みなさん、ご家庭の中でお子さんとお金の話をしていますか?
私たち日本人にとって、お金の話はタブーとまでは言わないものの、子供と頻繁に話す話題ではないような気もします。
そこでこの記事では、お金との付き合い方を親子でどう学んでいけばよいのかを検証。
筆者の失敗談もぶっちゃけますので、ぜひお読みください!
お金の教育は人生の必修科目!
人が生きていく上で、お金との付き合い方はとても大事な必修科目です。
なのに多くのママパパが、「いったいどうすれば…」と悩むのはなぜでしょう?
その理由は、肝心の親世代がお金のトレーニングを受けていないから、ではないでしょうか。
筆者自身、家庭でも学校でも、そんなトレーニングを受けた記憶がありません。
そのために失敗したと感じている経験からご紹介しましょう。
長男のおこづかい制度はゆるかった!
筆者の長男が小学生低学年のころ、わが家でもおこづかい制度をスタートしました。
またその時期に、お年玉などまとまったお金を、長男が手にする機会も増えてきました。
- おこづかいの使い道は基本的に本人判断
- お年玉は一部を本人に、大部分は本人名義の口座に入金
当時は深く考えることもなく、こんな状態。
本来ならおこづかい制度開始の時点で、お金に対する考え方を少しずつ教えておくべきだったと感じています。
やりそびれて後悔していること
子供たちが成人した今、「あの時こうしておけば良かったな…」と思うことがあります。
それは、お金の使い方を親子一緒に相談して計画する、ということです。
例えば、家族旅行の予算の話です。
- 今度の1泊2日の旅行の予算は○○万円です。
- 必要経費××万円を引いた、使える予算はいくらになる?
- ママはこのお店のソフトクリームを食べたいな。
- あなたたちもこのお金で、やりたいことや食べたいものを考えてみようよ!
旅行サイトやガイドブックを見ながら、計画段階から子供を巻き込んで、お金の使い方について考える機会を持つ。
やっておけば良かったと痛感しています。
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お金の稼ぎ方をどう教える?
ユダヤの大富豪は子供が幼いうちから投資をさせるとか。
けれどお金の教育を受けてこなかった親が、幼い子供にお金の稼ぎ方を教えるのは、ハードルが高いですね。
よく聞くのは月々のおこづかいとは別に、子供が家事のお手伝いをしたときにお金を渡すというもの。
つまり、労働の対価です。
でも筆者個人は、このやり方には抵抗がありました。
お手伝いのご褒美の良しあし
筆者は、子供は家庭の中で「一方的に世話をされるお客さんではない」と思っています。
子供も親と同様に、社会の最小単位である家庭のなかの重要なメンバー。
家庭の中でなんらかの役割を持ち、自分が家族の役に立っているという感覚を、子供自身が持つことは大切です。
そのためわが家では、子供たちが小学生のころ、長男はお風呂掃除担当、長女はゴミ出し担当でしたが、そこにお金を渡すという事はしませんでした。
しかしそうは言っても、お金を稼ぐという体験もさせたい…。
苦肉の策が、日常のお手伝いとは別に、年末の大掃除とか年に2回の庭木の剪定とか、非日常の大掛かりな作業の場合だけ、おこづかいをはずみました。
いわばサプライズボーナスですね(笑)。
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お金にまつわるメンタルブロックとは?
自分自身がお金のトレーニングを受けたことがなくても、親なら手探りで我が子に教育しようとします。
その際に、どう教えるかも大切ですが、改めて注意しておきたいことがあります。
それは親自身の思い込みがマイナスの影響を与えることがある、という点です。
我が子のトラウマになった発言とは?
これは今思い出しても、ちょっぴり胸が痛くなる筆者のエピソードです。
怒涛の子育ての日々も終わり、大学に進学した長男が不意に私に向かって告白を始めました。
長男:「俺、母さんに謝らなきゃいけないことがある。小学3年か4年の頃、A子(妹)とお菓子の取り合いでケンカして、母さんに叱られたことがあったの、憶えてる?」
あまりにありきたりの日常で、当然記憶がありません。
長男:「あの時俺が、『だって母さんがいつも“うちはそんなにお金がないから買えません”って言うから取り合ってしまう!』って言ったら、母さんの顔色がみるみる変わって、俺たちに謝ったんだ。」
……ああ、あれだ…確かに子供たちに謝った記憶が甦りました。
母:「あなたたち、本当にごめんなさい。なんの努力をしなくても欲しいものが買ってもらえると、思って欲しくなかった。だから誕生日以外のオモチャは、お金がないからダメと言ってきたけど、それほど傷つけていたとは思わなかった。うちはお金持ちではないけど、そんなに貧乏でもない。傷つけてごめんなさい。」
およそ、こうです。
長男によれば、あの時の言い訳は、「叱られるのが嫌で苦し紛れに口走った」のであって、そんなに傷ついてなどいなかったとのこと。
逆に「母親を傷つけてしまった…」と、心に引っかかり続けたのだそうです。
このエピソードの教訓
この体験談からお伝えしたいのは、親の思い込みを子供に強要するのは、ときに危険ということです。
筆者は、「苦労しないとお金は手に入れられない」という、筆者自身のメンタルブロック(ネガティブな発想)を、知らずしらずに子供たちに伝えてしまっていたのです。
お金にまつわるトレーニングは、ともすれば「厳しくせねば」と思いがちですが、やり方を間違えると子供にはトラウマになります。
特にお金にまつわるネガティブな思い込みは、教育の入口の段階で誤解を招きかねません。
自分なりに厳しく教え、問題があって謝罪したつもりが、その両方が長男のトラウマだったとは、本当に胸が痛くなりました。
皆さまはぜひお気をつけくださいね。
まとめ
筆者自身、わが子のお金の教育には今も迷い続けています。
ただ、子供は小さくても立派な家族の構成メンバーです。
その点では父親や母親と何ら変わりません。
年齢に応じた課題を選びつつ、親子一緒に学んでいきましょう!
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