ようちえん絵本大賞は、「子どもに読み聞かせたい絵本」「お父さん、お母さんに読んでほしい・お勧めしたい絵本」を選考の基準として(公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構・調査広報委員会が過去5年以内に出版された絵本の中から選考を行っているそうです。たくさんの興味深い楽しそうな絵本が選ばれています。是非、読み聞かせの本選びの参考にしてみてください♪
絵本の読み聞かせにはたくさんの効果があるよ
絵本を通じていろんな世界を体験できたりいろんな人の考え方にふれることもできます。子供にとってたくさんの良い効果が期待できますが筆者が読み聞かせをする一番の理由は「親子のコミュニケーション」です。
アメリカでベストセラーとなった『読み聞かせハンドブック』(The Read-Aloud Handbook)を著したトレリースは、「読み聞かせは子どもの興味、情緒的発達、想像力、言語能力を刺激するとし、人間の声は、親が子どもの精神状態を落ち着かせるための最も強力な道具である」とおっしゃられてますし。
息子はもうすぐ6歳になるので、自分で絵本を読むことができます。全然、一人で読んでもらっても構わないのですケド・・。日々忙しくしている中で、息子の相手ばかりはしてあげられなくて話しかけられたことも「うんうん。」と片手間で聞いていたり、「ちょっと待って!あとでね!」と言っていることが多くなってきました。
大きくなって一人遊びの枠も広がってきたし・・ということもあってだんだんとかまってあげる時間も少なくなってきましたよ。なので、図書館に出向き2週間に一度、10冊づつ絵本を借りて、夜、寝かせつける時に読んであげています。
毎晩ではないですよ。寝るのが遅くなった日は「今日は無理!」って我慢させます。早くお布団に入れたら絵本が読めるよ~^^って。ちょっとしたご褒美感も出したりして。
息子も絵本を読んでもらえるというのはとても嬉しいことですよね。「今日は何を読んでもらおうかな!」という絵本に対しての興味、楽しみはもちろんですが、やはりお母さん、お父さんが一緒に布団に入って自分のために本を読んでくれている。一緒に絵本を楽しんでいるというのがとてもうれしいようです。
絵本を読むことで眠くなったりということはないんですよね。お話に入り込んでくるので、逆に目が覚めさめちゃうような^^; 親もついつい引き込まれたり、楽しくなってきたり・・そんな絵本たちの紹介です。
読み聞かせは私にとって親子の特別な時間。私も楽しみなひとときです。
ようちえん絵本大賞 特別賞3作品
■ちがうねん
始終、関西弁で進んでいく物語がリズム感があり、読みやすいし面白い。何もしゃべらない大きな魚ですが、「目は口ほどにものをいう」という感じで小さな魚の関西弁のつぶやきと大きな魚の目の動きの掛け合いが楽しい絵本です。
■いしゃがよい
ファンファンが歌う「ふたりはずっとなかよし」に涙を流すエンさん。心温まる絵本です。私も少し泣いちゃいました。
■きょうはそらにまるいつき
色々な場所で同じ月を見上げ、うれしい気持ちになっている人がいたら、とても素敵な事ですね。そのうれしさは日々の暮らしの中で受け取るささやかなご褒美なのかもしれないですね。
第8回ようちえん絵本大賞
■もう ぬげない
服を脱ごうと悪戦苦闘しながら様々な想像をしたり。結局、一人でできずにお母さんに助けられるという・・子育て中のあるあるの一つなんですけど、じたばたしているかわいいイラストにも笑ってしまいました。忙しいママの気持ちも和む絵本です。
■ごはん
特にストーリーはなく「ごはん図鑑」のよう。食べたことのないごはんを眺めていると、どんな味なのか想像をかきたてられます。これはなんだろうね?どんな味がすると思う?と子どもと話しながら読めます。
■よるのかえりみち
夜を思い思いに過ごす人々を描くおやすみの絵本です。一日が静かに終わる、そんな安堵感と充実感がこの絵本のテーマです。
■ママがおばけになっちゃった!
それが、かんたろうの生きる力となりました。小さい我が子を置いて「おばけ」になってしまったママの気持ちやらかんたろうの気持ちやらを考えると泣けてきたりもしますが・・いろんなことを考えさせられたし、勇気もくれた絵本です。
■まって
お母さんに「まって」と言いますが・・・・最後の男の子の「まって」にきっと癒されるでしょう。
■おひめさまはねむりたくないけれど
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そんなやり取りを繰り返すうちに、ぐっすり眠りに落ちていきます。たまにはお母さんも子供と一緒に寝てしまうのも良いですよね。
■とんでもない
■ぺんぎんたいそう
黄色の背景とペンギンのコントラストも鮮やかで元気になれそうな絵本です。親子一緒にペンギン体操どうですか?
■かわ
その水色はとても美しく、読み物というより眺める絵本です。開いてみるとなかなかすごいですよ。一度手に取ってみてはどうでしょう。
■でてくる でてくる
真夜中の公園に意外な生物が異様な大きさで出現します。この絵本には次に何が出現するか前のページにさりげなくヒントがあります。子供たちはヒントに気づくかな?
■どっちもね
■ドングリ・ドングラ
これは絵本の形をとった荘厳な叙事詩だという。作者の熱い思いを感じてください。結末は何となくわかりますが、迫力があり、子供たちが入り込める絵本です。