グアテマラのジャングル奥地には、正体不明の「白人巨石人頭」が存在。
1950年代に撮影された一枚の写真が、その謎を一層深めました。
この奇妙な巨石人頭像が何を意味するのか、古代の文明や神話、そして驚愕の仮説を交えながらその謎に迫ります。
グアテマラに存在する正体不明の「白人巨石人頭」の謎
中米のグアテマラには、多くの謎めいた遺物が存在しますが、その中でも特に興味を引くのが「白人巨石人頭」です。
この巨石人頭は1950年代に撮影された写真により知られるようになりました。
その写真には、原住民とは異なる白人のような顔立ちをした巨大な石像が写っており、これが一体何を意味するのか?誰なのか?多くの謎を呼んでいます。
巨石人頭とオルメカ文明の関係
オルメカ文明は紀元前1200年から紀元前後にかけてメキシコ湾岸で栄えた文化であり、巨大な石に人の顔を彫刻する「巨石人頭」が特徴的です。
オルメカ文明の巨石人頭は、その大きさと精巧さから、当時の技術力の高さを示しています。
しかし、これまで発見されたオルメカ文明の巨石人頭は、いずれも原住民の顔立ちをしており、白人のような顔立ちをしたものは見つかっていません。
グアテマラに存在するこの巨石人頭は、高さ6mと、オルメカ文明の石像よりも大きく、顔立ちも白人に見えるため、単純にオルメカ文明の遺物とは言えないのです。
白い神ビラコチャの可能性
この巨石人頭の謎を解く鍵として、「白い神ビラコチャ」の存在が挙げられます。
ビラコチャは、インカ文明において創造神として崇められた存在で、顎髭が立派で大柄な白人男性の姿をしていたと伝えられています。
インカの人々はこのビラコチャを崇拝し、その姿を模して石像を作った可能性があるのです。
実際、スペインの征服者がインカ帝国を訪れた際、インカの人々は彼らをビラコチャの再来と勘違いし大歓迎しました。
この誤解が、スペインの侵略を容易にし、インカ帝国の悲劇的な結末を招いたと言われています。
このように、ビラコチャの姿が白人であったことが、グアテマラの巨石人頭の謎に関連している可能性があります。
アトランティスとの関係
さらに、この巨石人頭がアトランティスと関係しているという説もあります。
アトランティスは1万2000年前に天変地異で海底に没したと言われる伝説の大陸で、その住民が中米に避難したとする説があります。
アトランティス人がオルメカ文明を築き、その後の中米文化に大きな影響を与えた可能性があるのです。
アトランティス人が白人の姿をしていたとすれば、グアテマラの巨石人頭が白人の顔立ちをしていることも説明がつきます。
また、ビラコチャの姿が白人であったことも、アトランティス人が中米に渡り、その姿が神として崇められた結果と考えられます。
宇宙人説
もう一つの仮説として、この巨石人頭が宇宙人を表しているという説があります。
ノルディックエイリアンという宇宙人は、北欧・スカンジナビア人に似た姿をしていると言われており、メソアメリカの原住民に文明や知識を授けたとする話があります。
例えば、オルメカ文明の巨石人頭の中には、ヘルメットをかぶったようなデザインが見られますが、これが宇宙服のヘルメットに似ていると解釈することもできます。
宇宙人が地球に文明を伝え、その姿が石像として残されたという説は、世界最古のシュメール文明が「アヌンナキ」という地球外生命体によって生み出されたとする伝承とも一致します。
マドック王子の説
もう一つの興味深い仮説として、12世紀のウェールズの王子であるマドックが関係しているという説があります。
伝説によれば、マドック王子は1170年に内紛を避けるためにウェールズを離れ、大西洋を渡りアメリカ大陸に到達したと言われています。
彼がネイティブアメリカンと接触し、その文化に影響を与えたとする説です。
1608年、イギリスの探検隊がバージニア州でウェールズ語を話すネイティブアメリカンの集落を発見したという記録があります。
また、1669年には宣教師モーガン・ジョーンズがネイティブアメリカンに捕まり、ウェールズ語で助けを求めたところ解放されたという話もあります。
このことから、マドック王子がアメリカ大陸に渡り、彼の存在が現地の文化に影響を与えた可能性が考えられます。
この説が正しければ、グアテマラの巨石人頭が白人の顔立ちをしている理由も説明がつきます。
マドック王子が現地の人々に神のように崇められ、その姿が石像として彫られたのかもしれません。
また、巨石人頭の高さが6mと異常に大きいことも、マドック王子への敬意を示すためであると考えられます。
まとめ
白人巨石人頭は、いくつかの仮説が存在するものの、未だにその正体は明らかになっていません。
現時点ではどの説も決定的な証拠がなく、今後の研究や新たな発見が待たれます。
この巨石人頭の謎が解明される日が来ることを期待しながら、引き続き興味を持って注目していきましょう。
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