まだ、しっかりと会話のできない小さな子どもたちと過ごしていると、「ダメ!」と子どもを止めなければいけない場面がよくあります。
子どものやること全てを否定していることに気がついて、悲しい気持ちになることも。
今回は、そんな時に試してみたい環境づくりのヒントを、今話題のモンテッソーリ教育からご紹介します。
モンテッソーリ教育とは
イタリアの女性精神科医であるマリア・モンテッソーリが、20世紀初頭に提唱したモンテッソーリ教育。
Amazonの創業者であるジェフ・ベゾスや将棋の藤井聡太棋士など、才能を花開かせた世界の著名人が受けていた教育として注目されています。
基本を解りやすく言うと、「子どもには生来の学習能力があり、環境を整えることで発達する」という考えです。
モンテッソーリ教育法においては、子どもたちは生まれながらにして知ることを強く求めているもので、思慮深く用意された支援的な学習環境の中であれば、自発的に学び始める力を持っていると捉える。モンテッソーリ教育法は子どもたちを身体面、社会面、情緒面、認知面で発達させることを目指す
モンテッソーリ教育では、子どもの成長課程で特に特定の能力が伸びる時期を「敏感期」と呼んで大切にしています。
子どもの敏感期に合わせて、その特定の能力が伸びやすい環境を整えてあげることで、子どもが本来持っている才能を引き出すことができるのだとか。
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子どもに「ダメ!」を言う回数を減らすために
環境を整えることで、子どもが生来持つ学習能力や才能を育てるのは、素晴らしいことですよね。
ただし、「子どもがやりたがること」の大半は、親が「ダメ!」と叱る行為でもあります。
- どこにでも潜り込む
- 大声で歌う・叫ぶ
- 何でも触って破る・壊す、などなど
そこで思わず出てしまう「ダメ!」を減らすには、どうすれば良いのでしょう?
1.子どものやりたがる事を観察する
まずは忍耐強く、子どもが何を好んでやりたがるのか、観察してみましょう。
叱りたくなる行為も、それが「興味や意欲のあらわれ」と捉えれば、どんな環境を準備すればいいのかが見えてきます。
こんな前向きな発想を持つことで、「ダメ!」を減らすスタートになります。
2.触って欲しくないものは、子どもの手の届かない場所に
子どもが興味を持つことにはこんな意味があると、モンテッソーリは教えます。
- 子どもが身体の使い方を覚えている
- 感覚を磨くためにやっている
とはいえ、危険なものや大切なものなど、どうしても子どもに触って欲しくないものもあります。
そういったものは、出来るだけ子どもの手の届かない場所に置いておくようにしましょう。
3.子どもが夢中になれるものを、手の届く場所に
大人にとっては、いたずらに見える子どもの行動も、実は子どもの発達に必要なお仕事。
同じ動きを何度も繰り返し行うことで、身体の使い方を覚えたり、感性を磨いたりしているんです。
子どもが興味を持っているものが解ったら、夢中になれそうなものを子どもの手の届く場所に置いてあげましょう。
例えば、本をどんどん破いてしまって困っている場合。
大事な本は手の届かない場所にうつし、そのかわりに新聞紙など破って遊んでも良いものを用意してあげましょう。
いたずらに夢中になっている敏感期が、子どもがぐんぐん伸びている時期。
触って欲しくないものを片付けるのとセットで試してみたいですね。
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まとめ
いかがでしたか?
環境を整え、大人のこころの持ち方を変えてみると、これまでと違った子どもの一面と出会えるかもしれません。
子どもが、ぐんぐん才能を伸ばすことの出来る敏感期。
「ダメ!」の一言で委縮させては残念です。
せっかくですから環境を整えて、子どもも大人も楽しく過ごす工夫ができたら良いですね。
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