2歳前後から、子供は自分で手を洗えるようになりますがまだまだ洗い残しが多いはずです。普段は、パパやママが一緒に洗ってあげているのではないですか？ 幼稚園や保育園など、親が一緒にいない場所では、どうしても自分自身で上手に手洗いをする必要があります。 『子供に上手な手洗いを教える』という意味でも、まずはママが手洗い上手になりましょう。
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上手な手洗いで、予防できるものとは？
呼吸器感染症でも手指を介した接触感染が主な感染経路 感染症において、ウイルスや菌に接触して起こる「接触感染」が非常に大きな割合を占めることは、意外に知られていない事実です。 人の生活は手を使うことが基本なので、ウイルスや菌が付着したタオルに触れた手で、口元や鼻をこするという形での接触感染は相当多いと考えられます。 積極的な手洗いで呼吸器疾患や下痢疾患の発症率が大きく減少したという調査報告からも、手指を介した「接触感染」が、主な感染経路であることがわかります。
風邪だけでなく
•インフルエンザウイルスは、ドアノブなどの環境表面で2～8時間程度生存でき、手が感染原因となる可能性が指摘されています。 •サルモネラ菌、ブドウ球菌、病原性大腸菌(O-157など)、ノロウイルスなどによる食中毒は、主に手の汚染によって引き起こされることが知られています。 •院内感染を引き起こす代表的な菌「MRSA」も、手を介してどんどん感染が広まっていきます。
上記のような、専門家の見解からもわかるように、手洗いというのは私たちの健康にとって非常に重要な役割を果たしているのです。 毎日一緒に過ごしている家族ですから、だれか一人が感染すると家族内で次々と広がってしまうというのはよくある話です。子供達だけでなく、大人もしっかりと手洗いをすることが大切です。 手には、目に見えないだけで非常に多くの細菌や汚れが付着しています。これから説明する「手洗いの基本」をおさらいして、元気な家族を守っていきましょう。
大人でも意外とできてない『手洗いの基本』
30秒の目安 実際に30秒間手を洗うと、長いと感じるかもしれません。目安は、ハッピーバースデーを2回歌うくらいの長さです。好きな歌を歌いながら、”徹底！手洗い”を実践しましょう。
①装飾品は外しましょう。
これは、大人の方に言えることですが「時計」「ブレスレット」「指輪」などの装飾品は必ず外してから手洗いをしましょう。 結婚指輪などは付けっぱなしにしているという方が多いですが、指輪の内側や指輪が接している部分は洗い残しの原因となります。
②はじめは流水で予洗いを
汚れがひどい場合や、手に雑菌が大量に付着している場合などは流水で予洗いをすることをおススメします。 それによりある程度の汚れ・雑菌が洗い流される効果に加えて、ハンドソープを付けた時に泡立ちが良くなるという効果もあります。 泥遊びや砂遊びをした子供の手を洗う際は、少し水で洗ってから石鹸を付けるという風に教えると良いでしょう。
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③石鹸を付けてしっかりと洗う
●手のひらを広げて合わせ、よくこすり洗いをする。 ●手の甲を伸ばすようにして反対の手を使って洗う。 ●片方の手の平をつかってこするように指先・爪の先を洗う。 ●両手の指を組むようにして指と指の間を丁寧に洗う。 ●片方の手を使って、親指と親指の付け根をねじるようにして洗う。 ●手首もしっかりと洗う。 ●流水でしっかりと洗い流す 泡がなくなるまでではなく、洗うようにして全体を流す。
ハンドソープも、子供が使いやすいものを
お値段からすると、一番コスパがいいのは「石鹸」次いで「液体タイプのハンドソープ」となっていて、「泡のハンドソープ」はどうしても比べてしまうと高く感じてしまいます。 しかし、今現在幼稚園や保育園・動物園や子育て支援施設などで一番使われているのが「泡タイプ」なのです。 これは、上手に泡立てることができない子供でも、しっかりと汚れや雑菌を洗うことができるためです。子供が液体タイプや石鹸をつかうと、しっかりと泡立つ前に洗い流してしまうことが非常に多いのです。 その点、最初からきめの細かい泡で出てくるタイプであればしっかりと爪の間や手のしわの間などの汚れもキャッチしてくれます。 小学生くらいまでは、泡タイプを使うことをおススメします。
おすすめのハンドソープ10選
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しっかりと教えてあげましょう
いつもいつも親と一緒に手を洗うわけではありません。ましてや、園や学校など友人とワイワイしている状況で「教えられた通り丁寧に」と律儀に手を洗える子供はほとんどいないでしょう。親がいない場面では、どうしても手抜きな手洗いになってしまいます。 普段から丁寧な手洗い方法をすることが習慣となっていれば、ワイワイと楽しい環境で親の目がない場所であってもある程度はきちんと手が洗えるはずです（笑 風邪などの感染症や、汚れからくる病気などを予防する1番の手段は「手洗い」です。まずは大人がしっかりとした手洗いを学び、子供に教えてあげてください。 毎日の習慣になれば、1歳や2歳の子でもしっかりと手を洗えるようになりますよ。
