本当はパートナーを受け入れたいのに、それができずに悩んでいる女性は多いかもしれません。
デリケートな問題なので、だれにも相談できず困っていませんか?
そこで、今回は性欲を高める5つの対策法を紹介します。
女性の性欲の仕組み
性欲とは、性的な満足を得るために性的行為を求める欲望のことで、女性の性欲は愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンの影響を強く受けます。
また、卵巣では女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが作られており、その過程で作られる男性ホルモンのテストステロンも女性の性欲に影響を与えています。
ストレスや疲労感が強いとき、性交痛があったり、セックスそのものに抵抗感があったりすると、パートナーに求められても応じられません。
男女で異なる性欲の仕組み
男性の性欲のピークは男性ホルモンの分泌が増える10〜20代で、主に視覚的な刺激により高まるとされています。
一方、女性の性欲のピークは30〜40代。
性行為の経験を回数を重ねることでオーガズムにも達しやすくなるため、性欲が高まると考えられています。
一般的に女性は、スキンシップや言葉などによる精神的な快感で性的興奮を高めていきます。
そのため、男性に比べるとセックスをしたいというスイッチが入るまでに時間がかかるでしょう。
男性は相手との関係性よりも能動的な性欲によってセックスをする傾向がありますが、多くの女性は相手との精神的なつながりなどから生まれる性欲によってセックスをします。
このような性欲の男女差を知ることはお互いの気持ちのすれ違いを防ぐことにも役立つでしょう。
女性の性欲を高める具体策
女性の性欲を高めるために今すぐできる具体策を5つお伝えします。
1.パートナーとのコミュニケーションを増やす
愛する人とのコミュニケーションやスキンシップは愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されるため、相手への愛情が深まります。
ハグをしたり、他愛ないおしゃべりを楽しんだりするのも大切なコミュニケーションです。
オキシトシンは性欲を高める効果もあるため、パートナーとの幸せなセックスにつながるでしょう。
2.ストレスや疲労をケアする
過度な疲労やストレスがたまっていると、セックスに対するモチベーションが高まらず、性欲の低下や感度の低下を招く傾向があります。
心身が疲れているとからだの休息を優先しやすくなるため、なかなかそうした気分にもなれないでしょう。
休日にはしっかり休息の時間をとったり、適度な運動をしたり、好きな音楽やドラマなどを楽しむなど、ストレスを上手に解消する方法を試してみましょう。
3.性的なコンテンツを活用する
セクシャルなコンテンツに触れることで、自身の性的なスイッチが入る可能性があります。
官能漫画や動画などを探し、お気に入りのシチュエーションを見つけてみましょう。
最近では、女性向けのさまざまなラブグッズも充実しています。
いつもの刺激がマンネリ化して性欲にスイッチが入らない、という方にもおすすめです。
4.性器の乾燥や痛みを改善する
性器の乾燥、痛みの改善には潤滑ゼリーなどのアイテムを使用して、潤いを補うといいでしょう。
スムーズに挿入できるようになることで挿入に対する不安が軽減され、快感を得やすくなり、性器も潤いやすくなる可能性があります。
性欲の低下には漢方薬も役立つ
性欲の低下でお悩みの人は、漢方薬を服用するのもおすすめです。
漢方薬は自然の生薬で作られており、一般的に副作用が少ないとされています。
また、漢方薬でからだと心のバランスを整えることで、女性特有のさまざまな心身の不調を根本から改善することが可能です。
性欲低下の改善には、ホルモンバランスの乱れを整えたり、自律神経に働きかけたり、消化・吸収機能を良くして疲れをとったりする漢方薬を選びます。
<性欲低下でお困りの人におすすめの漢方薬>
- 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
心労が重なることで弱ったからだや心の機能を高めて、精神を安定させます。
不安や不眠、疲れやすく興奮しやすい方に向いています。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
全身的なエネルギー不足を補って、疲労倦怠や虚弱体質に働きかけます。
胃腸の動きをよくして体力を回復させ、元気をとり戻す作用があります。
漢方薬は自分に合っていなければ十分な効果が得られないばかりか、場合によっては副作用が生じることもあります。
漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しながら自分に合った漢方薬を見極めましょう。
スマホで気軽に相談できるあんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、漢方のプロがあなたに合った漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれる漢方薬のオーダーメイドサービス。
お手頃価格で不調を改善したい方は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。
まとめ
パートナーとのコミュニケーションを大切にしながら、セルフケアをしていくことで、心身ともに満たされた性生活をとり戻していきましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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