新生活や別れが交差する春、そんな季節にぴったりな昭和の「春うた」は、今聴いても胸がキュッと締めつけられる名曲ばかり。
今回は心に残る切なさや淡い恋を歌った、春に聴きたい昭和の名曲を5つ厳選して紹介します。
どれも繊細な魅力が際立つ名曲で、世代を超えて愛されています♡
なごり雪/イルカ(1975年)

春なのに雪?そんな季節のズレが、恋の終わりと重なる「なごり雪」。
オリジナルは伊勢正三さん(かぐや姫)ですが、イルカさんの柔らかくてどこか儚い歌声によって、多くの人の心に残る名バージョンとなりました。
歌詞の中の「汽車を待つ君の横で僕は 時計を気にしてる」って、時間が経つのが惜しくてたまらない気持ちが伝わってきて、何度聴いても切ないんです。
- 「毎年春の終わりに聴きたくなる。なごり雪って言葉の響きだけで泣きそうになる。」
- 「イルカさんの声がね、やさしいんだけど、心にチクっと刺さるんだよ。恋ってこういうもんだったなぁって思う。」
春一番/キャンディーズ(1976年)

切なさとは対照的に、春の訪れのワクワク感を全開にした名曲が、キャンディーズの「春一番」!
風が吹き始めると、「あっこの曲の季節だ!」って思い出す人も多いのでは?
「雪が溶けて川になって流れて行きます つくしの子がはずかしげに顔を出します」という歌詞が、春のリアルな情景を描きながらも明るくて、元気をもらえる一曲です。
キャンディーズの3人のハーモニーが絶妙で、何年経っても色褪せません。
- 「新生活の朝、聴くとめっちゃ元気出る!よし、頑張ろ!って気持ちになる。」
- 「キャンディーズの歌声って、春の空気みたいに軽やか。明るくなりたいときに聴く曲!」
赤いスイートピー/松田聖子(1982年)

春の恋といえば、やっぱり松田聖子さんの「赤いスイートピー」。
切ないけどポジティブで、可憐だけど芯がある…そんな聖子ちゃんワールドが春の景色にマッチして、胸がときめく一曲です。
「何故あなたが時計をチラッと見るたび 泣きそうな気分になるの?」っていう歌詞、恋する気持ちをこんなに丁寧に表現してるって凄くないですか?
まさに恋に夢中な女の子の気持ちがぎゅっと詰まってます♡
- 「松田聖子の中でも一番好きな曲!春に聴くと、自分も恋したくなる!」
- 「赤いスイートピーのイントロが流れるだけで、桜が舞ってる風景が浮かぶ。名曲ってこういうのだよね。」
卒業/斉藤由貴(1985年)

斉藤由貴さんのデビュー曲「卒業」は、制服姿の彼女が歩く桜並木のイメージが、イントロと同時に頭に浮かびますよね。
この曲はただの卒業ソングにとどまらず、大人になるということに対する戸惑いや、制服を脱いだその先の孤独感まで描いています。
斉藤由貴さんの透明感のある声が、春の空気感にぴったりで、聴くたびに自分の青春時代を思い出してしまいます。
- 「あの透き通った声で卒業って歌われると、なんか泣けてくるんだよね。学生時代に戻りたくなる…」
- 「斉藤由貴の卒業は、自分の初恋を思い出しちゃう。あの淡い感じ、春の夕方にぴったり!」
春なのに/柏原芳恵(1983年)

卒業シーズンにこそ聴きたくなる「春なのに」、作詞作曲は中島みゆきさんで、その世界観が柏原芳恵さんの凛とした歌声にぴったりハマっています。
「春なのにお別れですか 春なのに涙がこぼれます」というフレーズは、誰しも一度は感じたことのある春の悲しみをリアルに描いていて、つい共感してしまいます。
桜が舞う中で涙するシーンが似合う一曲です。
- 「この曲、卒業式で流れてたら号泣する自信ある…。なんか大人になっちゃった感じがして切ないのよ。」
- 「春って嬉しいだけじゃないんだよね。柏原芳恵の『春なのに』はその感情を全部引き出してくれる。」
まとめ
春って、花が咲いてあたたかくなるだけじゃなくて、ちょっと切なくて、ちょっと前向きになれる不思議な季節ですよね。
今回紹介した5曲は、どれもそんな春の感情を絶妙に表現してくれる名曲たちです。
通勤の途中やお花見帰りの電車の中で、ふと聴いてみてください。
昭和の「春歌」が、きっとあなたの心をふわっと包んでくれますよ。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)