恋人や配偶者との関係が長くなると、何らかの理由で「セックスレス」になるケースがあります。
一夜や数日の問題ではなく、長期にわたるセックスレスは男女ともに深刻な悩みの種となることが多いです。
セックスレス問題は、自分たちだけの問題ではないと理解し、共に解決策を探していきましょう。
セックスレスあるある男女の本音
セックスレスの悩み
「あのさ、最近、夫とセックスしなくなっちゃったのよ。
もう何ヶ月も…。
彼が帰宅しても、私はただ子育てと家事に追われて、疲れて寝てしまうばかり。
それに、私たちの会話もだんだん少なくなってきたみたいで、何を話すべきかさえ分からないの。
ただ単に体力がないだけじゃなくて、何となく心の距離を感じていて…。
このままじゃダメなのはわかってるけど、どうしたらいいのかわからないわ…。」
セックスレスの基準とは?
セックスレスの定義についてはさまざまな意見がありますが、よく引用されるのは「1ヶ月以上性交渉がない状態」や「年に1度も性行為を行っていない状態」です。
ただし、これらの基準はあくまで目安であり、人それぞれの状況によります。
あなたが週に何回もパートナーと性的な関係を持つことが通常であれば、それが突如としてなくなると、あなた自身がセックスレスだと感じるかもしれません。
逆に、もともと月に1回程度のペースだった場合は、それが2ヶ月、3ヶ月と伸びて初めてセックスレスと感じるかもしれません。
大切なのは、あなた自身が性的な関係の頻度に不満を感じているか、それがあなたやパートナーの幸せを阻害しているかどうかです。
それが「レスの基準」になるのです。
セックスレスが問題となるかどうかは、それがあなたやパートナーの生活や関係性にどの程度影響を及ぼしているかによります。
よって、セックスレスを問題視するかどうかは、あなた自身の感じ方次第なのです。
セックスレスあるある【男性編】
- 趣味への没頭
男性がセックスレスになる一つの原因は趣味への没頭です。
それがゲームであれスポーツであれ、趣味が生活の中心になると、パートナーとの性的な関係をおろそかにすることがあります。 - パートナーへの「飽き」
長期間同じパートナーと過ごすと、新鮮さが失われ、興奮度が減退することがあります。
これは男性の生物学的な特性とも関連しています。
しかし、「飽き」が来たからといって、それが愛情が薄れたわけではありません。
新たな刺激を取り入れたり、デートのような時間を再度作ることで、関係性をリフレッシュすることも可能です。 - エロティシズムの喪失
恋愛の初期段階では、新鮮さや未知の魅力が性的な興奮を引き立てます。
しかし、長い間一緒にいると、日々の生活の中でそのエロティシズムが薄れてしまうことがあります。 - パートナーとのコミュニケーション不足
男性はしばしば自分の感情や思考を言葉にすることが難しいと感じるかもしれません。
これは、パートナーとの深い絆を損なう可能性があります。
性的な欲求は物理的なものだけでなく、感情的なつながりからも生じます。
コミュニケーションが欠如すれば、自然とセックスレスにつながることもあります。 - 生活環境やリズムの変化
転職や引っ越し、子どもの誕生など、生活の大きな変化はストレスを生じさせます。
これらは、自分自身だけでなくパートナーとの関係性にも影響を及ぼし、性生活のリズムを狂わせる可能性があります。
セックスレスあるある【女性編】
- 子育てや家事による疲労感
子育てや家事による疲労は、女性に大きなストレスを与えます。
特に、小さい子どもがいるときや、仕事と家庭の両立を求められるときには、体力的、精神的に余裕がなくなりがちです。
心身ともに疲れ切ってしまうと、性欲は自然と低下します。 - 自己の体への否定感
自己の体像に対する否定感やコンプレックスは、女性にとって性欲の大きな障害になることがあります。
ダイエットがうまくいかない、産後の体形の変化などが影響します。 - ホルモンバランスの乱れや更年期障害
女性は生理周期や出産、更年期など、生涯を通じてホルモンバランスの変化を経験します。
これらの変化は性欲に大きな影響を与え、セックスレスにつながることがあります。 - パートナーとの関係性
恋愛感情が薄れたり、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかないと、自然と性行為への興味も薄れます。
女性は感情の結びつきと性的な興奮を密接に結びつける傾向があります。 - セックスの不満
セックス自体に満足していない、つまり性的な満足感やオーガズムを得られていない場合、性欲が次第に失われることがあります。
以上のように、セックスレスになる原因は様々です。
これらが全て当てはまるわけではなく、またこれだけが原因とは限りません。
大切なのは、パートナーとのオープンなコミュニケーションが深めることです。
まとめ
セックスレスは一人で悩むことではなく、理解し合い、対策を共に考えることが大切です。
原因が何であれ、最も重要なのはお互いの気持ちを理解し、受け入れ、改善することです。
そうすることで、健康的なパートナーシップを維持し、さらなる深みをもたらすことができるでしょう。
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