もっと言えば、この考え方は『古い!』というふうにも捉えられるようになっています。
そこで今回は、「一人っ子は可哀そうではない!」について、
- 一人っ子が可哀そうでない理由
- 一人っ子が可哀そうと言われる所以
- 一人っ子のメリット
以上についてお伝えしていきます!
一人っ子は可哀そうではないということ
「一人っ子が可哀そう」とは、戦後間もないころの人たちからの「言い伝え」のようなものだからです。
冒頭でも触れましたが、「一人っ子が可哀そうというのはもう古い!」と捉えられ始めています。
今いる子に目を向けよう
子どもの数が多ければ幸せというものではありません。
一人だろうが兄弟がいようが、自分たちのところにやってきてくれた今いる子どもにしっかり目を向けてやりましょう。
今いる子に目を向けてやることの方が、パパやママにとっても子どもにとってもとても幸せなことだと考えます。
家庭環境はみんな同じではない
まるで一人っ子が悪いようにさえ思えてしまいますが、落ち込むことはありません。
一人っ子の家庭でも、それぞれ家庭環境は違います。
その背景には以下のようなことが考えられえます。
- ママの健康上の理由
- 経済的理由
- 子どもは一人と決めていた
- 80年代ころから女性の生き方が変わってきた
上記の要因があるでしょう。
ママがもともと身体が弱く、子どもは一人しか望めないだろうと言われる人もいます。
夫の会社が倒産、または仕事中の事故で働けなくなり経済的にもう一人はきつい。
やりたいことがあるから、子どもはいても一人と決めていた。
80年代以降、女性が家事、育児以外の働き方に目を向けるようになった。
など…同じ一人っ子の家庭でも、その背景は実に十人十色です。
そして、どの家庭も決して子どもの気持ちを考えずに一人にしているという訳ではありません。
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一人っ子が可哀そうと言われる所以
「一人っ子は可哀そう」というママには、おおむねこんな人が多いです。
- 現在2人目妊娠中
- 戦後の親・祖父母の影響
現在2人目を妊娠中のママには、経済的に少し余裕があったり、または、親・祖父母のサポートがあるということが背景にあるようです。
そして、親や祖父母の影響を受けている理由として、祖父母の世代では非常に子供の数が多かった!10人兄弟なんて当たり前!そんな子どもの数が多かった時代の人からすると、子ども一人だけとなるとたぶんこう見えるのでしょう。
「寂しそう」
「一人っ子はわがままになる」
「可哀そう」
となってしまうのではと推測されます。
そして、そう感じるために自分の息子・あるいは娘、つまり今のパパやママにそれをしょっちゅう言うのです。
そうすると、毎回そう聞かされている今のパパやママは自然と「一人っ子は可哀そう」という固定観念のようなものが出来上がってしまいます。
いわゆる「マインドコントロール」されてしまうというところがあります。
今のママが他の一人っ子ママに「一人っ子は可哀そうよ」というのは、自分の親や祖父母からの受け売りみたいになってしまっていると考えられます。
一人っ子のメリット
そうした考えを払拭するべく、一人っ子ママに考えてもらいたい「一人っ子のメリット」をご紹介します。
- 両親や祖父母の愛情を独り占めできる
これはもうそのままの意味なのですが、他に兄弟がいない分、両親や祖父母が常に自分(子ども)に向いています。
目が合えばニコって笑ってくれて、遊んでくれて、おやつや美味しいごはんも作ってくれます。
甘やかしているかどうかは、その親や祖父母の接し方で決まることです。
必ずしもそうしたからといって、甘やかしになるということではないと思います。
兄弟がいる子は、どうでしょうか?
他に子どもがいると、当然親や祖父母の目がずっと自分に向いていることはありません。
まだ下に小さい子がいる場合、どうしても親の目は下の子にいきます。
手が掛かるうちはずっとそうなるので、上の子としては「もしかして嫌われてる?」と感じることも…。
私も兄弟が下に2人いるので経験済みです。
下に弟が産まれるまで5年の開きがあり、その間、親や祖父母の愛情は私に向いていました。
しかし5年後、弟が産まれ、さらに下に妹が生まれるやいなや、どんどん親や祖父母の目が下の子に向いていきます。
ちょっと兄弟と喧嘩すると「あんた、お姉ちゃんでしょう!」と怒られる。
そう、この怒られる回数が増えていくんですよね?
私は自覚こそしていませんでしたが、やはりこのとき「嫌われてる」と感じていたと思います。
そのため、無意識でも親の云う事を素直に聞けないところがあり、駄々をこねたり反抗期を迎えるのも早かったようです。
でも親も私が言うこと聞かなくなった原因をなんとなく分かっていたようで、後に「兄弟ができてからお前の反抗が凄かったからね、可哀そうだった」と。
親になった今では、その時の親の気持ちが分かります。
寂しい想いをさせていると気付きながらも、下の子から目が離せなかったのだろうと。
子どもの頃の私にはそんなことは分かりませんから、ずいぶんと手を妬かせて申し訳なかったと思います。
一人っ子は自立できる
一人っ子の場合は、少なくとも家庭の中で孤独を感じることはありません。
一人だけだと寂しそうに見えるかも知れませんが、自立するまでは親や祖父母に常に見守られています。
一人っ子は外野から見るより意外と寂しくないんですよ。
また、一人っ子でも「兄弟がいた方が良かった」という子もいます。
しかしそれは子どもの時だけで、大人になるといろいろ兄弟間で面倒なこともあります。
例えば、「親の介護の押し付け合い」「遺産相続」など、起こり得ることですからね。
もちろん、兄弟がいれば「話し相手」「相談相手」になるというメリットもあります。
両方にメリット・デメリットがあるのは当たり前です。
しかし、デメリットよりメリットを生かした育て方がありますので、「可哀そう」に惑わされないでください。
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まとめ
今回は、「一人っ子は可哀そうではない」ということについて、お話してきました。
- 一人っ子は可哀そうは親や祖父母の「言い伝え」
- 兄弟っ子ママには、親や祖父母のサポートがある
- 一人っ子は思ったほど寂しくない
大事なのは子どもの人数ではなく、今いる子にどれだけの愛情を掛けてやれるかだと思うのです。
それは、一人っ子に限らず兄弟っ子でも同じことです。
そのことを忘れないように、いっぱい愛情掛けてあげてください。
※甘やかせるということとは違います。
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