「妊娠」は実は簡単な様でとっても奇跡的な神様からのプレゼント。
何か一つでもタイミングがズレてしまうと成立しません。
赤ちゃんが誕生するまでの神秘のお話です。
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はじめに
妊娠は誰でも手に入れられる幸せではありません。
妊娠には長い長い旅があるのです。
「赤ちゃんがほしい」と思い始めてからは生理が来る度に気持ちが落胆してしまった私。
妊娠することが大変なことだなんて考えてもみませんでした。
生理周期も安定してるし何で?と妊娠の仕組みをよく知りもしないで気持ちだけが焦っていたのです。
赤ちゃんを迎えるだけの器量もまだまだ未熟だったのかもしれません。
妊娠
妊娠する為には当然ですが男性の「精子」と女性の「卵子」が必要です。
二つの出会い無くしては妊娠は絶対にあり得ません。
ですが二つが出会っているのに妊娠しないことは多々ありますよね。
妊娠するときとしないときの違いって何でしょうか。
女性の生理周期は一般的に25周期~38周期くらいと言われています。
生理の始まった日から数えおよそ15日前後に、毎月左右順番に卵巣から卵子がポンっと送り出されます。
ですが卵管采で卵子が待機出来るのはたったの24時間。
その間に精子と巡り会えなくてはその月も妊娠の可能性は無くなってしまうのです。
子宮に送り込まれた精子にはとても大変で長い人生を賭けた競争が始まります。
一度に1億以上の精子が一斉に卵子に向かいスタートするわけですが、途中で力尽きて死んでしまったり、道に迷ったり、また女性の体からすると「異物」と判断し免疫部隊が出動して精子をやっつけてしまうのです。
そんな困難を乗り越え卵子に向かって走るのです。
精子の寿命は3日から5日くらいとされていてその間にに卵子と出会えなければ妊娠と言う奇跡にはたどり着かないのです。
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受精したら?
競争の末卵子の元には250程の精子がたどり着くことが出来ると言われています。
ですがすぐに卵子の中に入れてもらえる訳ではありません。
卵子の周りは厳重なバリアがしてあり、そこを精子がつついて溶かして行き侵入ルートを作るのです。
大変な作業ですし、精子が入った瞬間に卵子には受精膜が作られ、もう何人たりとも入れなくなってしまうのです。
我先にときっと必死に違いありません。
だってここで勝たなくては後は力尽きて息絶えるのを待つことしかなくなってしまうのですから。
『まさに命がけの戦いですね。』
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旅は奇跡の連続
たった一つの卵子の中に入ることが許された精子。
その二つは細胞分裂を繰り返しながらゆっくり、ゆっくり子宮の内膜に出来たフワフワベットに向かって進み始めます。
途中受精卵が卵管など別の場所に着床してしまうことを「子宮外妊娠」と呼び、この場合は妊娠の継続が難しく、手術をしたり自然に流産してしまいます。
受精卵になってもまだまだそこがゴールではないんですね。
一週間ほどかけて無事子宮に到着し、フワフワベットにしっかり腰をかけると着床。
それで初めて妊娠したことになるのです。
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まとめ
自分が妊娠について考えるまで、命がこんな奇跡の連続から成り立ってるとは思いもしませんでした。
自分もこんな過酷なレースの勝者なのだと思うと何だか誇らしく思いますし、命の重みを感じます。
卵子や精子の寿命を考えるとタイミングはとても大切です。
生理周期や基礎体温で自分をよく知ることが妊娠への近道なのだと思います。