え、特定された!?花火大会のSNS投稿で見過ごしがちな落とし穴とは?

え、特定された!?花火大会のSNS投稿で見過ごしがちな落とし穴とは?

夏といえばやっぱり花火大会、あの瞬間の美しさを動画や写真に残して、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokに投稿する人も多いですよね。

でも、その夏の思い出投稿が、もしかすると見知らぬ誰かにあなたの住んでいる場所を特定される手がかりになる可能性があるのです。

え?花火の動画でバレるの?と驚く人もいるかもしれませんが、実際にネット上では花火投稿から特定が進むケースが多発しています。

今回は、花火の投稿に潜むリスクと、その対策方法について紹介します。

スポンサーリンク

花火投稿が危険な3つの理由とは?

花火投稿が危険な3つの理由とは?

まず押さえておきたいのは、花火動画や写真がどのように個人情報のヒントになってしまうのか?です。

以下の3つの要素は特に要注意です。

■1つ目は、音と光のタイムラグ

花火は打ち上げられてから光って、少し遅れて音が聞こえます。

この音の遅れ時間と音速(約340m/秒)を使えば、花火と撮影者との距離が計算できるのです。

たとえば、光ってから3秒後に音が聞こえたとすれば、約1km離れていると推定されます。

■2つ目は、動画に映る背景

撮影者の自宅ベランダからの映像には、周辺の建物、道路、街灯、さらには自宅の階数まで映り込んでしまうことがあります。

スマートフォンの高性能化により、夜でも周囲の細かな特徴が鮮明に映るため、「どの建物の何階か」まで割り出されるリスクがあるのです。

■3つ目は、SNSの投稿情報そのもの

投稿した日時、花火大会名が入ったハッシュタグ、コメント欄でのやり取りなど、あらゆる情報が特定の材料になります。

しかも、最近は瞳の反射や窓ガラスへの映り込みを解析して室内の様子や向きまで特定するケースも報告されています。

つまり、何気ない「夏の思い出」が、気づかないうちにあなたの自宅をさらけ出してしまう危険な手がかりになっているのです。

実際に特定された人たちがいるという現実

SNSに投稿された花火動画や写真が、実際に「特定」に使われたケースは少なくありません。

中には、何気なくベランダから撮影した動画がきっかけで、自宅の場所や階数まで特定されてしまった人もいます。

高性能なスマートフォンのカメラは、夜景でも細部までくっきりと映してしまうため、背景の建物の形状や窓の配置、外灯の位置などから、どの建物なのかどの階なのかが推測されてしまうのです。

また、瞳の反射に映り込んだ風景が分析され、そこから建物名や周辺の看板が特定されるといった事例も報告されています。

実際、「花火動画をアップしたら、同じマンションの住民からSNS経由で連絡が来た」という体験談もあり、自分では予想もしなかった経路から特定されてしまうことがあるのです。

さらに怖いのは、こうした特定行為が悪意のある人物によって行われるとは限らないという点です。

「場所を推測するのが面白い」といった軽い気持ちで分析を楽しむ人たちも存在し、その投稿が匿名掲示板やSNSで広まり、拡散されてしまう危険性もあります。

本人の意思とは無関係に、自宅や行動範囲が大勢の人の目に晒されてしまう、そうしたリスクは誰の身にも起こり得る現実です。

花火投稿を安全に楽しむための4つの対策

こうしたリスクを完全に避けるためには、「投稿しない」ことが一番安全な選択ですが、それではあまりにも窮屈すぎます。

夏の思い出を記録し、共有する楽しさを奪ってしまうのは本末転倒です。

そこで大切になるのが、リスクを把握したうえで、安全に楽しむ方法を知っておくことです。

①撮影場所を工夫すること

ベランダからの撮影は極力避け、できるだけ現地で撮影した動画を使うようにしましょう。

どうしても自宅から撮りたい場合には、建物や周囲の景観がなるべく映り込まないようにアングルを工夫することが重要です。

②投稿のタイミングをずらすこと

リアルタイムでの投稿は、その瞬間の位置情報を公開しているのと同じです。

時間を置いて投稿することで、現在地を読み取られるリスクを軽減できます。

特に「◯◯花火大会なう」などのハッシュタグやコメントは、特定を促す強い手がかりになってしまうため注意が必要です。

③Exif(イグジフ)情報の管理も忘れてはいけません。

スマートフォンやデジカメで撮影した写真には、GPSによる位置情報が自動的に記録されていることがあります。

SNSに投稿する前には、このExif情報を削除するか、位置情報をオフに設定するようにしましょう。

特にX(旧Twitter)やInstagramのように自動的に情報を読み込むSNSでは、確認を怠ると不用意に位置が知られてしまう可能性があります。

④コメント欄でのやり取りにも気を配ること

投稿自体はぼかしていても、「どこで撮ったの?」「うちの近くかも」といったコメントへの返信内容によって、情報が明らかになるケースがあります。

見ているのは友人だけではなく、全く知らない人かもしれないという前提で、発言内容をコントロールすることが重要です。

まとめ

夏の風物詩である花火は、思い出として残したくなるものです。

ですが、その一枚の写真や数十秒の動画が、知らぬ間にあなたの居場所を世界中にさらしてしまうこともあるという事実を、私たちはもっと真剣に受け止めるべきです。

投稿しない、という選択もありですが、正しい知識と意識を持てば、リスクを最小限に抑えてSNSを楽しむことも可能です。

大切なのは、「見せたい気持ち」と「守りたい自分」の両方を意識すること。

この夏の思い出が安全に彩られることを願って…SNSには、ほんの少しの注意を添えて投稿しましょう。

あわせて読みたい|マタイク(mataiku)

【LCラブコスメ】デリケートゾーンケアの『ジャムウ・ハーバルソープ』
・デリケートゾーンのニオイの元・古い角質による黒ずみケア
・LCラブコスメ内で15年連続販売個数No.1
・シリーズ累計販売数はなんと305万個の大ヒット商品

公式|≪TV・雑誌でも話題≫2分に1個売れているニオイ・おりものケア!

え、特定された!?花火大会のSNS投稿で見過ごしがちな落とし穴とは?
最新情報をチェックしよう!