3・4ヶ月検診が終わったらそろそろ離乳食が近づいてきて新米ママは特にソワソワしてくるころですね。
今まで母乳、ミルクだけのお世話から”食事”をする我が子へ。
一気に人間らしく、成長を感じる時期でもあります。
一緒に食卓に並ぶワクワクな反面、アレルギー反応が出ないか順調に離乳ができるかプレッシャーも感じるでしょう。
なにが正しいのかわからないと、漠然と不安だけが募ったまま我が子は5ヶ月になりそう・・・
ネットで検索したり、周りの人が教えてくれたり知識ばかりで、頭でっかちでなっていないでしょうか?
その知識、根拠はしっかりあるでしょうか?
あれこれ詰め込む前に、今の時代の抑えておくべきポイントを最低限まとめましたので、ぜひ参考にしてください。
いつからスタートさせよう!離乳の開始時期の目安
3・4ヶ月から離乳の準備をはじめましょうという指導があった時期もありましたが、最近は”5ヶ月以降から”が相場のようです。
アメリカ小児学会は6ヶ月以降を勧めています。
開始時期だけでもいろんな意見がありますね。
では一体うちの子はいつがいいのだろうか…と悩む方もいると思います。
開始時期については、子供の発達に伴う行動の変化によって決めれば良いと思います。
その理由として、乳児は4〜5ヶ月で目・手・口の強調運動が始まり、5〜6ヶ月で手を出して物を取るようになります。
この時期くらいから大人の食べ物に興味を示し、さらに手を出して食べようとします。
付け加えるならば、なんでも口に持っていこうとします。
まさにこの時期が母乳、ミルク以外の固形物を食べ始める時期と言えます。
発育が順調であれば、マニュアルに合わせて欲しがる子に我慢させたり、嫌がって受け付けないのに無理にすすめる必要もないと思います。
それは、離乳食の回数や内容についても言えることではないでしょうか。
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離乳食を始める準備”果汁”
離乳の準備として”果汁”を推奨されることがあります。
理由としては、『味に慣れるなど』と説明を聞きませんでしたか?
一見、正当な理由らしく聞こえがいいのですが、甘味という点で難点があります。
母乳に含まれている乳糖の淡い甘みと同じにするには、一般の果汁は6倍に薄める必要があるのです。
天然の果汁を薄めて甘味の練習としても、それを離乳の最初に選択する理由は正直見つかりません。
同じく、お風呂上がりに”水分補給として”果汁や湯冷ましを与えることついても、勘違いがあります。
母乳もミルクも約88%が水分。
授乳が充分でおしっこもしっかり出ている子の場合、水分補給の目的でわざわざ湯冷ましをあげる理由は少し考え難いです。
アメリカの小児学会の勧告では、『生後6ヶ月までは水・果汁・そのほかの食物を与える必要性は見当たらない』とあります。
牛乳を飲む子が大きくなるは迷信!
現代の離乳の基本では、牛乳は1歳前には与えないと改定されました。
主な理由は、母乳に比べて蛋白質が多く乳児の負担になる、離乳の遅れを招く可能性がある、などです。
また、カルシウムが多いのは一見良い点に見えますが、カルシウムは鉄の吸収を妨げます。
離乳期や1歳以降でも水の代わりに牛乳を飲み、栄養を牛乳に頼ってしまうと、たちまち鉄分欠乏症に陥る可能性も考えられます。
幼児期までに鉄不足が続くと精神面や運動面の発達の遅れが出てしまうこともあるようです。
離乳食の調理にも、牛乳や乳製品を使用する代わりに、育児用ミルクを使用する工夫をしてあげましょう。
フォローアップミルクってなに?みんな必要なの?
結論から言いますと、フォローアップミルクは、離乳が順調に進んでいる子には全くといっていいほど必要ないと思われます。
フォローアップミルクとは、なんらかの理由で離乳が順調にいかない子の補助食品として開発された物です。
9ヶ月になったら普通のミルクからフォローアップミルクに変えなければ、いうことはありません。
育児用のミルクとは全く別のものですので、牛乳と同様、タンパク質など多くの栄養素を含むため、かえって離乳の妨げになることもあります。
母乳、普通のミルクで離乳を完了させてあげるのがスムーズな流れだと思います。
では、フォローアップミルクの使い道は?というと、離乳が完了し、1〜3歳くらいまでの牛乳の代替品としての存在理由があります。
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まとめ
いろんな情報が飛び交い、なにが正しいのか悩めるママは本当に多いです。
初めて育児なら尚更です。
しかし正解が少ないのが育児。
困ったら主治医に聞いたり、地域の保健師さんやコミュニテイをうまく使うと安心するでしょう。
栄養不足だった大昔と違い、今は必要であれば育児用ミルクを使って充分に赤ちゃんに栄養を与えられます。
母乳には人工乳が逆立ちしても敵わない利点がたくさんあります。
蛇足になってしまいますが、人間の乳を止めてまで牛の乳を飲む必要はないような気がしますね…。
その国、その地域の文化や独自の方法などあることは確かですし、頭から否定するわけではありません。
しかし人間として共通の必須要素や、やってはいけないことはあるはずです。
ポイントは抑えて、怖がらずに可愛い我が子と食事を楽しんでくださいね。
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