夏を筆頭に、気温が高いと気になるのが、生ごみの臭いです。
生ごみは量が多ければ、ゴミ袋を収集場所まで持っていくのも大変!
また、生ごみの約8割は水分とも言われ、そのまま焼却すると水分の蒸発に大量のエネルギーが使われ、廃棄物の燃焼効率が低下してしまうそうです。
そこでおすすめなのが、コンポスト「キエーロ」。
この記事では、生ごみを自宅で処理できる臭わないコンポスト、「キエーロ」についてご紹介します。
画期的なコンポスト「キエーロ」とは?
コンポストと聞くと、生ごみを肥料にするためのもの、畑や家庭菜園をしている人しか使わないもの、と思っていませんか?
実は、家庭菜園をしていなくても、肥料として使う予定がなくても使えるコンポスト、それが「キエーロ」です。
キエーロは、黒土中に含まれるバクテリアの力を利用し生ごみを分解し消滅させる生ごみ処理機です。葉山町発祥で、臭いや虫の発生が少なく投入後堆肥がでないなど手間がかからないことから注目されています。
出典:【公式】湘南二宮町│消滅型生ごみ処理機「キエーロ」の紹介
堆肥が出ないコンポストとは、かなり画期的です。
一般的なコンポストは、分解する過程で臭いが発生したり、分解させるための手間が必要なもの、広い設置場所が必要なものがほとんどです。
でも「キエーロ」はスペースに合わせて簡単にDIYすることができ、設置後は基本的に穴を掘って、生ごみを土とよく混ぜて、乾いた土をかぶせるだけ。
生ごみが出た日にすぐ捨てることができるので、臭いも気にならず、ごみの量も減らせるので嬉しいですよね。
「キエーロ」の特徴はバクテリア
「キエーロ」の特徴は、黒土の中にいるバクテリアが生ごみを分解してくれる点です。
バクテリアを活発にするために必要な日当たりと、風通しの良いベランダや庭があれば、設置が可能。
また、バクテリアが分解してくれるので、土があまり増えず、肥料として使う予定がなくても使い続けることができるんです。
埋めるときに水をかけて混ぜることで、泥状になった黒土を生ごみにコーティングさせ、次に乾いた黒土をかけるので、臭いもなく虫が発生しにくいというメリットもあります。
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「キエーロ」の使い方と注意点
ここからは「キエーロ」の使い方と、いくつかの注意点をご紹介します。
骨や貝殻など分解できないものは、どのコンポストにも共通ですので、そこは通常のゴミ処理と併用してくださいね。
使い方
- キエーロを日当たりと風通しの良い場所に設置する。
- 生ごみを埋める穴を掘り、水をかける。
- 生ごみを泥状になった黒土でコーティングする。
- 乾いた黒土を上からかける。
キエーロの作り方や便利な使い方を解りやすく紹介した、「ふかや村TV Japanese fukaya village」の動画をご紹介します。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
注意点
基本的に、人間が食べられるものは分解されますが、分解されにくいものもあるので注意が必要です。
- 分解されないもの:
動物や魚の骨、貝殻、玉ねぎの外皮、種など
- 分解されにくいもの:
野菜の皮、ごぼう、海藻など
日照時間が少なくなる冬は気温も上がりにくいので、夏場よりは分解速度が遅くなります。
冬場は生ごみを細かく刻んだり、土とよく混ぜたりといった工夫が必要です。
また、虫が発生しないようにするためにも、生ごみと土をよく混ぜてから乾いた土をかけることが重要です。
万が一、虫が発生してしまった場合には、もう一度深く埋めなおすか、石灰窒素をまくという方法もあります。
まとめ
「キエーロ」は、コスパや手間削減の点で、生ごみ処理においてはまさに最強と言えるのではないでしょうか?
生ごみの臭いが気になる方、生ごみ処理に困っている方、ごみの量を減らしたい方には、ぜひ取り入れてほしいアイテムです。
「キエーロ」を設置して、生き物の循環を感じながらエコ生活を始めてみましょう。
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