トイレでうんちをするとき、子どもが痛がって大泣きをするのはうんちが出口に詰まってすっきり出ないからかもしれません。
そんな辛い便秘や固い便をうまく出してあげる解消法について調べてみました。
トイレが苦痛になる前に対処してあげましょう!
目次
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出そうで出ない!出口で詰まったうんちってとてもつらい…
トイレでうんちをするとき、子どもが顔を真っ赤にして頑張っていたり、出そうなのに出なくて痛さに泣き出してしまうといった経験はありませんか?
便秘は大人でもとても辛いもの。すっきり出すことが出来なければ、子どもも見ているママも辛くてたまらなくなってしまいます。
硬く栓のように詰まってしまったうんちを上手に出す方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
簡単で子どもにとっても負担が少ないものから順を追って説明していきましょう。
1.お尻にシャワーを当てる
最も負担が少なく簡単にできる方法は、子どものお尻にシャワーを当てるやり方です。
シャワーからぬるま湯を出し、子どもが温かいと感じる程度まで温度を上げたら便が詰まっている肛門に直接ゆっくりとお湯を当てていきます。
お尻を温めることによってまずは身体がリラックスし、肛門周りの筋肉を解してくれる効果が期待できます。
筋肉が解れると力が入ってしまったお尻が緩み、痛みを緩和して便を出しやすくしてくれます。 また、肛門付近の便にお湯が当たることで、水分を含んで便が柔らかくなる効果もあります。
直前までうんちが出ていたり、もうすでに少しでも顔を出している場合、便自体が柔らかくなればそこからするんと出てしまうこともありますよ。
この2つの効果を考えると「ウォシュレットでも良いのでは…?」と思われるかもしれません。しかしウォシュレットは大人に合わせて作られたものなので、子どもには水圧が強く痛みを感じてしまう可能性があります。
また、位置の調整が子どもの小さなお尻には難しいという事もあるので、シャワーの方が手軽で簡単ですよ。
子どもの体への負担も少ないので、うんちのつまりに困ったらまずはシャワーを試してみてください。
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2.お尻をお湯につけてほぐしてみる
シャワーを当ててもダメそうなら、次はお尻を直接お湯につけてみましょう。
この時浴槽に入ると汚れてしまう可能性があるので、子どものお尻が入る程度の洗面器や風呂桶などを準備してください。
シャワーの時よりも少しだけ高い温度のお湯に、子どものお尻を軽くマッサージしながらつけてあげます。
シャワーよりも便が柔らかくなりやすく、筋肉の緊張も解れやすいのが特徴です。
お湯を溜めてあげる手間などがかかるので、シャワーでダメだった場合はこの方法を試すと良いでしょう。
3.綿棒で刺激する
シャワーとお湯を使った手段で効果が無かった場合、最後の手段としておすすめしたいのが綿棒を使った方法です。
赤ちゃんに綿棒での浣腸をした経験があるママもいるのではないでしょうか。
同じように幼児にも綿棒を使って便のつまりを取ってあげる方法があります。
まず、皮膚が傷つかないように、ベビーオイルなどを肛門に塗っておきます。
綿棒自体にも同じオイルなどを馴染ませて、肛門の筋肉をくすぐったり先端を1cmほど中に入れたりして肛門を広げていきましょう。
違和感や傷みを感じるとお尻に力が入ってしまうので、あくまで優しく負担を掛けないようにするのがポイントです。
この綿棒を使ったやり方で少し出て来たらシャワーやお湯を使った方法をあわせて行い、それを繰り返すとだいぶ便を出しやすくなるようです。
しっかりとベビーオイルなどで潤滑させて、無理に綿棒を押し込むなど傷を付けないように気を付けて行いましょう。
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それでもダメなら、浣腸を検討しよう
それでも出る気配が無ければ、浣腸を検討しましょう。
ドラッグストアなどでは子ども用の浣腸が販売されています。
大人用とは用法や容量が違うので、必ず確認して購入するようにしてくださいね。
浣腸を初めてする時は、やり方がわからなかったり自分でするのが不安な事もあります。
そのような場合は小児科を受診すると、先生がやり方を教えてくれますよ。
しかし、浣腸はあくまでも最終手段です。
子どもの体への負担も大きいですし、浣腸を使わないとうんちを出せないようになってしまう事もあります。
出来れば浣腸に頼らず解決したいものですね。
トイレが怖くなってしまう前に、出す手伝いをしてあげよう
普段の食生活に気を付けていても、時々硬いうんちに悩まされてしまう事があります。
筆者も子どもがうんちを出し切れずに大泣きしているときはどうしようかと頭を悩ませました。
上で紹介した方法を順番に試すと、かなりの確率でするんと出るようになりますよ!
一度硬いうんちを経験してトイレが怖くなってしまうと、トイレを我慢してまたうんちが硬くなってうまく出せない…という悪循環に陥りがちです。
子どもの体への負担が少ないうちに、大人がきちんとお手伝いしてケアしてあげたいですね。