４歳になるとほとんどの子どもが幼稚園や保育園へ通うようになります。家庭とは違う環境の中で様々なことを逞しく学んでくる子ども。園生活の緊張を家庭ではやわらげてあげようとついつい手厚い対応になってしまいがちになりませんか。子どもとの駆け引きが難しくなる時期がやってきました。焦らず、親の子への思いを一度整理することも大切かもしれません。
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変化する子育ての悩み事
子育ての悩みは日々尽きません。0歳なら0歳の悩み、1歳、2歳と歳が上がるごとに新たな悩みが…。きっとこれはいつまでも続くのでしょうね。 子育ては、短距離ランナーのような瞬発力よりも、長距離ランナーのような持久力と忍耐力が欠かせません。
まだまだイヤイヤ
よくイヤイヤ期は2歳と言いますが、決して2歳に限ったことではありません。 成長の過程で出てくるイヤイヤは、自我の芽生え、心の成長と喜ぶべきものの対応が大変。ましてや、いろんな知識が付いてくる年齢になるとさらにややこしいことも。
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4歳にもなると、自分でスプーンやフォークを持って上手に食べられるようになります。しかし家では「食べさせて～」と。甘えなのか、本当にそうなのか、実は親を試している？ 「自分で食べてみようよ」と伝えると、自分の思い通りにいかず涙をポロポロ流して泣きながら訴えてきます。始めは親も立ち向かうもののなかなか泣き止まず困り果てて従う羽目に…。その頃にはきっと本人も何に泣いているのかも分からない状態になっているのではないでしょうか。 幼稚園も始まり、園生活と家庭の区物もついてきているので、家ではという気持ちになるのもよく分かりますが。ごはんの時間に限らず、日常のこんなやりとりの終着地点をどうするか、日々悩むことが多いのではないでしょうか。
買わないと決めたら、絶対に買わない 買わない理由があって、買わないと心に決めている場合は、こどもが大泣きしても買わないようにしてください。買わないと決めていたのに、子どもに大泣きされて仕方なく買ってしまう。このような経験を繰り返すと、子どもの中に「大泣きしたら何でも買ってもらえる」という基準ができてしまいます。 「子どもに泣かれたから買う」のは「子どものため」ではありません。「早く静かにして欲しい」「周りの人に迷惑をかけるのは嫌だ」というような、ママ自身のために買っているのであって、子どものために買っているのではありません。 本当に子どものことを大事に思っているならば、「子どもにとって重要だ」「我が家にとって意味のあることだ」と思うことは、なるべく貫いてください。
お約束をしたのなら、子どもの行動にかかわらず最後まで貫く親の気持ちの強さも時には大切ですね。
ゆっくり時間をかけて語りかけを
4歳と言えども、たくさんの学びを経験し物事を理解する力も備わってきています。 感情が落ち着いた時に、ゆっくり語りかけてみてはいかがでしょう。目を見て、手を触れて伝えることで腑に落ちないなりにも、何かをきっと悟ってくれるはずです。 解決策がはっきりとないのが子育ての難しいところ、でも逆に考えれば解決策は１つではないという解釈もできます。だからこそ、それぞれの親子でのやりとりがとっても大切になるのでは。 私たち親が子を大切に思い、しっかりと考え伝える。一筋縄ではないかない事ばかりですが、心を込めればいつかは理解できるはず。 息詰まった時は、秋の紅葉を眺めながら大きく深呼吸、『今』に捕らわれず消化していきたいですね。
