子育て中って、毎日が泣いて笑って怒っての繰り返しで、スムーズに過ごせる日なんてほとんどなくて…。
まして第一子の子育ては、ママだって初めてのことだらけ!
育児本やら育児系サイトの情報に頼ったり、先輩ママや実母、義母からのアドバイスをもらいながら、あの手この手と試行錯誤を繰り返す毎日ですよね。
この記事では私、マタイク公式ライターのりこママの実体験、「あのとき、ああしておけばよかった」と思ったことを、読者のみなさんにご紹介したいと思います。
18歳になった一人っ子息子は優しくて料理上手に育ちましたが、冷静になって振り返ると「あのとき、ああしておけばよかった…」と思うことがたくさん。
もしかしたら、現在育児で悩んでるママにちょっとは役立つかもしれません。
今回はシリーズ3回目、『園児時代』のエピソードを、年少・年中・年長ごとにお届けしますので、ぜひ最後まで読んでください!
【年少さん】母子ともに初体験だらけで悪戦苦闘
息子が幼稚園に入園した当時、私は専業主婦だったので、生まれてからずーっと一緒にいました。
なので登園は、「ママと離れる」「子どもと離れる」という初の経験でした。
朝、初めて息子を先生に託したとき、「ママー!ママー!」と泣き叫んでいた息子。
私も涙があふれ出そうになって、察した先生から「お母さんは行っちゃってください」と言われました。
そして、家に帰ってから大泣きした記憶があります。
(あんなに子どもを泣かせてまで幼稚園に行かせて…)
自分はとても悪いことをしているんじゃないか?という罪悪感さえ覚えました。
で、お迎えの時間に行くと、保護者がズラリと園庭に並んでいました。
前に並んでいるママさんと話すチャンスに恵まれて、自分の気持ち(園に入れた罪悪感)を言ったところ…
「そんな気持ちになるのね!子どもはすぐに慣れるから大丈夫よ~」との回答。
聞けばそのママ、今日お迎えの子は3人目だそうで、そりゃあ肝っ玉も座るもんなんだなと思った次第でした。
年少さんのときにやってよかったこと
やってよかったで最初に思い出すのは、なんと、通園バッグの外注です(笑)
通園していたのは私立の幼稚園ですが、通園バッグやら給食時のナプキンなどに、細かいサイズ指定がありました。
ベテランママなら「ある程度合ってればいいのよ」と気にしないことかもしれませんが、なにせ初めてのことだし、一応真面目な性格なので、指定サイズにはこだわりました。
でも、実はお裁縫レベルが小学生並みな私は、通園バッグだけ外注したのです。
しかしこれがよかったんです!きれいだし、丈夫!!
なんならまだ使えます(笑)。
割り切りは大事です、すぐに破れてしまうバッグでは困りますもんね。
次によかったことと言えば、「親子スイミング」に通ったことです。
市が主催だったので月謝も格安、まあまあ息子も楽しんでいたのかなと思います。
年少さんのときにやめておけばよかったこと
張り切って作ったキャラ弁です。
当初、出来上がったお弁当を見た息子は喜んでくれていました。
しかし、凝ったデザインでは海苔を切ったり、キャラに応じて目を入れたりで、出来上がりまでに時間がかかるかかる。
そうするうちに、息子の「あのね、ママ、食べるのかわいそうなの」の一言が、キャラ弁中止の決定打に!
キャラ弁じゃなくても、100円ショップで売っているカラフルなピックやおかずケースで彩りは出せたし、喜んでくれました。
そして私は、「お弁当タイムは楽しくおいしく、完食してくれれば作った自分も嬉しい!」ということに気づかされたんです。
年少さんのときに得た教訓
- 入園前に用意するべきものは何が何でもママが用意しなくてOK!⇒無理せず人に頼るべし。
- 親だけでは手に負えない、解決の糸口が見えない問題で悩みすぎない!⇒先生に相談・応援を要請すべし。
- お弁当は凝ってナンボではない!⇒子どもが食べやすく、おいしく完食できる工夫が大切。
【年中さん】チャレンジ精神の目覚め?!
