子どもが生まれると生活スタイルが一気に変わり、まるで荒れ狂う海に出ている船の船員になったかのような、必死にタスクをこなす毎日へと変化していきます。
特に現代の子育て世代は核家族化が進み、家事や育児は夫婦だけでこなす場合が多いですよね。
しかし、そこで上手く家事育児の分担ができないと、荒れ狂う海で航海はできないように、生活の維持が難しくなり、やがて「どうして私の気持ちを分かってくれないんだろう?」と夫への不信感にもつながりかねません。
そこでこの記事では、夫婦間のきずなを壊さず、さらに深めながら、お互いに納得した形で家事育児の分担をするための方法をご紹介します。
家事育児が分担できない原因
実際の家事育児のこととなると、共働き世帯か専業主婦世帯かに関わらず、女性が主体となるご家庭が多いのではないでしょうか。
理由としては、夫の多忙ややる気の欠如などがあがりがちですが、いちど根本的な原因を考えてみましょう。
要は、コミュニケーションの問題なのかもしれません。
古い固定観念
そもそも夫が、家事育児のための時間を作ろうとしないのなら、分担できない原因はその姿勢にあります。
男は一家の大黒柱、家の中のことは妻の仕事。
昭和が令和に代わっても、残念ながらこんな古い日本的な固定観念は残っています。
その考えを変えるには、きちんと言葉で、家事育児の重要性、ボリュームの多さ、自分がつらいと感じる場面を伝えるしかありません。
コミュニケーションが上手くとれない
夫に家事育児の分担を頼みたいと思っていても、うまく伝えられないこともあります。
また逆に、夫に負担をかけすぎたり、できないことを頼んでも、いい結果は得られないでしょう。
夫婦がともに納得するかたちの分担が難しいときは、やはり会話を重ねて乗り越えるか、外部の手助けを得ることになります。
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夫婦関係を壊さず分担するための方法
夫婦の間では、どちらかが家事育児を「やっているつもり」になっていたり、逆に「もっとやっててもらいたい」と思っていたり。
二人の認識にずれが生じてしまうことが、お互いの不満につながってしまいます。
分担をする上で気をつけたいポイントは、仕事をして家計を支えることも、家事育児をすることも、基本は「家族のためである」という点。
それを頭に留めながら、身体的・精神的な負担を考えて分担を決めていくことが大切です。
ここからは、その具体的な方法を3つご紹介します。
タスクを明確にする
子どもが生まれたころが、育児の大変さのピークと言っても過言ではありません。
とはいえそのタイミングで初めて家事を頼んでも、今までやっていなかった夫にとっては、いきなり試練がやってきたようなものです。
夫にやってほしいこと=タスクを早目に明確にしておくことで、完璧ではなくとも家事をやってくれる可能性も高まります。
できれば妊娠がわかった時点で、いちどしっかり話し合っておきましょう。
不公平感をなくす
家事育児も「家族のため」であると同時に、仕事で家計を支えていることも「家族のため」です。
双方が「自分は頑張ってるのに相手は楽を…」と考えると、不公平感から衝突することになるでしょう。
家事育児を頼むときも、「私ばかりやっているのだから」という感覚では、言葉もきつくなりがちです。
- タスクが重なる時間帯
- 一人の時間が欲しいとき
- ちょっと休みたいとき
こんなときに、「ここは助けてほしい」と具体的に伝えるスタンスのほうが、相手も受け入れやすいのではないでしょうか。
不満は関係良好なときに伝える
夫婦の関係がうまくいっている時こそ、日頃の不満を伝えるチャンスです。
人はつい、関係が悪くなってきたときに、日頃の鬱憤を晴らすかのように不満をぶつけてしまいがちですが、これでは余計に関係が悪化するだけです。
言いにくいことこそ、お互いが仲良く機嫌のいいときに伝えることで、問題も解決しやすくなりますよ。
まとめ
家事育児を夫と分担すると言っても、夫のスキルが急に成長するものではありません。
お互いの得意・不得意を理解しあいながら、家事育児を単なる作業ととらえずに、「家族のため」を心がけることで、お互いを思いやることができると思います。
また、自分たちだけですべての家事をやろうとするのではなく、時短家電や家事代行サービスも上手に取り入れてくださいね。
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