夫の寝具や衣類などのニオイ、気になっていませんか？
クサいのは困るけれど、直接言って傷つけるのはかわいそう……そんなモヤモヤを抱えている人は意外と多いようです。
実は、30代以降は「ミドル脂臭」が強くなる年代。
適切な対策をとって不快なニオイを防ぐことが大切です。
今回は、夫のニオイ対策について解説します。
簡単にとり入れられる対処法を厳選しましたので、ぜひチェックしてくださいね。
30代から強くなるニオイ……原因はミドル脂臭かも
30代半ばごろから夫のニオイがきつくなった……そんな場合は、ミドル脂臭が原因の可能性があります。
ミドル脂臭とは汗に含まれる乳酸を常在菌が代謝・分解することで生じるニオイで、30代半ばから50代半ばにかけて強くなります。
中高年のニオイというと加齢臭を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、加齢臭は50代半ば以降に強くなるもの。
ニオイのタイプも異なり、ミドル脂臭は「古い油のようなニオイ」、加齢臭は「枯草のようなニオイ」になるのが特徴です。
体臭は生活習慣によって強まる⁉
生活習慣が体臭を悪化させる場合があるので要注意です。
肉料理中心の食生活や運動不足が続いていると、ニオイの原因になる皮脂の分泌が増えてしまいます。
また、睡眠不足やストレスは皮脂の酸化を早めるため、体臭悪化の一因となります。
今すぐケアを！ 夫の体臭対策3つ
夫の体臭が気になる場合は、次の3つの対策をしましょう。
1．汗は濡れタオルや汗拭きシートで拭く
汗のニオイを効果的に防ぐため、汗を拭くときは乾いたタオルではなく、濡れタオルか汗拭きシートを使うようにしましょう。
汗に含まれるニオイの原因物質は水溶性であるため、水分を含むタオルや汗拭きシートのほうが、きれいに拭きとれるのです。
2．衣類や寝具の素材を変える
夫のニオイが気になるなら、衣類や寝具の素材も要チェック。
ポリエステル素材は皮脂や汚れを吸着しやすく蒸れやすい性質があり、ニオイがつきやすいため注意しましょう。
コットンは汗を吸って肌を乾きやすくしてくれるので、ニオイ対策におすすめです。
3．積極的に汗を流す
「クサくなるから汗はかきたくない」と思うかもしれませんが、むしろしっかり汗を流すことが大切です。
よく汗をかくと汗腺の機能が高まるため、雑菌が繁殖しにくくて不快なニオイが発生しにくい「いい汗」をかけるようになります。
運動や入浴で、積極的に発汗するのがいいでしょう。
体臭対策には漢方薬もおすすめ
体臭が気になる人には、漢方薬もおすすめ。
体臭の悪化には肉中心の食生活や緊張、ストレスなどが関係しています。
そのため、
- 胃腸の働きを改善する
- 自律神経を整えてストレスを軽減する
- 水分の循環をよくして体内の余分な老廃物を排出する
などの働きを持った生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。
運動習慣や食事内容を改善するのは大変ですが、漢方薬なら1日3回服用するだけなので無理なく継続できますよ。
＜体臭が気になる人におすすめの漢方薬＞
- 知柏地黄丸（ちばくじおうがん）
水分代謝を改善し、からだにたまった余計な熱を冷ます働きがあります。
ホットフラッシュやほてりなどで汗ばむ人にもおすすめです。
- 桂枝加竜骨牡蛎湯（けいしかりゅうこつぼれいとう）
ストレスや疲労がたまっている人の神経の高ぶりを抑え、イライラや不眠を改善します。
自分に合う漢方薬は、体質や症状などによって異なります。
合わないものを服用すると、副作用が出やすくなったり十分な効果が得られなかったりすることがあるので注意しましょう。
漢方薬を選ぶときは、漢方薬に精通した医師・薬剤師に相談すると安心です。
「あんしん漢方」のような、オンラインの漢方個別相談サービスもおすすめですよ。
漢方薬のプロがAIを駆使してぴったりな漢方薬を選んで、自宅に配送してくれます。
スマホひとつで完結するので、とても便利です。
まとめ
夫の体臭が気になる場合は、食事や運動などの生活習慣を見直しつつ、ニオイ対策を行ないましょう。
汗拭きシートでニオイのもとをきちんと拭きとる、蒸れにくい素材の衣類や寝具に変えるなど、ちょっとした工夫を日常生活にとり入れてみてくださいね。
不快なニオイは我慢せず、適切に対処していきましょう。
公式｜あんしん漢方
＜この記事を書いた人＞
あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師 碇 純子（いかり すみこ）
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士（薬学） / 博士（理学）
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
YouTube｜Medical Health CH
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