昭和・平成のドラマは時が経ってもなお愛される作品が数多くあります。
しかし、中にはもう一度見たいと思っても再放送も販売もされていない幻のドラマが存在します。
今回は、放送禁止なったドラマとその理由についてご紹介します。
放送禁止になったドラマ
リップ スティック
「リップ スティック」は、少年院の職員・三上博史と、傷害事件で収容された広末涼子の物語です。
暴力が横行する所内や、彼女に惹かれる有明(三上博史)の関係が描かれました。
しかし、この作品が放送禁止となった理由には、多くの暴力シーンが視聴に耐えられないという批判がありました。
また、出演者のいしだ壱成が大麻取締法違反で逮捕されたことも一因とされています。
高校教師
「高校教師」は、教師と生徒の恋愛、同性愛、強姦、近親相姦、自殺など、社会的タブーに挑戦した作品でした。
特に、同性愛や自殺シーンが保護者の反感を買い、放送禁止となりました。
野島伸司の脚本は当時の社会に大きな衝撃を与え、ドラマの歴史に名を刻みました。
ギフト
木村拓哉主演の「ギフト」は、記憶喪失の青年の葛藤を描いたサスペンスドラマです。
しかし、1998年の栃木女性教師刺殺事件の際、犯人がドラマに影響を受けたと供述したため、再放送が中止となりました。
特に、主人公が使用するバタフライナイフのシーンが問題視されました。
季節外れの海岸物語
「季節外れの海岸物語」は、片岡鶴太郎演じる喫茶店マスターとその周囲の恋愛模様を描いた作品です。
しかし、出演者の田代まさしの不祥事以降、再放送が一切行われなくなり、事実上の放送禁止状態となっています。
金田一少年の事件簿
「金田一少年の事件簿」は、堂本剛とともさかりえが出演する人気ドラマですが、一部のエピソードは欠番扱いです。
特に、「異人館村殺人事件」は、島田荘司の「占星術殺人事件」からのトリック流用が問題となり、欠番となりました。
家なき子
「家なき子」は、家庭内暴力に苦しむ少女・相沢すず(安達祐実)の物語で、「同情するなら金をくれ」のセリフが流行しました。
しかし、過激な暴力やいじめのシーンが社会的に問題視され、再放送が難しくなっています。
まとめ
いかがでしたか?視聴していた作品もあるのではないでしょうか?
今回は80年代から90年代の放送禁止になったドラマについて紹介しました。
それぞれの作品には深い背景と社会的な問題が絡んでおり、改めてその影響力の大きさを感じさせられます。
これからも昭和・平成の名作を振り返りながら、新たな視点で楽しんでみてくださいね。
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