ある日の通勤中、目が見えない私が直面した意外なトラブル。
道を歩いていたら突然、手元から白杖が奪われてしまったのです。
そんな絶望的な瞬間、思わぬ救いの手を差し伸べてくれたのは…なんと小学生だったんです。
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私を救った小さなヒーロー
通勤の途中、私はいつものように横断歩道を渡っていました。
目が見えない私にとって、白杖は大切な目になります。
でもその日は、突然の衝撃で手から杖が飛ばされました。
杖を蹴飛ばした彼は、「邪魔だ、どけ!若いのに杖なんか使うな!」と怒鳴りつけてきました。
私は驚きと困惑で何も言えず、ただ謝ることしかできませんでした。
手探りで杖を探していると、「このお姉ちゃんの杖は、僕らの目と同じなんだよ!」という男の子の声が聞こえてきました。
「おじいちゃんでもわかるでしょ?お姉ちゃんに謝ってよ!」
彼は勇敢にもおじいさんに対して正義の声を上げたのです。
「お姉ちゃん大丈夫?杖はここだよ、どうぞ!」
そう言って杖を手渡してくれたのは、もう一人の女の子でした。
この二人の子供は、小学2年生で、下校中に私を助けてくれたのです。
彼らは私の手を取り、安全に横断歩道を渡ってくれました。
そして、周りの人が通報したことでおじいさんは説教されていました…。
子供らは、自分よりも大きい大人に正しい行動を貫いた勇敢で小さなヒーローです。
予期せぬ瞬間に見せる人の優しさと、子供たちの純粋な心がもたらす大きな力を改めて感じることができました。
まとめ
予期せぬ困難に直面した時、私たちの行動がどのような影響を及ぼすかを忘れずにいたいものです。
一人一人の小さな思いやりが、世界をより良い場所にする力になるのではないでしょうか。
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