子供が少しずつ大きくなるにつれて頭を悩ませるのが、子供のお小遣い問題。
最近では子供への金融教育の重要性を耳にしますよね。
お小遣いを通して、金銭感覚やお金の使い方を身に付けてほしいと考えるママは多いのではないでしょうか。
この記事では、子供に報酬制でお小遣いをあげるメリット・デメリットを解説します。
実際に4歳から子供にお小遣いをあげ始めた筆者の体験談も含めて、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子供のお小遣い、何歳から?
子どものお小遣い制を始めるとなると、決めることは沢山あります。
- 何歳からあげればいいの?
- 報酬制ってどうなの?
- 定額であげるのとどっちが良いのかな?
実際には、「決まったお小遣いは小学校入学後から」というご家庭が多いようです。
ただ、子供への金融教育が注目される昨今は、3~4歳からお小遣いをあげ始めるという家庭も増えています。
3~4歳は欲しいものを自覚し、「あれ買って~」「これが欲しい!」と言い始める時期でもあります。
おままごとでも「〇〇円です」「どうぞ~チャリン♪」と、遊びの中でお金のやり取りをする子も増えてきますよね。
子供のお金への興味が高まる時期に、お金の教育を兼ねてお小遣い制を始めるなら、3~4歳は決して早すぎることはありません。
ただし本物のお金を使うことになるため、事前にこんなルールを決めておくことをおススメします。
- お小遣いの保管場所を決める
- 実際に使う場面では親が見守る
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お小遣いはどう渡す?報酬制とは?
子供へのお小遣いの渡し方は主に二通りです。
- 定額制:「毎月1日に〇〇円」などと、決まった周期で決まった金額を渡す
- 報酬制:「お手伝いをしてくれたら〇〇円」と、何かをしてくれた対価としてお金を渡す
ここからは、最近増えている報酬制のメリットとデメリットのご説明です!
報酬制でお小遣いを渡すメリット
報酬制でお小遣いを渡す一番のメリットは、お金が労働の対価であることを実感できることです。
「これだけ働いたから〇〇円をもらえた」
「働いて稼いだお金だから大事に使おう」
という意識が根づくため、金銭感覚が身につきやすい方法と言えます。
また頑張った分だけお金をもらえるため、欲しいもののためにコツコツ働くことや、自分の力で欲しいものを買うことが出来る達成感を味わうこともできます。
報酬制でお小遣いを渡すデメリット
デメリットは、お手伝いとお金がセットになってしまう可能性があること。
「〇〇したからお金ちょうだい」
「お金くれないなら〇〇しない」
人の手助けや本来やるべきことにも対価を求めるようになっては危険です。
そうならないように、報酬制でお小遣いをあげる場合は親の注意や工夫が必要になります。
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「お金が欲しいからお手伝いをする」報酬制のデメリットを回避する方法
お手伝いがお金という見返り目的にならないようにするためには、どのようにすればいいでしょうか?
ここでは2つ、押さえておきたい注意点をあげます。
報酬が発生するルールを明確にする
まずは報酬が発生するルールをはっきりと決めることが大切です。
食器を下げる、玄関の靴をそろえるなど、自分でやって当たり前のことには報酬は出さない。
お小遣いが発生するのはお風呂掃除と玄関掃除だけ、など最初にルールをしっかり決めて、子供にも伝えておきましょう。
ポイントは、全ての家事を報酬の対象にしない事です。
あくまでもお手伝いは家族の一員として当たり前のことと理解させたうえで、「報酬が発生する=仕事」とみなすお手伝いを決めておきましょう。
お手伝いには感謝の気持ちを示す
お手伝いの見返りがお金だけになってしまうと、何に対してもお金目的になりかねません。
大事なのはお金を渡す前にお手伝いをしてもらったことへの感謝と喜びを伝えること。
お手伝いをすることで誰かの役に立てている喜びから、子供の自己肯定感も上がります。
特にまだ小さい子の場合は、大好きなママのお手伝いをすることが大好き!
大げさすぎるくらいに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
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【実体験】我が家の4歳児のお小遣い事情!
筆者の場合は、娘が4歳を過ぎたころからお小遣い制度をスタートしました。
4歳になる少し前からガチャガチャやおもちゃ付きのお菓子などを、「買ってほしい!」とねだることが増えたのですが、嗜好性が強いものには普段はお金を出しません。
それでもだんだんと「欲しい!」の頻度があがり、数字もしっかり読めるようになってきたため、思い切って始めてみました。
以下は現在進行形の体験記です♪
定額制+報酬制のミックスでスタート
我が家のお小遣いのあげ方は、定額制+報酬制のミックス。
- 定額:月に1度、50円
- 報酬:玄関の整理と掃き掃除で、1回20円
報酬の対象を玄関掃除にした理由は2点です。
- 何度言っても靴を揃えるのを忘れてしまう
- 4歳児でも頑張ればできるけど難しすぎない
まだこのお小遣い制度を導入して3ヶ月ですが、なんと現時点では早めに始めて良かったことばかり!
こんな変化が訪れました。
4歳の娘の嬉しい変化とは?
- 「買って!」と言われても「自分のお金で!」と返すと、「分かった!頑張る!」と素直に応じてくれる
- 少し遊んですぐ放置していたガチャガチャのおもちゃも大事にするようになった
- 自分で玄関を掃除するようになって、靴を揃えるようになった
例えば200円のガチャガチャをするためには、月に2~3回お手伝いをして、2ヶ月間使わずにためることが必要です。
今までは親のお金で簡単に手に入れていたおもちゃも、「こんなに頑張って手に入れたお金と交換しているんだ」と実感したようで、大事に扱うようになりました。
またこれまでは「買って買って~!欲しいのよー!」としぶとくごねることもありましたが、自分自身でお金を手に入れる手段ができたことで、買ってもらえなくても納得しやすくなったようです。
玄関掃除を担当させたことで、靴を揃えるようになったのも嬉しい結果でした。
時々脱ぎ散らかしているパパにも注意しています(笑)。
まとめ
子供にお小遣いをあげ始める年齢と、報酬制についの解説、いかがでしたか?
報酬制には賛否両論ありますが、メリットとデメリット、そして注意点を理解したうえでやるにはおすすめの方法です。
家庭ごとの考え方や、子供の性格によってもピッタリの方法は異なるため、ご家族でよく話しあってからお小遣い制をスタートしましょう。
最後になりますが、お金の使い方には口を出さずに見守ることも大切です。
「使いすぎてお金が無くなった」という失敗経験も子供には財産。
自分自身で経験し考えることで、金銭感覚が身につくだけではなく、お金の教育にもなります。
子供のお小遣いで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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