育のメリットとデメリット
メリット 耳を鍛えられる
これはよく知られている事実です。
英語に限らず音やリズムを聞き分ける能力は、比較的低年齢から伸ばすことができます。
大人になってからネイティブ発音を身につけるのは大変ですが、子どもの脳は未発達なおかげで、英語独特の音やリズムを無理なく吸収できるのです。
ただし、必ずしも早ければ早いほど効果的というわけではありませんので、このメリットにばかりとらわれすぎないことも大切です。
メリット うまくいけば抵抗感をなくせる
小学校で英語を習い始めるときも、音やリズムに慣らすことから始まりますが、教員の経験の差などにより、必ずしも上手な導入ができるとは限りません。
少し早めに習い事として英語に親しんでおけば、子どもの英語に対する緊張や抵抗感を減らせるのはメリット。
スムーズに英語を受け入れる心の準備として有効です。
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デメリット トラウマになると致命的な英語嫌いに
これは英語に限りませんが、習い事の先生や指導法との相性が悪かった場合、強い拒否反応につながってしまうリスクがある点は十分に意識しておきましょう。
低年齢のうちは、自分の意思で習い事を選ぶわけではありませんから、嫌なことを強制されたトラウマが、習うメリットを上回ってしまうことはよくあります。
また、中途半端に少しだけ習ったがために、「習ってたくせに英語がヘタ」などと友達に言われ、傷つくこともあります。
子どもが喜んで習っているならOKですが、親の見栄や思いつき、自己満足などを理由に習わせることのないように気をつけましょう。
デメリット 日本語力の発達が遅れる
おしゃべりや本を読むことが好きで、言葉をよく覚える子なら大丈夫なことも多いのですが、あまり得意ではない子には注意が必要です。
無理やり英語をねじ込むと、日本語の習得が遅れたり、日本語の語彙が足りなくなってしまうことがよくあります。
そうしたデメリットの影響は、特に拗音(ャ、ュ、ョ、ッなど)、濁音と半濁音、カタカナの発音や表記の乱れにつながりやすくなると言われています。
また、この悪影響はすぐには気づきにくく、かなり後になって、つまり中学生くらいになってから、国語の苦手要素となる場合があるので、かなり厄介です。
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どういうところに注意すればよいか
絶対の正解があるわけではありませんが、お子さんの育ち方や興味の持ち方をよく把握しておきましょう。
また、習わせた結果英語が身につかなかったとしても、イライラしたりせず、また次の習得チャンスを待つような気持ちが大切です。
以下、習わせるときや、家で学習するときの注意点、おすすめポイントをご紹介しておきます。
習わせるときのポイント…楽しさ優先
- 体験学習や親の見学が可能な教室を選ぶ
- 友達や兄弟と一緒に楽しく通えれば安心
- ネイティブ指導にはこだわらない、優先すべきは子どもとの相性
これらのポイントを押さえつつ、近所に良い教室があるか探してみましょう。
家でやるときのポイント…遊びに混ぜて自然に
歌、絵本、DVDなどを活用。
子どもの興味次第ですが、デメリットの少ない方法です。
おすすめはペンで音が出るタイプの玩具や絵本。
書店などにも多数揃っています。私は子どもとこれでよく遊びます。
どちらを採用する場合も、絶対に無理強いしないことが肝心。
親も一緒に楽しんだり、勉強する姿勢を見せてあげると、子どもはスムーズに取り組みます。
ちなみに一番やってはいけないのは、「教材だけドカッと買ってきて押し付ける」です!
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まとめ
英語に限らず、幼児から低学年くらいまでは、子どもの能力の発達は個人差が大きく、はっきり言って「でこぼこ」です。
何に興味を持ち、才能や適性を示すかは本当にいろいろです。
また、特に特徴がなさそうな子でも、本人の発達する時期やタイミングが違うだけです。
一概に、「この時期には英語学習の適性がある」「ない」などと決めてしまうのはナンセンスでしょう。
お伝えしたように、気を付けるポイントさえ守れば、早めに英語を習わせたり、家庭で取り組んだりするメリットはあります。
ただし、小学校や中学校以降でも英語を得意にする方法はいくらでもあります。
早く始めることにばかりこだわるより、お子さんの興味や発達をよく観察しておくことのほうが大切です。
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