なんか雨降りそう…空を見なくても、匂いで雨を察知できる人っていますよね?実はこの感覚、単なる思い込みではなく、科学的にも説明できる現象だといわれています。
最近SNSでは、雨の匂いが分かる人は感覚が鋭い説が話題になっており、「直感が当たりやすい」「人の違和感にも敏感」という共感の声も多く見られているのです。
雨の匂いの正体「ペトリコール」とは?
まず知っておきたいのが、雨そのものには匂いがないということです。
では、人が感じている雨の匂いとは何なのか?その代表的な存在が「ペトリコール」です。
ペトリコールとは、雨が地面に降ることで、乾燥していた植物由来の油分や土壌成分が空気中へ放出されることで生まれる独特な香りのことで、1964年に科学者によって命名された言葉は、ギリシャ語の石と神の血が語源になっています。
また、土壌の中に存在する、ストレプトマイセス属という細菌が生成するゲオスミンという成分も、雨の匂いの大きな要因で、土っぽい匂い、少しカビっぽい匂いと言われる感覚は、このゲオスミンによるものだとされています。
しかも人間の鼻は、このゲオスミンに対してかなり敏感だそうです。
サメが血の匂いを嗅ぎ分ける能力以上とまで表現されており、人間が本能的に雨の気配を察知できる理由の一つだとも考えられています。
感覚が鋭い人に共感続出…梅雨時期に増える空気の違和感
最近SNSでは、「雨の匂いが分かる人って感受性強い人多い気がする」という声も増えています。
実際、空気の変化や人の違和感に敏感な人ほど、雨の気配にも気づきやすいという意見は少なくありません。
もちろん科学的に、雨の匂いが分かる=直感が鋭いと証明されているわけではないですが、嗅覚には個人差が大きく五感が敏感な人ほど、小さな環境変化を察知しやすいのは事実だと言われています。
また、嗅覚は記憶や感情とも強く結びついており、特定の匂いを嗅いだ瞬間に昔の思い出が蘇る現象は「プルースト効果」と呼ばれ、雨の匂いもその代表例です。
これからの梅雨シーズンは、湿気や低気圧で気分が落ち込みやすい時期でもありますが、一方で雨の日ならではの匂いや空気感に癒やしを感じる人も少なくありません。
最近では雨音動画や雨の日カフェが人気を集めるなど、雨そのものを楽しむ文化も広がっています。
普段は何気なく感じている空気の変化ですが、実はそこには人間の本能的な感覚や、科学的な理由が隠されているのかもしれません。
まとめ
これから梅雨に入る季節、もし雨が降る前にあの独特な匂いを感じたら、少しだけ立ち止まって空気を感じてみるのも面白いかもしれませんね。
普段見過ごしている自然のサインに気づけるだけで、雨の日の見え方も少し変わってくるはずです。
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