子供の頃、父との外食を覚えていますか?
熱々のラーメンを前にした父子の時間。
それが何を意味していたのか、大人になって初めて理解できた瞬間は息子のお陰でした。
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息子に気づかされた瞬間
私が幼い頃、父はよく外食に連れて行ってくれました。
その中でもラーメン屋はよく訪れた場所です。
蒸気を上げる大きな鍋からすくい上げられる熱々のラーメンを、父はいつも黙々と食べていました。
父はスープまで飲み干すと、はぁーと言いながら私が食べ終わるのをずっと見ていました。
無言でジッと私を見てくる父に、早く食べないといけないと思った私はいつも焦って食べていたのを良く覚えています。
なので、私は外食に連れていかれるのがすごく苦手でした。
月日は流れ、私も父親となりました。
そしてある日、息子を連れてラーメン屋へ行ったのです。
息子は初めてのラーメン屋で、目を輝かせながら「お父さん、美味しいね!」と言いながら喜んで食べています。
そんな息子を見ていてとても愛おしく、私も幸せを感じました。
しかし、息子が私をじっと見上げて、「なんでジッと見てるの?怒ってるの?」と尋ねられた時、私ははっとしました。
そう!幼い頃、父が私を見つめていたのも、同じような理由だったのでしょう。
亡き父がどんな想いで私を見ていたのか、その時に理解できた気がしました。
「ああ、親父もあの日、俺をこうやって見ていたのか〜」と思えた瞬間、涙がこぼれました。
まとめ
大人になり、親の気持ちを知ることができる瞬間ってありますよね。
親になって子供に対する愛ある行動、それは親にもらった愛の伝達かもしれないですね!
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