子どもが夜中に泣き叫んだり、ひどく興奮して起きることはありませんか?
筆者の2才の子どもも、寝ついたと思っても、一時間ほどで泣きながら壁を指差し、起きることがよくあります。
実はこれ、「夜驚症(やきょうしょう)」という症状なんです。
この記事では、「夜驚症」とはなんなのか、その原因や対処法をご紹介します。
夜驚症とは?
「夜驚症」とは、寝ている子どもが急に恐怖や興奮した表情で泣き叫んだり、パニックを起こしたように見える症状を意味します。
子どもに多くみられる睡眠障害の一つで、2才~6歳頃によく見られるとされています。
未解明の要素も多い「夜驚症」ですが、主な原因はこれらとのこと。
- ストレスや不安
- 睡眠不足
- 騒音が多い環境
- 発熱など、病気の予兆
- 睡眠中に膀胱が満タンになる
- 睡眠中の無呼吸症候群
大人にとっては何でもないことでも、日中の出来事などが、子供にとっては強い不安や恐怖、刺激につながることもあります。
夜驚症と夜泣きの違い
「夜泣き」とは、おむつが濡れた、お腹がすいた、暑い・寒いといった生理的な理由がないのに、就寝後に泣きだす状態を指します。
いわば原因不明の夜中の大泣きであり、あやすといったん落ち着くものの、ひと晩に数回繰り返すことも。
人間は生後3ヵ月~2才頃までは睡眠のサイクルが不安定なため、眠りが浅いレム睡眠中に覚醒しやすいと言われています。
一方「夜驚症」は、眠りが深いノンレム睡眠中に起こります。
ただ泣くだけではなく、突然泣き叫んだり、怯えた表情で起き上がったりする点が特徴です。
ノンレム睡眠中だけあって、はっきり覚醒しているわけではなく、ママやパパがあやしてもそれを認識できない場合が殆どです。
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夜驚症が起こった時の対処法
「夜驚症」の対処は、基本的には「見守り」です。
あくまでも本人は寝ぼけた状態ですので、無理に起こすと本当のパニックになりかねません。
ベッドの上で泣いているだけなら、そばについて声を掛けながら、落ち着くのを待ってあげましょう。
2歳を過ぎて動き回ろうとしている場合は、ベッドの周りから家具を動かすなど、危なくない環境を作ってあげましょう。
多くの場合、10分程度で興奮がおさまり、また眠りにつきます。
繰り返すことは少ない
筆者の体験上、子どもの「夜驚症」は一晩に一回だけのことが多いです。
例えば2才~6才頃の子どもの就寝時間は、だいたい21時頃が平均ですよね。
そこから眠りにつき、1時間程度で「夜驚症」が起こっても、22時から23時頃。
まだママやパパが起きている時間帯です。
初めて夜に泣き叫ぶ我が子を見ると、親もパニックになりそうですが、結論としては「夜泣き」よりも対処は楽と言えるでしょう。
まとめ
毎晩「夜驚症」があっても、その頻度がひと晩に一回程度なら様子見で大丈夫。
ただし、ひと晩に2~3回、一回につき10分以上続く場合は、一度かかりつけの小児科に相談してみる方が賢明でしょう。
子どもも親も安心して睡眠をとれますように。
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