年中さんのときには「お泊り保育」を経験しました。
絶対参加しないだろうなと予想していた通り、「絶対行かない」と頑なに拒否していた息子。
それまでお泊りは私の実家だけで、祖父母の高待遇により一人でも泊まれていました。
無理強いはさせたくなかったのですが、貴重な体験だから行く気になってくれればと思い、担任の先生にこっそり相談してみました。
するとどうでしょう!早速その日の帰り道、「ボク、お泊り行ってみようかな」と言い出したんです(笑)。
参加を決めてからは新しいパジャマやおやつを買って、楽しみにしているようでしたし、実際お泊り保育時の写真を見ると、お友達と仲良く楽しく過ごしているようでした。
ところが!寝ているはずの深夜、「息子さん、お熱が出てしまいました」と園から電話が。
先生は「夜中ですし、息子さん寝ていますので、できれば朝早くにお迎えお願いできませんでしょうか?」と。
朝の6時頃お迎えに行くと、先生に連れられた息子が私に駆け寄ってきて、「ママー!」と半べそをかきながら抱きついてきました。
自宅で休ませてから病院を受診しようと思っていましたが、ひと眠りした息子はすこぶる元気に。
おそらく「知恵熱」だったに違いありません…。
慣れない環境でがんばったんだなと、目頭が熱くなった出来事でした。
年中さんのときにやってよかったこと
発熱してしまったお泊り保育でしたが、思い切ってやってみて良かったと思います。
普段なら朝から夕方までしか一緒にいることのないお友達や先生と、夕ご飯を食べたり、布団ではしゃいだりして、一日中一緒にいたことは貴重な体験だったに違いありません。
小さいながらも、思うことはあったのではないかと思いました。
年中さんのときにやめておけばよかったこと
園から帰宅したときに、手を出し過ぎたかなと思います。
制服や制帽、通園カバンを所定の位置に置く、お弁当箱をキッチンに出すなどの行程を、しっかりルーティン化するように仕向ければ良かったです。
さっさと家事に取り掛かりたい気持ちと、きっちりキレイに片付けたいがために、根気よく自分でやるように仕向けなかったことは大後悔です。
自分でやれるけど、「やらなくてもママがやってくれる」ことが当たり前になってしまいました。
ママが片付けてあげるのはやさしさではなく、甘やかしであり、手をかけすぎたのは後々響いているように思えてなりません。
子どもには「自分の持ち物の管理は自分でやるのが当然」を身に付けさせるために、ママは忍耐力を磨くべきでした。
年中さんのときに得た教訓
- 子どもにはあらゆることを挑戦させてみる!⇒「可愛い子には旅をさせよ」精神
- 自分の持ち物は自分で管理するように仕向ける!⇒時間がかかっても手を出さず、ルーティン化を促す
【年長さん】自己主張が出始めた息子とママの戦い
年中さんのときに始めた「硬筆教室」を辞めたいと言い出しました。
これは保育時間外に、希望者だけが園内で外部の先生に字を習う教室で、時間は確か1時間ほどだったと思います。
じっと座って、やりたくもないことをやらされるのが苦痛だったのでしょうね。
「辞めたいと言えばすぐに辞めさせてくれる」という形式にはしたくなかったので、その場は説得。
でも後日、教室が終わって園庭で遊ばせているときに、また「教室辞めたい」と言い出した息子。
そして、息子と私のやり取りをそばで話を聞いていたママ友が、「嫌だったら辞めてもいいんだよ」と余計な一言を…。
息子の頭の中は「嫌なら辞めていいんだ」でいっぱいになり、その後はもういくら説得してもダメでしたね。
いくら親しいママ友でも、こういうときはスルーしてほしかった!というのが本音です。
また、夫に相談してから辞める手続きを取ればよかった、とも後悔しています。
私と息子の間だけだと、「めんどうな習い事は、ママに駄々をこねれば辞められる」という図式が成り立ってしまった気がしてなりません。
年長さんのときにやってよかったこと
やってよかったこと第一位は「料理の手伝い」です。
この時期以前から料理にはだいぶ興味を持っていて、夕飯の支度をしている私の横でキッチンツールを使い“一人おままごと”をしてみたり、砂場では食べ物を作って並べたりしていました。
ある日、私にも余裕があったのか、「お肉焼いてみる?」と言ったところ、即答で「やりたい!」と。
フライパンで肉を炒める作業をやらせてみたところ、おままごとでの疑似体験の賜物でしょう!これがまた上手で、かなり褒めました(笑)。
この頃から明確に、“料理することは楽しい”“料理は人を喜ばせる”という意識が芽生えたのだと思います。
今では、ハンバーグ、カレー、トンカツ、酢豚なども作れますし、クッキーを焼いてくれることもあります。
家事ができる男だとモテるかな?!
やってよかったこと第二位は「七五三撮影」です。
最初は恥ずかしいやら緊張やらで、笑顔が凍ばっていましたが、撮影スタジオのスタッフさんにのせられて、素晴らしい出来栄えとなりました。
スタジオでプロのカメラマンに撮影してもらうことなんて、一般人の人生にはなかなかないもの。
お金には変えられない価値がありましたよ!
年長さんのときにやめておけばよかったこと
やりたいこと、やりたくないことの境界線がハッキリ出てきたのがこの時期です。
自分が納得できないことはやらないという、良く言えば芯が通っている、悪く言えば融通が利かないキャラになりました。
それでも幼稚園では集団生活ですので、やりたくないこともやらなければいけないシーンは出てきます。
気が乗らない息子の説得、何度試みたことでしょう(苦笑)。
私の気持ちが折れてしまい、説得に失敗したことも多々あります。
息子の気持ちを尊重するあまり…いえ、尊重したのではなく、親としての責務を放棄してしまったのかもしれません。
正直「面倒くさい」と感じてしまい、「やりたくないことはやらなくていい」という環境にしてしまいました。
ママと息子だけでバトルするのではなく、パパを巻き込めば良かったと大後悔しています。
放任主義も結構ですが、それは自立心や制御できる心がある子どもの場合のみ有効だと思います。
子どもに親離れの気持ちが芽生えだしたとき、親は「手は放しても目は離してはいけない」と痛感しました。
年長さんのときに得た教訓
- たかが習い事、されど習い事!⇒「継続は力なり」を教える絶好のチャンスである。
- ママだけでは手に負えない場合!⇒夫も巻き込むべし(仕事が多忙な夫にも育児に関わるチャンスを与える)。
まとめ
子育てを振り返る「園児時代」、いかがでしたか?
記事を書きながら、「あのとき、ああしておけばよかったなぁ」ということばかり思い出していました。
私の失敗談を読んで、方向修正するヒントを得られそうなママさんがいてくれたら幸いです。
次回はシリーズ第4弾『小学校低学年時代』をお届けする予定です。お楽しみに!
【子育てを振り返る】あのとき、ああしておけばよかった~新生児期【子育てコラム】|マタイク
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