「肯定感が高い人」と聞くと、どのような人をイメージしますか?
自己肯定感が高い人は、自身の存在をしっかり肯定でき、自分に向けても愛情を注げます。
そのため積極的に行動しやすく、失敗も成功に変えてしまうなど、ポジティブに物事を捉えやすいのです。
「生きる力」が高いともいえるでしょう。
自己肯定感は子供時代にどのような「言葉がけ」をされるかにより、大きく影響されます。
この記事では、お子さんの自己肯定感を高める声かけの方法をお伝えします。
自己肯定感を高くするメリットとデメリット
子どもの自己肯定感を高めた方が良いといわれますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
また、デメリットはないのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
自己肯定感を高くするメリット
子ども時代に自己肯定感を高める言葉がけをすると、主に次のようなメリットがうまれます。
- 他人に振り回されない
- 他の人に寛大になれる
- 芯がブレない
- 困難を乗り越えやすい
- 失敗も成功に変えやすい
自己肯定感を高く持つと、自分の意見をしっかり持ちながらも、他者の意見にも耳を傾け、柔軟な思考をもつことができます。
また、「ここだけは譲れない」という芯があるため、他者に振り回されにくくなります。
「失敗したらどうしよう……」としり込みすせず、いろいろなことに果敢にチャレンジする傾向も生じます。
たとえ失敗したとしても、ただ落ち込むだけではなく、失敗の原因をプラスに変えようとするエネルギーを持っていることも多いのです。
これらは将来のメリットというだけではありません。
今現在の子育てにおいて、自己肯定感を育てる言葉がけが子供の行動を変えてくれるのです。
自己肯定感を高くするデメリット
良いことだらけのようにも見えますが、自己肯定感を高め過ぎると、次のようなデメリットもうまれます。
- 人の意見を聞かない
- 自分の意見を曲げない
- 自分の意見を押し付ける
- 失敗してもそれほど反省しない
- 自分を肯定してくれる人しか認めない
例えば、自分が一番信じられるから自分の出した答えが一番。聞く耳を持たないことがあるようです。
また自己肯定感が高い人は、失敗を前向きに捉えやすい傾向にありますが、高すぎる自己肯定感ゆえに失敗を受け止めないことも。
「いつまでも考えていてもしょうがない!次だよ次!」
このように自己肯定感が高すぎる人は、過去の失敗をあまり気にしないことも多いのです。
周りから「人の意見を聞かずに失敗して、しかも反省の色がない」などと思われる可能性はあるでしょう。
自分に対する信頼と自信は必要ですが、行き過ぎると「高すぎるプライド」となり、「人の痛みに鈍感」になることもあります。
このように、高すぎる自己肯定感は毒にもなってしまうため、褒めて伸ばすことだけに偏らせてしまうのは危険です。
してはいけない危険な行いまで肯定し、褒める必要はありません。
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いつもの「ダメ!」を前向きな言葉に変換!
ここからは、やめて欲しいことがあった時の具体的な声のかけ方を解説します。
子育てをしていると、どうしても口から出てしまうフレーズはありませんか?
- 「ダメ!」
- 「何やってるの⁉」
- 「やめてっていったでしょ⁉」
- 「静かにして!」
- 「早くしなさい!」
子どもは視野が狭い一方で好奇心は高く、感情の赴くまま「今、それをする⁈」ということを度々します。
また子どもは怖さを知らず、危険を予測できる経験値もありません。
そのため、まさかと思うような危ないことを平気でするので、目を離せないのがツラいところですよね。
しかしをそれらを避けようとすると、どうしても禁止事項が多くなり、口調も命令調になりがちに。
その流れで子どもに対して、「普段してほしいこと」まで命令口調になっていませんか?
子供の自己肯定感を高めるためには、日頃から肯定してあげることが大切です。
とはいえ、いうことを聞いてくれない時にどう肯定しながら伝えれば良いのか?
子供の年齢によって伝え方も変わりますが、肯定しながら聞いてもらうには次の3点を押さえることが大切です。
- 現時点での子どもの行動を受け止める
→否定せず肯定 - 現状を伝える→冷静に伝える
- 子供自身で決めさせる
→最終的に自分が決めたと思わせる
「早くしなさい!」の変換例
たとえば「早くしなさい!」を肯定的な言葉で伝えてみます。
母「今、どこまで支度できた~?」
子「〇〇はやった」
母「そこまでやったんだね。じゃあ、あとは〇〇か。あと〇分で家をでないといけないけど、何分でできそう?」
※「何もやっていない」「今から」と言われても否定せずに、「そうなんだ。じゃあ何時までにやれそう?」などと子供に決めさせるのがポイントです。
長い会話が難しい幼児期には、タイマーを使用する方法もおススメ。
母「次にピピピってタイマーが鳴るまでに、お着換えできるかな~?」
子「わかったー」
母「あと10秒だよ~10・9・8…」
子「できたー!!」
母「すごいねー!」
たとえ間に合わなくても、決して否定的な言葉を使わず、「〇秒でできた!すごいね!次はもっと早くできそうだね!」と、前向きな言葉で終わらせるのがポイントです。
肯定することは子供の自己肯定感を高めるばかりではなく、して欲しいことをスムーズにしてもらうきっかけにもなります。
子供にしてほしいことは、ぜひ次のような「肯定的な言葉に変換」しましょう。
VIA:楽々かあさん公式HP
否定的な言葉を肯定的な言葉にするよう、ほんの少し意識を変えるだけでも変化があります。
ぜひお試しくださいね。
「自己肯定感って何?」 「子どもにとって自己肯定感が高いとどんなメリットがあるの?」 『自己肯定感』という言葉は知っていても、具体的に詳しく知らない方もいらっしゃるでしょう。 この記事では、自己肯定感とは何か、自己肯定感が[…]
まとめ
子どもの肯定感を高めてあげると、自らいろいろなことに積極的にチャレンジし、可能性をドンドン広げていけるようになります。
困難なことに立ち向かい、乗り越えるための「生きる力」が強くなるのです。
親自身が自分を肯定できるようにすれば、自然に子供を肯定する言葉も増えていくでしょう。
少しの意識で、あなたとあなたの子供の肯定感は高められる!
この記事を読んでいただいた時点で、すでにあなたの肯定感も上向きです。
今日からお子さんとご自身の自己肯定感を、グングンあげていきましょう!
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