若者向けSNSとして急速に広まった「BeReal.(ビーリアル)」ですが、最近では「正直何が楽しいのか分からない」という声も増えています。
Instagramのような映えでもなく、Xのような匿名性の高い本音投稿でもない独特な文化に、同じZ世代の若者ですら戸惑っているようです。
さらに近年は、西日本シティ銀行の投稿問題をはじめ、企業や学校での炎上騒動の発端としてBeReal.が注目されるケースも増加、なぜここまで流行したのか?BeReal.が映し出した現代SNS文化の変化とは…。
BeReal.(ビーリアル)リアル共有が若者文化になった時代
BeReal.最大の特徴は、1日1回ランダムな時間に届く通知です。
通知が来ると、数分以内に写真を撮影・投稿する必要があり、その瞬間のリアルな日常を友人同士で共有します。
今どこにいてどんな顔をしているのか、この盛らないSNSというコンセプトが、Instagram疲れを感じていた若者たちに刺さったと言われています
Instagramでは、キラキラした人生を演出する投稿が多く、他人と比較して疲れてしまう人も少なくありませんが、BeReal.では基本的に普通の日常しか投稿されません。
学校、バイト、家でゴロゴロ、移動中、コンビニなど、むしろ地味であることが普通で、「無理して盛らなくていい」「ありのままでいられる」という安心感につながっていると言われています。
しかし、その一方で「急に通知が来るのが面倒」「なんでリアルを強制共有しなきゃいけないの?」と感じる若者も増えており、Z世代の中でも、BeReal.は理解できないという声は少なくありません。
炎上の発端になるリアル共有SNSの危うさ
最近では、BeReal.が炎上騒動の原因になるケースも増えています。
特に大きな話題となったのが、西日本シティ銀行で発生した投稿問題で、行員が支店内を撮影した画像や動画をBeReal.へ投稿し、顧客情報や業務端末などが映り込んでいたことで大炎上しました。
問題なのは、こうしたケースの多くが悪意なく行われている点です。
昔の炎上は悪ふざけ動画が中心でしたが、現在は何気ない日常共有が炎上へ発展する時代になっています。
つまり、BeReal.は単なる若者向けSNSではなく、リアルを共有しすぎる時代を象徴するアプリとも言えるでしょう。
まとめ
映え文化からリアル共有文化へ移行した今、次に求められるのは、どこまで共有するべきなのか?という距離感なのかもしれません。
BeReal.ブームは、現代人のSNS疲れと承認欲求、その両方を映し出しているようにも見えます。
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