毎日使っている自分の体には、実は驚くような秘密が隠されています。
例えば、赤ちゃんの骨が大人より多い理由、胃酸が金属さえ溶かす驚異的な力を持っていること。
今回は、そんな意外と知られていない人体の雑学3つを紹介します。
知ったら誰かに話したくなる、人体の秘密
胃酸は金属や骨を溶かす!その驚異的な力
胃酸は、私たちが食べたものを分解する消化の主役です。
その主成分である「塩酸(HCl)pH1–2」という非常に強い酸性を持ちます。
どのくらい強いかというと、金属や骨をも溶かす力があるほどです。
例えば、金属の一部を胃酸に浸すと溶け始めることも。
しかし、驚くべきことに、私たちの胃は自らを溶かさない仕組みを持っています。
それを可能にしているのが、胃の内壁を保護する粘液です。
この粘液は胃酸の攻撃から胃を守り、胃自体が溶けることを防いでいます。
また、胃酸の力は食べ物を分解するだけでなく、食中毒の原因となる細菌やウイルスを殺菌する役割も果たしているのです。
赤ちゃんの骨が大人より多いって本当?
赤ちゃんは約300個の骨を持って生まれますが、大人になるとその数は約206個に減ります。
その理由は、成長に伴う「骨の融合」です。
例えば、赤ちゃんの頭蓋骨は複数の骨が分かれていて、出産時に産道を通りやすくするために柔軟な構造になっています。
しかし成長とともにそれらが徐々に癒合し、頑丈な1つの骨として機能するようになるのです。
また、仙骨(せんこつ)や尾骨(びこつ)といった部分も、赤ちゃんの頃には複数の骨が分かれていますが、大人になると一体化します。
このように、赤ちゃんの骨の多さは成長を支える体の適応の結果です。
さらに、赤ちゃんの骨は柔らかく弾力があるため、転んでも骨折しにくいという特徴も!
この仕組みが進化の中で備わっていることに感心せずにはいられません。
爪は指ごとに伸びるスピードが違う!
人間の爪は、1日に約0.1mm、1か月で約3mm伸びると言われていますが、実は指ごとに伸びる速度が違うことをご存じですか?
最も早く伸びるのは中指で、その次が人差し指です。
理由として、指の長さと血流の量が挙げられます。
長い指ほど血流が多く、栄養が届きやすいため、爪が早く伸びる傾向があるのです。
また、よく使う指は刺激を受ける機会が多く、その刺激が成長を促進するとも考えられます。
一方で、親指や小指は比較的遅いです。
これは、これらの指が短く、血流量も少ないためとされています。
さらに、爪の伸びる速度は季節によっても変化します。
夏は新陳代謝が活発になるため、冬よりも爪が早く伸びるのです。
このように、爪の成長速度には複数の要因が関わってます。
まとめ
人体には、日常では気づきにくいけれど知れば驚くような秘密がたくさんあります。
これらの知識を誰かに話すことで、きっと驚かれるだけでなく、健康や体への興味を持つきっかけにもなるでしょう。
私たちの体にはまだまだ隠された秘密がたくさんあります。
ぜひ、引き続き人体の不思議を探求してみてくださいね!
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