暗号の謎ついに解明!歴史に名を刻んだ3つの暗号文その真実とは?

暗号の謎ついに解明!歴史に名を刻んだ3つの暗号文その真実とは?

歴史の中には、多くの謎が隠されています。

その中でも、暗号文は特に興味を引く存在となっています。

近年、多くの専門家たちがこれらの暗号文の解明に挑戦し、その成果を上げています。

その中でも特に注目すべき3つの暗号文を紹介します。

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解明された謎の暗号文3選

悪魔の手紙

悪魔の手紙画像出典|カラパイア

1676年、イタリアのシチリア州の修道院にて、シスターとして神に仕えていたマリア・クロシィフィッサ・デッラ・コンチェツィオーネは、ある日突如として異常な行動を示しました。

彼女はある朝、自らの手がインクで汚れているのを発見し、その隣には謎の手紙が置かれていました。

この手紙は、通常の文字ではなく、未知の記号や文字で書かれており、誰もがその内容を解読することができませんでした。

マリア自身は、この手紙は悪魔が彼女を通して書き留めたものだと主張。

彼女の話によれば、悪魔は彼女の体を一時的に乗っ取り、その手紙を書き上げたというのです。

この出来事は、修道院内で大きな騒動となり、多くの人々がその真相を知りたがりましたが、その内容は長い間、謎のままとなっていました。

しかし、時は流れ、2018年になって、この「悪魔の手紙」の解読に挑戦する研究チームが現れました。

イタリア科学博物館の専門家たちは、最新の技術を駆使して、この手紙の内容を解明しようと試みました。

そして、ついにその内容が明らかになったのです。

手紙には、「神・キリスト・聖霊は重みである。神は死ぬ運命にある人間を開放できる。このシステムは誰のためにも機能しない。神は人間が作った」という、深遠なメッセージが記されていました。

これは、宗教的な信仰や人間の存在、宇宙の真理についての哲学的な問いかけを含んでいるとも解釈されました。

この手紙の背後には、マリアが当時の宗教的な環境や社会的な背景、そして彼女自身の心の葛藤をどのように感じ取っていたのか、という深い背景が隠されていると考えられます。

今もなお、この「悪魔の手紙」は、多くの人々の興味を引きつけ、その真意についての議論が続いています。

エニグマ暗号

エニグマ暗号画像出典|Wikipedia

第2次世界大戦中、情報戦は戦局を左右する重要な要素となりました。

その中心にあったのが、ナチス・ドイツが使用していた「エニグマ暗号」です。

この暗号は、エニグマという特殊な暗号機を使用して生成され、その複雑さから連合国軍は長い間、この暗号の解読に苦しんでいました。

エニグマ暗号機は、キーボードと一連の回転するディスク、そして電球から成る装置で、特定の設定で文字を入力すると、別の文字として出力される仕組みでした。

この設定は日々変更され、その組み合わせの数は膨大であったため、手動での解読はほぼ不可能でした。

しかし、イギリスの数学者アラン・チューリングを中心とするチームは、この暗号を解読するための特別な機械を開発しました。

この機械は「ボンベ」と呼ばれ、エニグマの動作を模倣し、高速に暗号の設定を試行錯誤することができました。

結果として、連合国軍はエニグマ暗号を解読することに成功。

この成功により、ドイツ軍の戦略や動向を事前に知ることができ、多くの戦闘で有利な立場を取ることができました。

解読された内容の中には、ドイツ軍の攻撃計画、軍の移動、補給状況など、戦局を大きく左右する情報が含まれていました。

これらの情報は、連合国軍の戦略立案に大きく寄与し、戦争の結果を大きく変える要因となりました。

「エニグマ暗号」の解読は、情報技術の歴史、そして第2次世界大戦の歴史において、非常に重要な出来事として位置づけられています。

アラン・チューリングと彼のチームの努力は、現代のコンピュータ技術の発展にも大きく寄与しており、彼らの功績は今日も高く評価されています。

メアリー女王の書簡

メアリー女王の書簡画像出典|カラパイア

16世紀のヨーロッパ、スコットランド女王メアリー・スチュアートは、その美貌と政治的な動向で多くの人々の注目を集めていました。

彼女の生涯は、愛と裏切り、政治的陰謀と宗教的対立に満ちており、その中で彼女が書き綴った書簡は、彼女の心の内側を垣間見ることができる貴重な資料となっています。

メアリー女王は、1578年から1584年の幽閉期間中に、フランスの駐イングランド大使に宛てて57通の書簡を書きました。

これらの書簡は、当時の政治的状況や彼女自身の立場を考慮して、非常に複雑な暗号で記されていました。

この暗号は、当時の最先端の技術を駆使して作成されたもので、解読することは非常に困難でした。

この書簡の解読には、フランス、ドイツ、そして日本の解読者3人が参加。

彼らは、合計で5万語にものぼる莫大な量の書簡を解読するために、10年以上の時間を費やしました。

その結果、書簡の内容が明らかになったのです。

書簡の中で、メアリー女王は、幽閉生活の中での孤独や体調不良、そしてエリザベス1世との解放交渉が誠実に行われていないことへの不満を綴っていました。

また、彼女の愚痴や伯爵への嫌悪感、そして彼女自身の政治的な立場や思考を知ることができる部分も多く含まれていました。

この「メアリー女王の書簡」は、16世紀のヨーロッパの政治的・宗教的背景を理解する上で非常に重要な資料となっています。

また、メアリー女王の人間性や彼女が直面していた困難な状況を知ることができるため、歴史愛好家や研究者にとっては、貴重な情報源となっています。

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