昭和時代の歌謡曲は、今のコンプライアンス基準ではちょっと危険!?
その歌詞を見ていると、時代背景や価値観の違いを感じずにはいられません。
今回は、そんな昭和の名曲たちの中から、特に今聞くと「これはダメでしょ!」と思わずツッコミを入れたくなる5曲を紹介します。
懐かしい曲もあれば、今だからこそ感じる新鮮な驚きもあるかもしれませんよ。
今聞くとヤバい?昭和の歌謡曲
「関白宣言」さだまさし
さだまさしの「関白宣言」は、昭和を代表する名曲の一つですが、その歌詞は今のコンプライアンス基準ではアウトとされるかもしれません。
「お前を嫁にもらう前に言っておきたいことがある」と始まり、「俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない めしは上手く作れ いつもきれいでいろ」といった一連の命令調のフレーズは、現代のジェンダー平等の視点から見ると非常に問題視される可能性があります。
男性優位の価値観が色濃く反映されているため、現在の若い世代にとっては違和感を覚えるかもしれません。
「セーラー服を脱がさないで」おニャン子クラブ
おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」この曲はそのタイトルからしてセンセーショナルで、未成年の女の子が大人に対して誘惑するような内容です。
「セーラー服を脱がさないで」と繰り返されるフレーズは、現在の視点では児童ポルノまがいの表現として批判されることもあるでしょう。
昭和のアイドル文化を象徴する曲ですが、現代では放送禁止になりかねません。
「カサブランカ・ダンディ」沢田研二
沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」もまた、現在の基準では問題視される歌詞を含んでいます。
「ききわけのない女の頬を一つ二つはりたおして」という歌い出しから始まるフレーズは、今のストーカー規制法やDV防止法の観点から見るとアウトです。
昭和のロマンティックな価値観を反映していますが、現代では違法行為を助長しかねない内容です。
「15の夜」尾崎豊
尾崎豊の「15の夜」は、若者の反抗心と自由への渇望を描いた曲ですが、その歌詞には問題点も。
「校舎の裏 煙草をふかして」「仲間達は今夜家出の計画をたてる とにかくもう学校や家には帰りたくない」「盗んだバイクで走り出す」というフレーズは、明らかに犯罪行為を推奨しているようにも聞こえます。
15歳の少年が家出し、無計画な冒険に出る内容は、当時の若者には共感を呼んだものの、現代のコンプライアンスの視点からは厳しい批判を受ける可能性があります。
「恋の奴隷」奥村チヨ
奥村チヨの「恋の奴隷」は、タイトルからして衝撃的です。
「あなたと逢ったその日から恋の奴隷になりました」「邪魔しないから悪い時はどうぞぶってね」「右と言われりゃ右むいてとても幸せ」といった歌詞、愛する人に尽くすことを美徳とする価値観は、現代では危険な依存関係を助長するとして批判の対象になりかねません。
昭和の恋愛観を象徴するこの曲も、今聴くと多くの問題を含んでいることが分かります。
まとめ
昭和の歌謡曲は、その時代背景や価値観を色濃く反映しているため、現代の視点から見ると様々な問題点が浮かび上がります。
しかし、それらの曲が持つ魅力やメロディーの素晴らしさは変わりません。
時代が変わり、価値観も進化していく中で、これらの曲を改めて聴き直してみると驚きを感じることができるかもしれません。
過去の名曲たちを現代の視点で再評価することは、音楽を楽しむ一つの新しい方法と言えるでしょう。
昭和の歌謡曲を聴きながら、当時の時代背景や価値観を振り返りつつ、是非、皆さんもお気に入りの昭和歌謡を聴き直してみてくださいね。
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