生後間もない我が子が突然の発熱、そしてどんどん熱が高くなってくると、パパママは驚き慌ててしまうのではないでしょうか?もしかしたら我が子の人生初の発熱かもしれません。発熱の時点で病院へ行くかと思いますので、発疹は出ていないかも。突発性発疹の原因と、どのような症状が出るのか?を調べまとめてみました。
突発性発疹とは?
感染した子は、生後6ヶ月頃から1歳になるまでの間に発症し、生後1歳未満の乳児が全体の70%程度を占めると言われています。
まれなケースで、1歳を過ぎて発症することもあり、遅くても2歳〜3歳までには発症することが多いです。
また、感染しない子もいます。乳児が全員かかるわけではありません。
原因は?
一度感染すれば2度とかかることはないのですが、「ヒトヘルペスウイルス7型」も突発性発疹のような症状を引き起こすので、6型と7型にそれぞれ1回ずつ計2回感染する可能性もあります。
ヒトヘルペスウイルス属は一度感染すると一生体内に残っているので、ヒトヘルペスウイルスを保有する家族を含めた成人から、赤ちゃんへと飛沫感染・経口感染するのが主な感染経路だと考えられています。
赤ちゃんは生後3ヶ月頃までは、ママからもらった免疫のおかげでウイルス性の感染症から守られています。しかし、だんだんと免疫が薄れて生後6ヶ月を過ぎた頃には免疫の力が弱まっています。赤ちゃん自身の免疫が本格的に機能し始めるのが1歳頃なので、ちょうどこのタイミングでヒトヘルペスウイルスに感染してしまう可能性が高まるのです。
ただし、感染しても典型的な症状が現れる子は半数ほどで、気づかないうちに感染が終わっていた、ということも多いようです。
どんな症状が出るの?
咳や鼻水などはなく、高熱のわりに元気であることも特徴のひとつです。
発疹はあまりかゆみを伴わず、2~3日くらいで次第に引いて跡が残ることはないので安心してくださいね。ただ、赤ちゃんの脳はまだ未熟で、高熱のストレスにより熱性けいれんを起こす場合もあります。そのほとんどは数分以内に止まり、命にかかわるものではないので慌てずに様子をみましょう。
ちなみに、元気で機嫌がよい子もいますが、多くの赤ちゃんは不快な症状への違和感で機嫌が悪くなります。発疹がおさまるまでは機嫌が悪い状態が続きますが、発疹がひいてしまえば機嫌もケロッと治っている場合がほとんどです。
慌てずに!赤ちゃんの高熱「突発性発疹」の対処法のポイント! – マタイク
うつるの?登園はできるの?
ズバリうつります!
突発性発疹は発症の原因がウイルスによるものなので、感染力は弱いですが、うつる病気の一つです。特に、発熱中は免疫力の弱い子供にうつることもあるため、保育園などへの登園は控えるようにしましょう。
登園の目安としては、厚生労働省のガイドラインによると「解熱後1日以上経過して全身症状が良い」こととなっています。
もちろん園によっても方針が異なりますので、医師の判断を元に、保育園の先生とも相談してください。
我が子の経験談
急に39度の発熱があり、最初は産院にかかりました。
次の日の夜、40.3度!!私の人生の中で目にした一番高い体温計の表示です。
とても驚きました。驚いてオロオロして、夫と共に”夜間救急外来”に息子を連れて行った記憶があります。
その2日後には発熱は治まりつつも、発疹が出始め、発疹が消えたのは、そのまた2日後でした。
咳が出たり、鼻水が出ることはありませんでした。
ただただ高熱→発疹でした。機嫌は多少悪かったと思います。
食欲(離乳食)は、さすがに高熱のときは、バクバクは食べません。母乳で水分を補っていましたね。
小児救急でんわ相談 #8000
そんなときは、どうか電話で相談できる窓口があることを覚えておいてください。
小児救急でんわ相談 #8000
救急で病院に連れて行ったほうが良いのか判断に悩むときに、小児科医師・看護師に相談をすることができるものです。お子さんの症状に応じた適切な対処の仕方をアドバイスしてくれます。
全国道一の短縮番号「#8000」に電話をかけると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。
47都道府県に設置されています。
平日は19時~翌朝8時、土日祝も対応しているところがほとんどです。
(※自治体によって時間は異なりますので、一度ご確認ください)
判断に苦しむときは、迷わずこちらへ電話をかけてみてください。
小児救急電話相談事業(#8000)について |厚生労働省
都道府県ごとに実施内容が書かれた一覧表を見ることができます。